先週水曜に、パーフェクトデイズという映画をU-NEXTで観てきました。
ウメハラさんが、配信でお悩み相談をしていた時に勧めていた作品。昨年のほぼ今頃に公開されました。
主人公の暮らしは、質素そのもの。
アパートはオンボロ。起きて身支度して、カセットテープで曲を聴きながら、仕事で渋谷区各地のトイレ掃除をして周り、終わったら銭湯で体を洗い、飲食店で簡単に食事を済ませ、帰ってきたら寝る。その繰り返し。
その中での趣味といえるのは、木々の写真を撮ったり、持ち帰った木の芽を自室で育てたり、寝る前に文庫本を読んだり。
側から見れば地味に見えても、本人はすごく楽しそうでした

観ていて「こういう生き方もいいなぁ」って思えました。
一見地味な生き方でも、本人が楽しいと思えるなら、一つ一つの小さな変化を喜べるなら、大金持ちだとかチヤホヤされるとかなんてのが、いい意味でどうでもよくなってくる気がします。
お金があると時間が縛られる、という言葉をどこかで聞いたことがありますが、その通りかもしれません。
また、これはウメハラさんが配信で人生相談をしていた時も思っていましたが、「当たり前のようなことは当たり前ではない」んだなぁとも。
世にはやりたいことがあってもできない人がいる。うつだとか、統合失調症だとか、体が弱かったりだとか、本当の愛を知らなかったりだとか・・・。
私だって、パニック発作の処置が遅れてたら、何かしらの精神疾患を負って、やっていたことができなくなる可能性だってあった。
そんな時に、当たり前だと思っていたことや小さな変化に幸せを感じられるかじっくり考えていくとともに、またはもしそうなった時の為に、その視点をできるようにしていきたいですね。