三島 貞雄 著

"色々な色の存在"より一部抜粋



日本に伝わる三大赤い物の
中の1つが、このポストである。

ポストとは一般的に
とっても赤く、ペンキなどで
赤く塗られている場合が多い。

またポストは赤いボディーが
記憶に残る赤を基調とした
デザインが印象深い。

そのポストであるが、
なんと街中で異才を放つ
そのルックスは目を疑うほど
全体が真っ赤であるから
驚きである。

さらには手紙を投函する者に
自分の存在をアピールする
つもりなのであろうか?
その見た目は血液を思いださせる
ような赤い色をしている。

しかしこれだけではない。
そう、赤いのだ。
ポストというものは。

まあ、それだけなら
まだ救いようはある。
しかし、全身に真っ赤な
スーツを纏っているのだから
かける言葉も見つからない。

ただ赤いのだった。

その艶やかな見た目は
どこからやってきているのか?
そんな疑問と同時に答えはでた。
ポストは赤いのだ。
ほぼ全ての部位が。

いや!まだ安心するのはまだ早い。
ポストの持つ全ての要素を
ひっくるめても、まだ赤い。

にしてもだ。まだトマトなら
理解するのは容易だ。
綺麗な色をしている。
しかし、手紙を集めるそれが
赤い色をしているのだから
日本には驚かされてしまう。

俺は赤がそんなに好きじゃない。
赤ちゃんの持つポテンシャル。
それは無限。限りを知らない。

それは君の心が赤いのだから。