みなさん、こんにちは〜!
今日ご紹介するのは、
「マドラー入れ」です!
微細運動の発達段階で、
前回、前々回と、
「視る」→「つまむ」→「入れる」
の動作に関する説明を
重ねてきましたが、
マドラー入れが
「入れる」の動作に関わる
微細運動の最終段階です
「お金入れ」や、「モール入れ」は、
操作するもの(お金、モール)に対して、
入れていくものの大きさが
少なからず多少は大きかったですよね?
しかし、「マドラー入れ」に関しては
1mmたりともズレては
入らないほどピッタリです!
そのため、
しっかりと「視る」
ものの大きさを[認知]し「つまむ」
対象物を「操作する(入れる)」の
1連が、全てきちんとできないと
クリア出来ない課題です!
これを、
「目と手の協応」といいます!
マドラーは、
3色のテープを貼って
色分けされています!
これは、飾りではなく
色ごとにレベルか変わるよう
設定されています\(^o^)/
第1ステップとして、
緑色からスタートしていきます!
何が異なるのかと言うと、
穴への引っかかっりの
強さが変わっています
緑は、ほとんど引っかかりのないよう
設定されているため、
入れることができます🏻🏻
次にピンクのマドラーへ
ステップアップしていきます
ピンクは、緑に比べ若干の引っかかりがあります!!
その時に、3指を使って、つまむ力でギュッと差し込み、
最後に親指の腹を使って押し込む、
といった流れをお子さんに
見つけていってもらうことが
達成目標になります!
そして、水色のマドラーが
最後のステップです!
引っかかりがとても強いので、
押し込む力が必要となります!
3指の力、押し込む力自体が弱いお子さんには
ピンク色のマドラーで練習を重ねることで、
指のトレーニングを何度か重ねて
いくといいでしょう!٩( 'ω' )و
もちろん!
「マドラー入れ」も
横向き→縦向きへ移行します
重複しますが、
横向きに入れる動作は
手首のひねりを必要とせず
比較的操作しやすいですが、
縦向きになると、
手首のひねりが入っていくので
操作が難しくなります
「マドラー入れ」は、
手首の操作以外にも
押し込む力などの身体的な力と、
対象物をしっかりと「視る」力
そして集中力が必要不可欠です
1つの物を操作するというのは、
「思考」「認知力」「身体的な力」など
たくさんの力、体力、精神力を
使っていくことになるため
凄いことなのです
ここで、補足になりますが、
ブログの中でも
【手首のひねり】【指の力】が重要であると
難しさをお伝えしてきましたが
なぜ、重要であるかという部分で
説明させていただきます
手首のひねりなども含め
道具を操作するために必要となる動きを、
「回外、回内運動」といいます!
肘が、外を向いている状態
これを「回外運動」といい、
肘が、内側を向いている状態
これを「回内運動」といいます🤜⋆͛🤛
先日のブログで、
身体発達は、内側から外側へ
(肩→肘→手首→指)へ
発達していくと説明しましたが、
肘の下の部分に
とう骨という骨があり、
とう骨というのは
親指、人差し指、中指の3指と
繋がっており、この3指を
操作する役割を担っています!
よって、「とう骨3指」と呼ばれます️
3指は、今までのブログで
紹介したように
握りやつまみなど、
物を直接的に操作する役割があります!
また、とう骨の下には
尺骨という骨があり、
尺骨は薬指、小指の操作をする
役割を担っています!
薬指や小指は、
尺骨2指といい、
手や物を安定させたり
固定させたりします!
指というのは、
このそれぞれの役割ができて
初めて
物の操作をすることが出来るのです🏻️⁾⁾
そのためには、
こういった微細運動で
指自体を使う訓練が
もちろん重要であること、
そして、
とう骨、尺骨を成長させるための
回外、回内運動が重要である
というわけです\(^o^)/!
すべて、つながっていて
理由があるのです
回外、回内運動に効果的なのが
以前のブログでご紹介したように
「きらきら星」の手遊びです!
この動きがスムーズにできるようになると
ハサミや、えんぴつなども上手に
使えるようになってきます
ハサミや鉛筆は、
回外・回内運動の応用となります。
これらも
3指を使って
「切る」「書く」操作を
しなければならないためです!
「書く」「切る」操作というのは
難易度の高い技術です!
この運動が難しいお子さんは、
ハサミや鉛筆を持たせても
骨に負担がかかってしまい、
間違った持ち方を覚え
癖になってしまったりします
正しい持ち方、やり方を
強制するのでは
苦手意識が高まるだけに
なってしまうので
別の方法から、
お子さんのステップを踏んで
苦手を克服させてあげましょう
では、明日もお楽しみに(^^)/
放課後等デイサービス ステップアップ
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