法橋ハジメの人間っていいな

法橋ハジメの人間っていいな

法橋ハジメです。
唄をつくって、ときどき町々を巡ってます。
僕はこんなふうに世界を感じてます、向き合ってます、みたいなことをつらつらと書いてます。いろいろ思うけれど人間が好きです。
ライブの予定も載せてます。
よろしくどうぞ◎






10月末、僕は本州最西端の玄関口、下関の駅でピアノを弾くおじさんの演奏を聴いていた。9月半ばから11月半ばまで日本各地を巡って一人ギターを担ぎ演奏旅行をしていたその最中のことである。
下関で2日間のライブを終え、翌日、列車で九州へと渡るために駅へ行くと何処からともなくピアノの音が聴こえ、吸い寄せられるように音の鳴る方へ歩いてみると背広姿のおじさんが駅のストリートピアノを弾いていたのだ。

おじさんは仕事のお昼休みだったのか、それとも出張か何かでたまたま下関に訪れてピアノを見つけたからなのか、どんな経緯でその日そこでピアノを弾いていたのか僕には分からないが、なんとなく地元の人ではないのかもしれないと感じた。自分勝手に、遠くから吹く風のようなものを浴びた気がして、その演奏が胸にじわじわと染みたのである。

おじさんが弾いていたのは中島みゆきの「糸」という曲だ。すらすらと、というよりは少し辿々しく演奏するその背中や肩の動きには哀愁があり、僕の中で知らないうちに絡まってしまった糸をそっとほぐして紡ぎ直してくれるような演奏だった。

僕自身もう長い間日本各地を演奏して回る生活をしているが、昔のように何もかもをガッツで乗り越えられなくなっている自分が居るのを実感する日々だ。ある程度のことは勢いに任せて走り抜けるような若さを、もう失ってしまったのかもしれない。それでもあと少しだけ、もう少しだけ、と細い糸を手繰り寄せるように唄をつくって生きている。
そしてもうちょい踏ん張ってみるべと本州の端から端へと一人でギターを担いで列車を乗り継ぎ、人前では笑顔を忘れず、当然ながら日々真剣に演奏をし、さあやっと一区切り!これから陸続きだった本州から海を渡るぞ!というその時に、あのおじさんが弾く優しい「糸」は、胸に響かないわけもなかった。


ずっとこんな生活をしていると旅が旅でなくなり、それが日常になってしまう。遠くへ遠くへと足を伸ばしてもなぜか世界は狭くなってしまう。どこかで見たことのあるような景色が増えて、どこかで聞いたことのあるような話が増えていく。そうしているうちに自分にとっての日常もぼやけていく。いつか自分が何にも感動できず、何にも期待できず、すべてを諦めてしまう日が来るのではないかと思うと、本当に怖かった。
けれど今回、なんだかとても久しぶりに、自分は今旅をしているんだな〜と実感できたのである。それは道中で出逢ったいろんな人や、お世話になったたくさんの人達、唄を聴いてくれる人達、そういう皆さんのおかげなのはもちろん変わらないんだけれど、改めてそこに気付けたのはおじさんの「糸」のおかげだったのかなと今になって思う。そして今更だけど中島みゆきはやはり偉大だな。

あの時おじさんの演奏を聴いていたのは実際のところほんの1〜2分で、途中で列車の時間が迫ってきたのでおじさんに何のお礼も伝えられずにその場を去ってしまった。それだけが心残りでこの文章を書いている。本当にありがとうございました。


ちなみに下関駅のストリートピアノは2019年の末頃に設置されたもので、もともとは同じ年に閉校になった小学校で使われていたんだそうだ。
この数十年で経済が停滞、悪化し続けた影響は大きくて、だんだんと子供の数は減り、学校も減り、他にもいろんなものが淘汰されながら時代は移り変わってきた。それでも受け継がれていく確かなものがあるとするなら、まだまだ僕らも希望を捨ててはいけないんだろう。
これから世の中がどう変わっていくのか分からないけど、あたたかい魂が宿るものが少しでも増えていけばいいなと思う。

僕はこの12月は一度もライブをしていない。ギターをメンテナンスに出していたという事情もあるけど、人前で一度も演奏をしなかった月というのは、実はこの20年くらいで初めてのことかもしれない。
ここらが潮時なのだろうかとも最近はよく思うけど、自分の中にもまだ消えずに残る種火のような小さなその魂に、恐れずにもう一度息を吹き掛けて、まばゆく輝かせてみたい。

さて2025年もあと少し、なんがかんだ言いながらも今年もどうにかやってこられました。本当にありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いします。


法橋ハジメ










2026年もよろしくお願いします♪
どれくらいのペースでライブできるか分かりませんが
やるからには精一杯、目の前に居る人達に向けて演奏します◎
1月12日には珍しく僕の企画ライブもありますので
どうぞよろしくお願いします。








2026.1.4(日)
大阪心斎橋 大きな輪
※大阪市中央区心斎橋筋2-3-5 日宝ファインプラザ5F

※詳細後日

新年一発目のライブになりそうです。詳細はまだですが夜のライブになります。よろしくお願いします◎





2026.1.8(木)
愛知名古屋 池下 GURU×GURU
※名古屋市千種区池下1-4-23

open19:00/start19:30
料金:¥3,000※別途1ドリンクオーダー必要

出演:
松本耕平
法橋ハジメ

名古屋でいつもお世話になってるグルグルにて。共演は松本耕平さん。初めてお会いします。よろしくお願いします◎





2026.1.12(月祝)
東京新宿 UNDERGROUND Azzitto1224
※新宿区新宿2-11-10 新宿二丁目センタービルB1F

法橋ハジメ企画
『ガリンペイロの男たち』
open17:00/start17:30
料金:¥2,500+1D

出演:
THE FLYING BED
金井省悟(広島)
Mondeo(新潟)
Oh! Friends
法橋ハジメ


何年かぶりに企画ライブをします。満を持してと言ってもいいでしょう。いろんなところで出会った凄い奴らを集めてライブがしてみたいとは常々思ってたんですが、その第一弾にふさわしい凄いメンツが集まりました。この日ばかりは皆さんぜひ東京へお越しください◎





2026.1.24(土)
大阪野田 MagaYura
※福島区吉野3-7-7 富岡ビル2~3F

一畳さえこワンマンライブ
「君とミライの話をしよう」
open19:00/start19:30
料金:¥3,500+1D


※1/27から1/24に日付けが変更になっております。
この日は一畳さえこのワンマンライブにゲストで呼んでもらいました。さえこは気付けば古い付き合いですが会うのは久しぶりです。MagaYuraでライブをするのも久しぶり。ワンマンライブに花を添えられるよう良い演奏ができればと思います。ぜひお越しください◎






他にもライブが決まれば追記していきます◎
過去のライブのログを残して欲しいと言っていただいたので、2026年からはなるべく1〜2ヶ月ごとのスケジュールをその都度新しいページを立ち上げて更新できればと思ってます。なので、僕のブログのトップページごとブックマークしておいていただけたらありがたいです。




2026年のアー写はこれになります。
撮ってくれた音ちゃんどうもありがとうございます◎

















かなり早い気もしますが、
2025年のライブをすべて終えました。
おかげさまで大きな怪我もなく(四十肩がどうやら始まりましたが笑)
今年もいろんな町へ行けました。
ライブを絞った分、唄に注げるものも増えたかなと思ってます。

ただ今年は行けなかった場所も多かったり、
しばらく会えてない人もたくさん居るので
もう少し頑張らなくちゃなとも感じてます。
2026年もよろしくお願いします。

今はギターもメンテナンスに出しているので
年末頃まではギターを弾くことも叶いませんが、
案外そういう期間に感じることが大切だったりしますね。




さて、
話は少し変わって僕のライブの出演条件についての話なんですが
よく聞かれるようになったので一度ここに書き記しておこうかなと。

2025年一杯までは出演オファーをいただいた場合、
ギャラ2万円+チケットハーフバック
というのを最低条件にしていたんですが
交通費や宿代なども値上がりが激しくさすがに大変なので

2026年からは
ギャラ3万円+チケットハーフバック
を最低条件として改めてお願いできればと思います。

※あくまで最低条件です。
※ハーフバックはチケット制の場合です。
※2025年のうちにお声掛けいただける話に関しては
  2026年のライブであってもギャラ2万円でお引き受けします。

もちろん会場の規模だったり
誘ってくださる方にもそれぞれいろんな事情があると思いますので
上記条件が難しい場合にはその都度交渉してくださって構いません。

以上、こちらの都合ですみませんがよろしくお願いします。

法橋ハジメ



















秋は最高だ
10ヶ月くらい秋でいい
それだけで僕は幸せだ
梅雨生まれでも秋を好きになる資格はあるはずだ
そして夏なんてあと3~4年は来なくていい
今年はさすがに暑すぎた
あんなのダメだ
もうしばらく秋でいい
お願いします

2025.9.28 法橋ハジメ






*  *  *  *  *  *  *  *

僕の今後のライブ出演情報はこの記事で確認できます。
よければブックマークなどお願いします。
※もしも見づらかったり、こういう情報も載せてほしいなどあれば教えてください。

*  *  *  *  *  *  *  *


【早見表】※下スクロールで詳細あり〼

◆ライブ出演情報◆ ※10/21更新

− 2025年 −



▼10月19日(土)
大阪心斎橋 大きな輪
※大阪市中央区心斎橋筋2-3-5 日宝ファインプラザ5F

open19:00/start20:00
料金:¥2,000(2D別途)

出演:
三畳哲彦(ゲスト出演)
法橋ハジメ


新譜を持って最初の大きな輪ライブです◎
店主タムさんから噂を聞いていた三畳哲彦さんと共演です。
よろしくお願いします♪





▼10月20日(月)
大阪堺筋本町 club MERCURY
※大阪市中央区久太郎町2-3-8 ハイム船場B1F


何年ぶりかのマーキュリーです!大阪のライブハウスの中ではとても付き合いの長いお店です。今回の新譜のレコーディングもさせてもらいました。ぜひお越しください♪





▼10月21日(火)
兵庫姫路 Quiet Holiday
※姫路市本町68

「小さな灯りの音楽会vol.125」
open18:30/start19:00
料金:¥2,000(前売予約)/¥2,500(当日) /+1D

出演:
歌っテル
なっちゃん
あみ
法橋ハジメ

久しぶりに行くクワホリなので楽しみです♪
姫路は近いようでなかなか寄れていないのでぜひお越しください◎





▼10月22日(水)
岡山 土屋研究所-ひじラボ-
※岡山市北区中山下1-10-10 新田ビルB1F

法橋ハジメ新譜「慣れてゆくこと」リリースツアー
 「藤山雄太ハジメます!」
 open19:00/start19:30
料金:¥2,500- (+1d ¥600-)

出演:
藤山拓
土屋雄太
法橋ハジメ

久しぶりのこのスリーマン。嬉しい嬉しい夜です。店主からの多大な愛を感じます。いい夜になるのでぜひお越しください◎




※10/23福山でのライブは無くなりましたm(__)m




▼10月24日(金)
広島尾道 B×B
※尾道市久保2-15-22

「ito vol.94」
-尾道B×B22周年特別企画-
open18:30/start19:00
料金:¥2,000(前売予約)/¥2,500(当日)+1D¥600

出演:
金井省悟
stino"
よしたけ
さくら fr.涙腺コルク
法橋ハジメ


今回のこのフライヤーは、僕の新譜のタイトルの「慣れてゆくこと」にちなんで、シャインマスカットに慣れちゃったら普通に皮剥くブドウ食べれなくなるなと思ってデザインしてくれたらしいです。そんな尾道B×B、本当にいいハコです。ぜひぜひお越しください◎





▼10月25日(土)
広島西条 YAOYOROZ
※東広島市西条栄町1-25

「YUMENO KATAMARI 2」
~G-ducks 2nd EP “hunG up!!” release event~

出演:
G-ducks
Cal de Maray
きゅーてぃくる死亡説
ASTERISK
無銭飲食
法橋ハジメ


若いバンドの子たちに声を掛けてもらいました。
とてもいい日になると思います。ぜひぜひ遊びにお越しください◎





▼10月26日(日)
広島 銀山ベース
※広島市中区銀山町1-2 アパートメント1F

start18:00
料金:¥2,000+オーダー

出演:
カヲリン
法橋ハジメ


秋に行く銀山ベースはまた良いんです。秋の広島っていいですよね。秋はどこに行っても良いのだけど。新譜を持って行くのでお楽しみに♪よろしくお願いします◎





▼10月28日(火)
山口宇部 BBB → Dinner's Pub Jeannie,Jeannie,Jeannie
※会場変更/宇部市中央町2-3-3 名古屋ビル1F

「とってもたのしい3人のライブ」
演奏19:30~
料金:¥2,000+1オーダー/ライブは投げ銭制

出演:
藤村竜馬
KENSHO
法橋ハジメ


久しぶりの宇部です!会場がBBBからJeannie,Jeannie,Jeannieへ変更となりました。とってもたのしい3人のライブ。なにそのタイトル。笑 楽しい夜にします◎





▼10月29日(水)
山口下関 さけとおんがく
※下関市豊前田2-6-16 国分第一ビル7F

open19:00/start19:30
料金:¥2,500+要オーダー

出演:
磯部一
法橋ハジメ

ストライダーさんのお店さけとおんがく。演奏するのは初めてですがとても良いお店です◎ T-Gumboと同じビルの3階と7階という素敵な関係。そしてなんとT-Gumboの磯部先生と共演です。よろしくお願いします♪





▼10月30日(木)
山口下関 T-Gumbo
※下関市豊前田2-6-16 国分第一ビル3F

open18:30/start19:00
料金:¥2,500+1ドリンク

出演:
STRIDER
法橋ハジメ
and more...?

久しぶりのT-Gumboです♪僕にとってはなぜか実家に久しぶりに帰るような懐かしさとか気恥ずかしさのある場所です。いい唄を持って帰れたらなと、そんなふうに思える場所です。よろしくお願いします◎





▼10月31日(金)
北九州小倉下曽根 スナック六本木
※小倉南区下曽根3-3-22

21:30~/23:00~


小倉でいつも何かとお世話になってるつるちゃんが仕切ってくれてスナック六本木で演奏します♪ おそらくAI生成してくれたのであろうこの画像、絶妙に僕じゃなくてとても不思議だ。笑 どんな夜になるやら楽しみです◎





▼11月1日(土)
北九州小倉安部山公園 たこ焼きBARひかげん
※小倉南区湯川5-1-7

open21:00/start21:30
料金:¥3,000(1ドリンク&フード付)

古い付き合いになってきました、たこ焼きBARひかげん。演奏は21時頃からスタート予定です◎よろしくお願いします♪





▼11月2日(日)
福岡西区石丸 癒酒屋あるよ。
※福岡市西区石丸3-13-7

open18:00/start19:00
投げ銭ライブ

出演:法橋ハジメ


昨年ぶりにあるよに行きます◎
とてもよいお店なのでまた行きたいと思っていて、久しぶりに演奏しに行けることになりました。よろしくお願いします!





※ご予約、ライブ出演オファー、音源、その他のご質問+1Dなどは下記アドレスまでお願いします。
houhashihajime@gmail.com



















自分が書いた文章だけどなんだこれ良いこと言ってるじゃないか。
自分で言葉にしたことでも時折その感覚を失いかけてしまう。
たまに昔の自分の文章を読むって大事ですね。
ちょっと小っ恥ずかしいけどね。


今夜僕は姫路に居るけれど、ちょうど風がビュービュー吹いている。
これから寒くなる。冷たい風を浴びて、いざゆかん。


















9/19東京新宿UNDERGROUND Azzitto1224
9/20新潟加茂 LJ STUDIO
9/21新潟三条 ロケットピンク
9/23新潟長岡 音楽食瞠
9/24福島喜多方 音楽酒場おんつぁげす
9/25宮城仙台 音屋スタジオ+
9/26岩手水沢 おうちカフェMIU MIU
9/28青森弘前 EVENT HOUSE SHAKE
9/30秋田 yuki's hookah bar
10/2山形 ヱレキ酒場オリハント
10/3山形酒田 エコーリフォーム
10/4山形鶴岡 シーシャBAR【ちるいん処BACCHUS】
10/9東京四谷荒木町 アートスナック番狂せ
10/10東京新宿歌舞伎町 BAR雨
10/13愛知豊橋 輪-RiN-
10/14愛知名古屋池下 GURU×GURU





新譜を出してから昨夜までのライブ
クライマックスみたいな夜が何度もあった
それはとても刹那的で儚く美しいものだった

僕がもう少し若ければ
その美しさにいつまでも浸っていたかっただろう
あとはもう映画のエンドロールを待つだけのような
やり切った気持ちとその余韻だけで満足できただろう

けれど現実は
クライマックスを迎えた夜にもやがて帳が下ろされ
そして次の幕が開き、新しい朝がやってくる
生活、暮らし、日々、日常
そういう普遍的なものが待っている

そしてその日常を
物語にもならないような普通の日々を
逞しく、靭やかに生き抜く為にこそ
これまでのいくつもの夜が必要だったんだろうなと
今は思う

だからこそ
唄を聴いてくれた人にとっての明日が
何より美しいことを願っていたい

唄を聴いてくれたその夜その瞬間よりも
それから先の日々に水を与えられるような
何気ない瞬間にも色を添えられるような
そんな唄がうたえて初めて
僕たち唄うたいは報われるのだと思う

人生なんて本当ならば
ひとつのクライマックスさえあればもう十分なはず
エンドロールに載る自分の名前のすぐ傍に
大切な誰かの名前さえあれば
もうそれでいいはず

けれど
唄うたいというのは
もっと言えば表現者というのは
本当に呆れるほど強欲な生き物なので

その先を願ってしまうのである

これまで関わってきたいろんな人の
まだ名前も知らないようなどこかの誰かの
小さな幸せを願ってしまうのである

だからまた次の幕を開いてゆくのだ
今の自分ではまだ足りないから
より良くなっていく為に
一度帳を下ろすのだ

1作目が大ヒットして
2作目3作目とシリーズ化されていくうちに
どんどんつまらなくなる映画みたいな
そんな残念なのは勘弁だ

幕間の時間をどう過ごすのか
きっとそれが何よりも大切だ

大ヒットなんてしなくとも
どれをとっても名作と言いたくなるような
そして最終回だけは誰にも知られずに

そうなれたら素敵だなと思う
なんて強欲なのかしら

小休止を挟んで
次の幕へ向かいます




10/19大阪心斎橋 大きな輪
10/20大阪堺筋本町 club MERCURY
10/21兵庫姫路 Quiet Holiday
10/22岡山 土屋研究所-ひじラボ-
10/24広島尾道 B×B
10/25広島西条 YAOYOROZ
10/26広島 銀山ベース
10/28山口宇部 BBB→Jeannie Jeannie Jeannie※会場変更
10/29山口下関 さけとおんがく
10/30山口下関 T-Gumbo
10/31北九州小倉 下曽根 スナック六本木
11/1北九州小倉 安部山公園 たこ焼きBARひかげん
11/2福岡市西区石丸 癒酒屋あるよ。
11/5広島 Bar AM. hiroshima
11/6岡山 土屋研究所-ひじラボ-
11/7香川高松 NOAH'sARK
11/9愛媛新居浜 キッサコ
11/10愛媛松山三津 とぉから
11/12高知 BAR CORNER





















ある夜の記録と、餞別代わりの日記をひとつ。


仙台の音屋スタジオ+には、尾道のB×Bと似た匂いのする何かが染み付いていた。僕の主観でしかないが、それはきっと古い喫煙所の煙草の染みみたいなもんで、多くの人にとっては何の価値もないただの汚れに見えるんだろう。でも僕にはそれがとても味わい深く美しく感じられた。金のない若い奴らががむしゃらに音楽をしていて、一瞬の中に永遠が封じ込められているような儚さがあった。ただがむしゃらにやればいいってもんではないが、がむしゃらで居られる時間なんてそう長くはないのだ。惜しまずに存分にやってほしい。



学生バンドも多いB×Bに比べると音屋スタジオに集まる面々の方が平均年齢は高く、それ故に音楽という呪縛からどんどん逃れられなくなっているとも言える。歳を重ねてもろくに金がないままで、好きな音楽を続けてきたはずの日々さえ少しずつ苦しくなってしまったりする。歳を重ねていけば経験値というものが貯まっていくが、だからといって必ずしも選べる道が増えていくわけではないから、人生は本当に難しい。
例えば家を出てすぐに忘れ物に気付けば取りに帰ることに何のためらいも無いが、家を出てしばらく歩き、電車に乗って数駅進み、なんなら乗り換えをしてさらに遠くへ、なんてことをしているうちに、忘れ物に気付いてももう取りに帰ることなど諦めてしまう、そういう感覚に似ているかもしれない。

こんなことを書いていったい僕は何が言いたいのだろう。
家を出るななんて言わない。電車に乗るななんて言わない。忘れ物しやがってこのバカタレなんてもちろん言わない。
あ、忘れ物をしてしまった!と気付いた時に、それがたとえどれだけ先に進んだ後だとしても、その忘れ物が本当に掛け替えのない大切なものであるならば、どこまででも取りに帰ったっていいのだ。そのせいで待ち合わせに遅れようと、誰かの信用を著しく失おうと、もう仕方ない。だって人生は難しい。


僕はもう、何のためらいもなく忘れ物や落とし物を取りに帰ったりできるような所を歩いていない。歩いてきた道の順序だってもうすべては思い出せない。そして恐ろしいことに、今歩いている道がどこに続いているのかをまだ知らない。目の前はいつも限りなく薄明かりだ。それでも、時折鮮明に鮮烈に光を感じる瞬間がある。だから歩ける。歩こうと思える。


がむしゃらに生きてるみんなにも、そんな光があらんことを願う。
また会えた時に、そこに音楽があってもなくても、乾杯しようよ。
信用はできそうにないが、不思議と信頼はできそうな、
ハートフルな君たちへ。










あなたの唄つくります◎

あなたの想うこと、その言葉、唄にします。



以前から時々頼まれて唄をつくることがあったり、そういうのやってないんですか?と聞かれることが増えてきたので、どこかに明言しておいた方がわかりやすいだろうと思ってここに書いて載せておくことにしました。


・こういうイメージの唄をつくってほしい

・自作の詩や文章に曲をつけてほしい

・お店や商店街のイメージソング

などなど、何か依頼があれば一度相談してきてください。


料金は1曲¥20,000〜でお引き受け致します。


基本的には会ったことのある人、ライブを観てくれたことのあるお客さんなどからの依頼を優先的に受けたいと思っています。相手の顔や人柄をなんとなく想像できた方が唄のイメージを湧かせやすいので。あとは余計なトラブルを避けるためです。


流れとしては


・依頼を受ける

  ⇩

・制作期間2~3ヶ月を目安(状況によります)

  ⇩

・つくった唄の録音音源をお渡しする(データorCD-R)

  ⇩

・代金支払い(先払いでも構いません)


となります。


* * * * * * * * * *


①依頼内容によっては簡単なカウンセリングというか、どんな想いを込めたいかなど、こちらからいくつか質問することもあります。いい唄にしたいので。


②あくまで個人でやることなので僕自身のその頃の忙しさなどでお引き受けできない時もあります。


③制作期間は2~3ヶ月目安と書いてますが、なにぶん表現モノなので僕の発想力次第です。早ければ1ヶ月以内にできるだろうし、3ヶ月以上かかることもあるかもしれません。


それから大事なことですが、僕の普段の活動スタイル的に、打ち込み音源などの制作は一切お引き受けできません。ギター1本と声のみ、あくまで弾き語りのスタイルで唄をつくります。録音も一発録りになります。


⑤つくった唄は、ライブを観に来てくれたらその日の進行次第でうたうこともできますし、他所で勝手にうたうこともあるかもしれません。どこにも発表しない方が好ましい場合はそれに従います。また、つくった唄をご自身で演奏したい、自分で更にアレンジを加えたい、などはもちろん自由にしてもらって構いません。


⑥支払いに関しては現金手渡しが望ましいですが、直接会うタイミングがなかったりもしますので振り込みなども対応します。応相談でお願いします。


⑦依頼は下記アドレスもしくは繋がっているSNSなどを通じてメッセージをお願いします。

houhashihajime@gmail.com


* * * * * * * * * * 


上記をよく読んでいただいて問題がなければ、ぜひ依頼お待ちしております。



過去にSNS上でお題をもらって何十曲もつくったことがありますが、あの時もけっこう楽しくできました。どの唄も気に入っているし、今でもたまにライブで披露するものもあります。自分の経験や心境から辿り着いた題材で唄をつくることと、人からふいに渡された題材で一からイメージを膨らませて唄をつくることでは、仮に同じ題材だとしてもまるで道筋が違ってくるので、僕個人としてもとても面白いのです。自分自身の表現の幅も拡がるかもしれないし、新たな発見があるかもしれない。そして、唄をつくって誰かに喜んでもらえるのであれば、やっぱりそれはとても嬉しいことなので。ぜひ依頼お待ちしてます。どうぞよろしくお願いします◎


法橋ハジメ













昨夜の上越EARTH、本当にいい夜いいライブでした。

初めて行くことができて嬉しかった。


打ち上げも深い時間までバカ話で盛り上がり、最後の最後は旺介くんとYUJI ISHIDAのりゅーちゃんとモンデオと4人で真っ暗な公園の屋根のなくなった東屋でコンビニの酒で乾杯をした。


時に雨宿りをしたり、時に暑さを凌いだり、すべての人にとっての憩いの場であるはずのそれは、屋根がなくなった時点で本来あるべき形が歪んでしまっている。

屋根のない東屋、喫煙所、横になれないベンチ、わざとデコボコに舗装されたアスファルト。それらはどれも、浮浪者や非行に走る若者がそこに寄り付かないようにするために作られている。

目立たない所で静かに誰かを排除しようとする時、僕らは同時に自分たちの首を絞め、弱者や他者に対する優しさを少しずつ損なっていく。


屋根のない東屋で、真夜中に4人で輪になり、それでもバカ話をし、そして音楽のことを真剣に語り、それぞれがまた良い音楽を持ち寄って再会できることを願い、またねと約束をして別れた。

欠けた月のほうが美しく見える夜もあるように、優しさが欠けてしまったこんな世の中でも僕らは互いに補い合って満たせるよう、美しく逞しく生きてゆこう。


それにしてもあんなに真っ暗な公園で肩寄せ合ってヒソヒソやってる僕らは本当に怪しい怪しい集団だっただろうな。笑


上越EARTH香織さん、素敵な共演者たち、観に来てくれた皆さん、本当にありがとうございました。

また来ます◎













3月末、東京行きの高速バスに乗っていた時のこと。

たまたま隣の席になった青年がエレキギターを持っていて思わず声を掛けてしまった。普段なら相手に迷惑だろうし僕もそもそも根暗だしで話し掛けたりはしないけれど、自分自身が過ごしたそれまでの数日の出来事がとても青春のようだったことと、ハードなスケジュールで寝不足と疲労が溜まっていたことで少し気持ちが高揚してしまったのだろう。ギターを持ってる隣のその青年についつい話し掛けてしまったのだ。


「それってベースですか?ギター?」

「あ、えっと。これギターです。え、何か音楽されてるんですか?」

「うん、僕もちょっとだけね」


そんな感じで少し会話をした。

聞けば彼は今18歳で、東京の音楽の専門学校に通うためにまさに今これから上京するところで、渦巻く色々な想いを胸に抱いて乗り込んだバスだった。

ゆくゆくは東京でバンドを組みたいらしく、だけど知り合いも全然居ないし不安だということも話してくれた。


最高に18歳をしていて、なんだかとても春だ。

若木の枝葉の間を風が吹き抜けてくるようだった。


そんな胸中で乗り込んだバスで僕みたいな怪しい奴が隣に座り、しかもその怪しい奴に話し掛けられてしまって、彼にしてみれば早速先行きを不安にさせられたかもしれない。いやはや申し訳ない。

そう反省して「急に話し掛けてごめんね」と伝えたあとは、バスを降りるまで一人の時間を邪魔しないようにして、僕も自分自身の昔のことをあれこれ思い返したりしながら過ごした。


窓側に座る青年のシルエットの向こうでは時折まだ雪が舞っている。


期待と不安を胸にバスに乗り込むなんて、そんな感覚を僕は知らぬ間に何処かに置いてきてしまったかもしれない。町から町へと流れるような日々はいつしか僕にとって日常のほんの一コマに変わっていて、それはもはや成長や進化ではなくて鈍化や衰えなのかもしれず、自分もこうしてどんどんオッサンになっていくのだなあとしみじみ感じた。


寝不足と疲労で気持ちが高揚していたと書いたけど、バスに乗る前に僕はほんとに偶然、エガちゃん(江頭2:50)の新入生に向けたいつだかのスピーチ動画をスマホで見ていたところだった。(とても素敵なスピーチなので見たことのない人は見てみてほしい。調べれば出てくると思う)そのスピーチ動画自体はこれまでも何度か目にしたことがあるけど、この日はなんだか胸に来る度合いがいつにも増していたように思う。


僕は誰かにそれっぽい言葉を残せるほど立派な人生を歩んでいるわけじゃないけれど、それでもそろそろ自分よりも若い世代に何が渡せるだろうかと考える歳になり、まだ空っぽの自分の手のひらを見つめる日々だ。

彼の未来に例えいくつの困難が待ち受けていようと、光を見つめて歩んでいってほしいと思う。夢があるってほんとに素敵なことだ。僕から渡せるものは何もないけれど、心のままにがんばってほしい。


東京に着きバスを降りる。

荷台に預けていた荷物を取り、運ちゃんに労いの言葉を伝える。

隣に座っていた彼にも挨拶をする。


「がんばってね。いいバンド組んでな!それじゃまた」

「はい!ありがとうございました。そちらもお気をつけて!」


青年は華奢な身体にでかいでかいキャリーケースとバッグとギターを持って、いろんな想いを胸に歩いていく。

いつかすげえバンド組んで、僕なんか共演できるワケないくらいビッグになって、最高にいい曲つくってね。

僕も細々とコツコツ唄をうたっていくよ。

こちらこそ本当にありがとう◎