本来なら私も出演予定でしたが、
療養中で降板の為、
当日は受付のお手伝いを。
池畑慎之介(ピーター)さんの御尊父。
大正12年生まれ(私の亡き父より3歳上)
花柳章太郎氏の招きで東京に稽古場を。
昭和36年、吉村流四世家元を襲名。
「座敷舞道成寺」で芸術選奨文部大臣賞受賞
「紫綬褒章」「勲四等旭日賞」
「文化功労賞」他受賞
昭和61年人間国宝に認定。
平成9年11月、国立劇場で「淀川」を舞われ
翌年1月、ご逝去。
劇場入口には四世お家元のご遺影と献花。
実は、四世お家元には一度も面識が無く、
ご活躍の頃、私は大阪山村楽正師匠の元で
勉強をしておりました。
師匠同士は共演も多く仲良しと伺いました。
DVDを拝見したり、六世輝章お家元から
お厳しかったとお話をお伺いするだけで
生の舞台を拝見出来なかった事が残念です。
当日、六世輝章家元が舞われた
義大夫「宗右衛門町」は圧巻でした。
人間国宝・鶴澤清治氏の三味線を
前日リハーサルと両日聞けたのも幸せです。
更に、四世お家元の高弟・
吉村ゆきその師匠にお会い出来た事も
大変幸せでした🍀
(右端が私楽章です。初めて揃いの紋付きで)
ゆきその師匠は、前日のリハーサルでも
出演者の衣装や所作にアドバイスを
下さったり、三人のお弟子さん方もご出演。
「四季の花」を舞われた吉村藤園さん
お弟子さん方やお客様へのお気遣いに
只々頭が下がりました。
何より、四世お家元のご遺影の前で
手を合わせ涙されていたお姿に
「偲ぶ会」の重きを感じました。
素晴らしい緒先輩方の辿られた吉村流。
私も新師匠の末端として
心して精進して参りたいと思います🎵