ケイト・スダク「天然痘の真実」
hougakumasahiko.muragon.com/entry/650.html
Kate Sugak: “The truth about smallpox”, 2022/9/16, odysee.
ケイト・スダク「天然痘の真実」
odysee.com/@queserasera:7/the_truth_about_smallpox-jpn-sub:d
邦訳テキスト
drive.google.com/file/d/1P6V4c6lypJvCjfJo_0GweBh_eSJORvpw/view?pli=1
大衆統制のための伝染病③-天然痘と麻疹2023-08-17 08:14:11
ameblo.jp/chabandemic-tv/entry-12816576421.html
ジキです。
前回の続きです。
この内容のオリジナルの動画「天然痘の真実 (日本語字幕付き)」

・ロシアの自然療法医であるケイト・スガクさんが天然痘の真実を歴史的、科学的に検証したすばらしい動画を作ってくれました。天然痘ウイルスはワクチンで根絶されたと言われ、ワクチンの偉大な功績として語られます。でも天然痘は本当に根絶されたのでしょうか。そもそも、天然痘ウイルスというものは存在するのでしょうか。この動画を見ると、病気は古代から庶民をコントロールするための…
リンクodysee.com/@queserasera:7/the_truth_about_smallpox-jpn-sub:d
及び、動画のナレーションの文書のリンクを示しておきます。
2022(邦訳)動画【KateSugak】TheTruthAboutSmallpox.pdf
リンクdrive.google.com/file/d/1P6V4c6lypJvCjfJo_0GweBh_eSJORvpw/view?pli=1&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR2PxSAjbJyshYUtZH5b1lUlTKYxxyhaXFuUqgahrtRmz4WWoES2VIdzB6c_aem_ZmFrZWR1bW15MTZieXRlcw

・診断で伝染病が始まり、診断で終息する

人々が人痘接種、そして後に、ワクチン接種を受けてから、それまで天然痘と呼ばれていた症状が現れると、ワクチンの効果のなさを認めることはせずに、医師は微妙な症状の違いを探し、新しい診断を作り出したのです。

・実際には「天然痘」と呼ばれる病気は根絶されていません。それまで天然痘の症状とされてきたものが、新しいラベルに分類されるようになっただけです。新しいラベルを多数つくり出すのが、現在でも使われている唯一の手法です。医療業界はこの手法を使って、感染症と呼ばれるものの根絶をアピールしています。それに、これは収益の高いビジネスモデルです。それぞれの病名に対し、個別の薬や治療、ワクチンを作れるのですから…。この再分類によってのみ、天然痘が根絶されたのです。

・天然痘と呼ばれる病気には以下のものがあります。

水疱瘡

サル痘

タナ痘

猩紅熱

はしか

風疹

帯状疱疹

多形性紅斑

伝染性軟属腫

膿痂疹

皮膚炎など

・水疱瘡と呼ばれる病気には以下のものがあります。

サル痘

タナ痘

猩紅熱

麻疹

風疹

帯状疱疹

多形成紅斑

伝染性軟属腫

膿痂疹

皮膚炎など

・これらの病名は、発症を伴う病気を分けるために作られたラベルです。実際には、すべて皮膚が関係する同じ解毒過程の異なる段階なのです。その結果、混乱が起こりました。それは医師にとって不可解ではないとしても、そもそも同じものであるため、天然痘と新しい病気とを区別するのが難しかったからです。

・それでは天然痘が分割された新しい 3 つのラベルを見てみましょう。はしかと水疱瘡とサル痘です。最初は、研究所での診断方法については説明しません。これらのラベルが作られたときには、医師は症状によってのみ診断していたからです。その後、研究所での診断方法について説明します。

図6: 天然痘から分割された 3 つの病気
ameblo.jp/chabandemic-tv/image-12816576421-15326240288.html

・天然痘と麻疹を区別する
はしかと天然痘を区別すること、つまりこれらを別の病気とすることを考えだしたのは、9 世紀のペルシャ人医師ラ―ズィーでした。彼の天然痘とはしかに関する論文『 Kitab fi al-jadari wa-al-hasbah(天然痘と麻疹の書 )』は、臨床医学の傑作と考えられ、一部の筆者(Rachel Hajar)であるによれば 2 つの病気の違いが鮮明に説明されており、何も付け加えることがないとのことです。

・彼がはしかと天然痘はどう違うと言っているかを見てみましょう。『The Air of History (Part IV)』に、以下のように書かれています。
「天然痘では発疹が出る前に継続的な発熱、背中の痛み、鼻腔のかゆみと夜驚症が見られる。これらが、この病気により特異の症状であり、特に背中の痛みと発熱が特徴的である。そして、チクチクするような痛みを全身に感じる、顔のむくみは現れたり収まったりする、炎症による赤み、両頬の過剰な赤らみ、両目の赤み、全身の倦怠感、不快感(伸張動作やあくびなどの症状)、喉と胸の痛み、息苦しさおよび咳、呼吸の乾燥、粘性の高い唾液および声の渇れ、頭痛および頭重感、動揺、吐き気、不安感。動揺、吐き気、不安感は天然痘より、麻疹に強く見られる。一方、背中の痛みは麻疹よりも天然痘に特有の症状である。全身の熱、結腸炎症、光沢のある赤み、特に歯茎に強い赤みが見られる。」
アル・ラーズィー、『天然痘論』
上記の記述は 9 世紀にラーズィーによって書かれたもので、天然痘に関する最も古い記述である。これは「臨床医学の傑作」とされ、ある著者によれば「2 つの病気の臨床的な違いを非常に生き生きと描写しており、付け加えるものは何もない」。

「そのため、これらの症状や発熱が伴う背中の痛み、夜驚症などの重い症状が複数ある場合は、これらの病気のいずれかが発症していることは確実である。ただし、麻疹の場合は背中の痛みはそれほど強くない。天然痘では、重症である場合を除き、麻疹よりも不安感や吐き気は少ない。」
アル・ラーズィー、『天然痘と麻疹に関する論考』
・このように、ラーズィーによれば、麻疹と天然痘の重要な違いは、背中の痛み、吐き気、不安感の重症度です。彼の麻疹と天然痘の論文によれば、一部の症状の重症度が多少異なることを除けば、天然痘と麻疹の症状は共通しています。

・ラーズィーの 1 世紀後には、イブン・スィーナーというペルシャの医師が現れました。専門家によれば彼の著書『The Canon fo Medicine(医学典範)』の中で、ラーズィーの天然痘とはしかの記述をほぼコピーして使っており、天然痘とはしかを別の病気として扱いました。ラーズィーとその業績については一言も触れていません。彼は以下のように記述しています。

「はしかの症状は天然痘とはほぼ同じだが、吐き気と炎症は(天然痘より)強く背中の痛みは少ない。」

・別のペルシャ医師アル・マジュシは 994 年に没しました。ラーズィーの約 70 年後です。彼は著書『Kitab al-Maliki(医術全書)』の第一巻 14 章の中で、天然痘について書いていますが、天然痘と麻疹を同じ病気と見なしていました。

・別の医師イブン・ズフルはアル=アンダルスに住み、そこで 1162 年になくなりました。彼の医学書はヘブライ語、そして後にラテン語に翻訳され、『Facilicito Adiumentum』というタイトルで何度も出版されました。この本の第 2 巻で、イブン・ズフルは天然痘とはしかについて記述していますが、同じ病気と見なしていました。このようにペルシャの医師の間では、天然痘と麻疹がまったく異なる病気なのか、同じ過程の異なる症状なのか、について合意していませんでした。天然痘と麻疹を区別する困難さは、天然痘が根絶されたと宣言されるまで続きました。

・『Smallpox and measles: historical aspects and clinical diff erentiation (天然痘とはしか:歴史見解と臨床的鑑別)』という論文が北米感染症クリニックの雑誌に掲載されましたが、このように書かれています。

天然痘はほかの発疹(麻疹など)と簡単に区別できないので、天然痘の感染症は古代には認識されていなかった。
古代世界では、麻疹と天然痘は一緒に存在していた。麻疹は morbilli とも呼ばれていたが、morbillo から派生したその小さいものを表す言葉である。morbillo という言葉は、「小ペスト」である麻疹を、Il Morbo(病気)と呼ばれた「大ペスト」と区別するためだ。何世紀も猩紅熱、風疹、麻疹、天然痘は区別されておらず、同じ発疹を伴う発熱性の病気と考えられていた。『麻疹』という言葉も、麻疹と水疱瘡の臨床的識別も混乱を招く。

・19 世紀末のカナダの有名な臨床医であったウイリアム・オスラーは、医師たちが、はしかと天然痘の区別に苦労していたと書いています。

ある朝、天然痘と診断され前夜搬送された青年が病棟にいた。特徴的な小さな消えかかった斑状丘疹発疹があったが、天然痘の固い発疹ではなかった。夜までには発疹は薄れてきており、間違いであったと確信が持てたので、消毒して家に返した。別の例では、天然痘だと思われた子供が入院してきたが、単に麻疹であった。3 番目の例は市立病院で見たのだが、斑状丘疹発疹が天然痘と誤診され、青年が病院に送られたが、天然痘ではなく麻疹であることは明らかだった。他の例より、不運な症例は重症の天然痘であった。患者の全体的な状態と前駆症状の方が、発疹の特徴よりもよい手がかりとなることが多い。

・1988 年の WHO の書籍『Smallpox and its eradication(天然痘とその根絶)』には、次のように書かれています。
天然痘がよく発生する地域では、麻疹は問題ではなかったが、天然痘が稀な地域では、天然痘の初期症状が麻疹と診断され、二次性疾患において、重大な結果をもたらすことがあった。逆に天然痘はよく発生する地域では、死に伴う発疹をすべて天然痘と診断する傾向があり、保健局にそのように報告していた。それらの症例の一部は後に、麻疹と判明した。

・このように症状は特定的ではなく重なっているため。症状だけから「麻疹」と天然痘を診断するのは困難でした。

図7: 天然痘と診断された女性が、天然痘「根絶」後に同様の発疹を麻疹と診断される

・今回は、感染症や伝染病が、
医師の診断によってラベル付けされたものであることについて紹介しました。
当時の医者も、
人体の解毒作用が皮膚に現れたものに対して、
その診断に苦労していた様子が覗えます。
・次回は、
天然痘と水疱瘡の区別に医師たちが困窮していた様子について紹介します。
・・・今回はここまでにします。
最後までお読み下さりありがとうございました。ちゅー
また、お会いしましょうウインク
したっけねーパー笑い

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