神への小道
ルカ21章 25節~ 小崎次郎神父
待降節です。
クリスマス(ご降誕)を期待する季節です。
主イエス・キリストが生まれたクリスマスを
記念するだけでなく、主イエスが改めて
私たちの生活の中においでになるのを期待しています。
イエスの誕生日を楽しみにしています。
ところがこの福音は世の終わりを語っています。
「天体が揺り動かされ、海がどよめき荒れ狂うので…
人々は…恐ろしさのあまり気を失うだろう」
と書いてあります。
私たちのための脅しかもしれません。
「身を起こして頭を上げなさい・・・心が鈍くならないように
注意しなさい」と続きます。
この世は全部ではありません。
この世はいずれ終わると断言しています。
また、私達個人もいずれこの世を去ります。
「人の子の前に立つことができるように、
いつも目を覚ましていなさい」としめくくっています。
これが待降節です。
心の鈍いところを覚ましていきます。
この世が全部という不信仰に信者としての
使命感を呼び起こします。
ダラダラ過ごす日常に活気を取り入れる。
つまり、頭を上げて、主よ、いらして下さい。
鈍くなっているわが心においで下さい。
自分の過失を認めなくなった私です。
人を許さない、感謝もしない、
ぐずぐずと怠慢な生活に陥っています。
目覚めさせてください。
イライラして、愚痴を言うこのわたしを自覚させてください。
自分が気になっている事柄を改善は、
まず自分の鈍い心を変えさせてください。
息吹を送ってしつかりした反省を願います。
待降節の告白をして自分の口から自分の
罪を言わせてください。
今日の詩編を繰り返して祈りましょう。
神よ、あなたの道を示し、その小道を教えてください。
あなたの心理の内に、私を導きさきとしてください。
神は憐れみ深く正義に満ち、罪びとに道を示される。
神は貧しい人を正義に導き、へりくだる人に
その道を教えられる。
神への小道は慈しみとまことにあふれる。
カトリック会館と皇帝ダリア
萩巡礼ウォーク
報恩寺の逸話に感銘!
報恩寺で発見された聖遺物
信徒 アロン
平成27年11月14日 萩巡礼ウォークに参加しました。
巡礼の前に、巡礼参加者は萩教会で御ミサに与り、
その後に出発しました。
萩市内に点在しているキリシタンゆかりの地を訪ねましたが、
とくに印象に残ったのは、切支丹を匿っていたという
報恩寺の住職の逸話です。
報恩寺は切支丹への取り締まりが厳しくなっている慶長3年頃に
心徳寺として建立され、元和3年(1617)に報恩寺と名を改め、
平成29年には400周年を迎える由緒あるお寺です。
長らく住職が切支丹を匿っていたと云い伝えられていたものの、
とくに証拠となるような物がなかったそうでした。
しかし、近年、伝承が事実であったと推測できることがあり、
それは本堂の改修工事のための掃除の時に偶然、
キリスト教由来の聖遺物が発見されました。
この聖遺物は、手のひらサイズの観音開き式の聖具で、
中央に聖母子、左右に12使徒が描かれているものです。
残念ながら片方の扉は失われていて6使徒だけが残っています。
また、この遺物が発見された須弥壇の裏の空間には、
外に抜け出られる通路も見つかり、
これは潜伏司祭のミサの最中や信徒たちが、
発見されそうになった時に、ここから外に抜け出るために
使われたのかもしれないというお話を現在の御住職や
恩地神父さまから伺いました。
宗教が違うと言えども、共通善の発露を現わした当時の
住職に深い感銘を受けるとともに、厳しい御法度の中でも
信仰を強く守っていた切支丹に感銘を受けました。
巡礼の最後は、殉教者記念公園に赴き、
殉教者として福者に列せられ、武将としては
毛利家の重臣で国内戦・外征で活躍した、
メルキオル・熊谷元直や多くのキリシタンが眠る墓地に赴き、
祈りを奉げ巡礼を終えました。多くの素晴らしい先達を
偲ぶことができる巡礼の行事を
設けて下さっていることに感謝します。
お疲れ様!!
壮年部環境整備作業
10月31日(土) 壮年部による環境整備作業が行われました。
大きく育った庭木の剪定作業や空調機の
フィルターの掃除などお世話になりました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ミサが変わります。
-典礼部からのお知らせ-
新しい「ローマ・ミサ典礼書の総則」に基づき、
2015年11月29日(待降節第1主日)からミサが変わります。
すでに跪き台が、なくなるという大きな変更がありました。
今回の変更は、日本の文化・習慣を大切にしたミサに
なるという考えが基になっているようです。
跪き台が、なくなったことがそのことを表しています。
《ミサ全体》
・これからは、ミサの中では立つことと坐ることが
基本的な姿勢になります。
健康上の理由や他の重要な理由で(畳の上でのミサ)が
ある場合は坐ることができます。
共通の姿勢を守ることによって、祭儀に集まったすべての
人の一致がしるしとして表されます。
・パンとぶどう酒の聖別のとき、私たちは、
立ったまま手を合わせ、聖別の祈りの後、
司祭とともに手を合わせて深く礼をします。
私たちが立っているのは
・入祭の歌の始まりから集会祈願の終わりまで
・福音の前のアレルヤ唱から福音が告げられている間
・信仰宣言と共同祈願の間
・奉納行列の祈りへの招き「皆さんこのささげものを・・・」から
ミサの終わりまで
坐るのは
・福音の前の朗読と答唱詩編の間
・説教の間
・奉納の供えものの準備の間
(拝領後聖なる沈黙の間にも坐ってよい)
《ことばの典礼》
・第1(第2)朗読の後、説教の後、神の言葉を味わうために、
答唱詩編とアレルヤ唱(永唱)が始まる前に
必ず沈黙のひとときを取ります。
・福音朗読の時、司祭が「○○○による福音」と唱え、
親指で福音書、額、口、胸に十字架のしるしをする。
私たちも同じように(今まではしている人とそうでない人がありましたが)
「主に栄光」と唱えながら自分の額、口、胸に
十字架のしるしをします。
ここに書いたことがすべてではありません。
とりあえず共通理解しておくといいのではないかと
思う事を書いたつもりです。
長年身についた習慣を変えることは
たやすくないかもしれませんが、
神への賛美と感謝の心をもって、共に歩んで行きましょう。
行事予定
12/04(金) 初金 ミサ09:30
12/05(土) 委員会 ミサ後
12/12(土) 街頭募金
12/13(日) 聖具磨き
12/20(日) 待降節黙想会と赦しの秘跡
12/24(木) 主の降誕 夜半のミサ 18:30
12/25(日) 主の降誕 日中のミサ 09:30
12/31(木) 感謝のミサ 09:30
お知らせ
☆
12月12日(土) 街頭募金を致します。
場所:防府駅前港口であい広場
時間:11:30~14:30
支援先カンボジアの子どもたち
※ご協力をお願いします。
☆
12月23日(水)14:00~
クリスマスキャロルを歌う集い
駅前イオンにて
プロテスタント教会と合同で主の
ご降誕を共にお祝い致しましょう!
☆
釜ヶ崎越冬支援を致します。
支援物資は、掲示板を
よくご覧になって20日(日)までに
神父館倉庫にお持ちください。
不要な物は持ち込まないようにお願いします。
待降節とクリスマスご案内
★ 12月20日(日)
待降節黙想会と赦しの秘跡
指導司祭 カンガス神父(山口教会) 予定
09:30~ミサ
10:30~講話
11:30~赦し秘跡
カンガス神父
小崎次郎神父
※主のご降誕をお迎えする
準備として是非ご参加ください。
★12月24日(木)
クリスマスミサ
主のご降誕の夜半のミサ 18:30
ろうそく行列、ミサ
ミサ後お祝い会
12月25日(金)
主の降誕の日中のミサ 09:30
ミサ後茶話会
命日
主よ、永遠の安息を彼らにお与えください
01日 3年目 アグネス 道家真理子
02日 6年目 マリア 中野スミエ
13日 3年目 クララ 杉山邦子
24日 14年目 マリア・セシリア 徳久静江

