防府教会だより (569) 平成27年8月01日  | 防府カトリック教会

防府カトリック教会

防府カトリック教会の日々の
出来事を綴っていきます。

心の糧 ヨハネ6章 1節~ 小崎次郎神父



 パンを増やして大勢の人々を食べさしたしるしです。
主イエスが行ったしるしや奇跡は数多くありますが、
四つの福音書が共通に述べているのは、このただ一つだけです。
説明が困難なほど、古代教会は確信して

このしるし意義を強調しています。
しかも、ストーリーの中にも主イエスがなさったことの

信じがたいむずかしさは、
フィリッポとアンドレに指摘されています。
彼等の疑問にもかかわらず、皆いっぱい食べました。
主イエスの行動が計画的であること分かります。
しかも食べさせた後、主イエスは

有り余ったパンのかけらを集めさせて。
しるしの不思議さをますます増加しておられます。


 聖書はよく食物の必要性を語っています。
食べ物がなければ生きられない私たちです。
それで食べ物に依存する事柄を、

神にも依存することの例え話にしています。
主はモーセに言われた。「見よ、私はあなたたちのために、
天からパンを降らせる。民は出て行って、毎日必要な分だけを集める。
私は、彼らが指示通りにするかどうかを試す」と書いてあります。
(出エジプト書 16書)


 エリヤが空腹になって、寡(やもめ)にパンを頼んだら、
彼女は「焼いたパンなどありません。ただ壺の中に一握りの小麦粉と、
瓶の中にわずかな油があるだけです。」と答えた。
エリヤは「恐れてはいけない、神が備える」と言ってパンを催促した。
「寡は行って、エリヤの言葉通りにした。こうして彼女も家族も幾日も、
食べ物に事欠かなかった・・・壺は尽きることなく、
瓶の油もなくならなかった」と書いてあります。
(列王記17章)



 エリシャがパンを配りなさいといえば、百人のため足らないと
召し使いに言われたが、エリシャの命じたとおりに配ると、
「食べきれず残した」と、書いてあります。


 この三つのストーリーは、人が困ったときに神様が
十分食べ物を与えられると言っています。
でも、いつもこのような起こるという訳ではありません。


 毎度の奇跡はしるしです。 神に依存する我らの実態を

教えようとしています。
信仰を呼び起こそうとしています。
我らの普段の努力に限界があると言っています。
特に、福音書が語るパンの増加は主イエスが

設けた聖体の前印になります。
現在の世界中に、ミサが行われ、小さなパンのしるしの中に、
主イエスは自分の命を授けておられます。
体の栄養以上に心の糧を、授けています。
人に仕える、人を赦すゆとり、人を愛する情けを授けます。




「日本基督教団 防府教会 浦上光教師 就任式」に参加して


 わたしは良い羊飼いである。 

良い羊飼いは羊のために命を捨てる。
わたしは良い羊飼いである。 わたしは自分の羊を知っており。
羊もわたしを知っている。

ペトロ 中川武志



 去る、6月14日、日本基督教団、浦上光、教師就任式に

小崎次郎神父様が招かれ、私も同行して参りました。


 この度、着任された浦上光牧師(写真シャツの男性の左側)は
まだ20代の独身で明るく元気な好青年でした。

お祝いに駆けつけた各地の牧師さんや信者さんも比較的

お若く元気に讃美歌を歌っておられたのが印象的でした。


 就任式はオルガン前奏、司会者による序詞、一同讃美歌斉唱、

聖書朗読、一同祈祷、讃美歌斉唱の次第で勧められ、

厳かの中で明るく素晴らしい就任式だったと思います。


 式典の後、茶話会が開かれ、ご招待頂いた小崎次郎神父様は

正面の席に座られ、神父様の紹介の中で

日本基督教団中国教区常置委員大川清牧師が
「2年前からキリスト教系教会が合同で

クリスマスキャロルを防府教会で
市民の皆さんに披露している」ことなどが話されました。


 茶話会では92歳の日本基督教団 防府教会信者の

池田さん(写真神父様の左の男性)のオカリナ演奏で始まり、

各地からお祝いに駆けつけた牧師さんの祝辞や
現地報告があり和やかに終わりました。


 お別れに神父様は浦上牧師様と握手を交わされ今後の
キリスト教一致(エキュメニズム)にお互い尽力する事を

話し合われました。






『大黒柱』 ~ぶどうの枝の会(6/27)に参加して~

女性信徒


 久しぶりにモレノ神父様にお目にかかり思わず

この言葉が浮かびました。
広辞苑によると家の中心にあって最初に立てる柱とあります。


 モレノ神父様により洗礼を授かりました。
ずいぶん昔のようでもあり、昨日のことのようでもあります。
私の心に信仰の柱を建ててもらいました。
その後幾人もの神父様との出会いと別れがありました。
その間、倒れそうになる信仰の柱、

その都度多くの神父様方に支えられ、

立て直してもらいました。


小崎神父様は防府教会にとって大黒柱です。
教会に行けば神父様にお目に描かれるという恵まれた
環境をあたりまえと思っている今の環境に感謝しなければ思います。


 ぶどうの枝の会は年を重ねた人の集いですが、誰もが歩む道です。
ぶどうの木が太陽の光、肥料、水の力で枝を伸ばすように、
老いてもイエスさまへと伸びる枝が大黒柱に支えられ、
これからも伸びて行けるよう、マリア様への

お取次をお願いいたします。
神に感謝。







世界で一番大切なあなたへ カトリックボランティアの集い
女性信徒


 6月13日(土)に宇部教会で『カトリックボランティアの集い』が行われ、
防府教会からは4名が参加しました。


 マザーテレサに会いにインドまで行きそこでマザーの

人間一人ひとりへのいつくしみに直接触れた片柳神父様の話は

私たちの胸に深くしみこんでいきました。


 その内容は片柳神父様の書かれた本

『世界で一番大切なあなたへ』の本の

中に書かれています。


 マザーのことばとすてきな挿絵。

そして片柳神父様のエッセイにより、
マザーのことばの意味が深く味わえる本になっています。
どうぞ一度手に取って読んでみてください。(教会の図書にもあります)


 『わたしたちのしていることは、大海の一滴にすぎません。
ですが、やめてしまえば大海は

一滴ぶん小さくなるのです』このことばが
ボランティアの集いを集約しているようでした。


 今年は宇部教会創立80周年にあたり、

シスター渡辺和子さんの講演会や
片柳神父様の講演会、パイプオルガンの設置と

記念演奏会などが計画されていました。
聖堂の中にはそれらのポスターや展示物、配布物、はじめて教会に
来た人への資料など、わかり易く展示されています。
宇部教会のミサや人々の取組に触れたことも

感謝に満ちた一日にでした。




行事予定


08/05(水)~06(木) 平和行事(広島)


08/07(金) 初金 09:30~


08/09(日9 納骨堂掃除 ミサ後


08/10(月)~12(水) 教区練成会(米子)


08/15(土) 聖母被昇天 09:30~


08/16(日) お盆追悼ミサ 09:30~


08/22(土) ミサなし


08/30(日)
社会教説学習会 ミサ後 林尚志 神父
(下関 イエズス会 労働教育センター )




お知らせ


9日(日) 山口カトリック柊墓地にて
09:30~墓地ミサがおこなわれます。




16日(日) お盆の追悼ミサが09:30~行われ、
ミサに引き続き納骨堂前でお祈りと焼香を行います。
亡くなられた信者の方々とすべての死者のために
ミサが捧げられます。
ご一緒に、ご冥福をお祈り致しましょう。



受付は11日(火)~16日(日)までお休みさせていただきます。


教会学校サマーキャンプ

8月21日(金)~22日(土)

防府教会&徳地少年自然の家


目的

①聖書のたとえ話を勉強し、
神様の深い愛を知る。

②同じ体験を通して友達やリーダー達と協力する
ことの大切さを知り、親睦を深める。


イエス様のことをもっと知ろう!
泳いだり、遊んだり、食べたり、お風呂に入ったり、
寝たり、みんな一緒、助け合って楽しもう!!

自然の中で思いっきり体を動かして仲良くなろう!!
神さまのお造りになった自然のすばらしさを体験しよう!!

教会の子どもたち、みーんな参加しよう!!




命日

主よ、永遠の安息を彼らにお与えください


01日 25年目 ペトロ    浴野照秋
02日 32年目 ペトロ    中村隆一
05日 12年目 ヨゼフ    山田正俊
12日 11年目 アルフォンソ 星出喜由
12日 10年目 マリア    中村佐和子
16日 12年目 アルベルト  後藤和也
18日 39年目 エウセビウス 松崎軍治
20日 05年目 イエス    柴崎有明
24日 18年目 アンナ    上田節子
29日 25年目 アンナ    高木ヒデ子