「オブジェクト指向の倒し方、知らないでしょ? オレはもう知ってますよ」 -2ページ目

「オブジェクト指向の倒し方、知らないでしょ? オレはもう知ってますよ」

オブジェクト指向と公的教義の倒し方を知っているブログ
荀子を知っているブログ 織田信長を知っているブログ

Microsoft Visual Studio Community 2026 のインストール 2025/11/27

 

本ページ Windows C/C++02章は、当ブログにおいての Windows プログラムの解説に興味がある人に一応ということの Microsoft Visual Studio Community 2026 ( 無料版 )のインストールの様子の説明となる。

 

※ Windows 10/11 のPCであることが対象となる。Community 2026 を使用する上で、マイクロソフトアカウントによるログインが必須になる。マイクロソフトアカウントがない場合は、インストール後の起動時に表示されるログイン画面でアカウントを作成する必要がある。各有料サービスを意図的に指定しない限り、これらはいずれも無料になる。

 

当ブログ説明においてはキレハシ的な説明ばかりは避け、できるだけ実際の動作確認ができるよう、章が進むに連れてプロジェクトファイルまるごとをアップロードしていくことを予定している。

 

アメーバブログ機能としては画像のみしか貼ることができないということでアップロード方法を検討していた所、Microsoft アカウントサービスの OneDrive 機能を使えばファイルアップロード共有ができるらしいことが解り、無料だと容量制限があるものの十分だったため、それを介した URL を貼っていくことにした。

 

前回議題 近世日本の身分制社会 を2025年9月の最終更新でいったん締めることになり、今回議題の Windows プログラム関連の移行ということで Microsoft Visual Studio Community の最新がどうなっているのか Mircosoft 公式を確認した所、2025年11月時点で Community 2026 版の提供が既に始まっていた。

 

当ブログ筆者は2025年9月の時点で Microsoft Visual Studio Community 2017 版のまま、またOSも Windows 10 のままで、根底は大した変更は無くても操作事情はだいぶ変わることが多く、禁則事情も少し変わることや、2017 版と 2026 版のプロジェクトファイルはやはり互換が無かった上に Microsoft の長らくのヘッダーファイル慣習のとうとうの変更も見られたため、これを機にそういう所での混乱も減らすためにも、2025年現在の最新である Community 2026 での説明を始めることにした。

 

前回議題終了の2025年9月時点で当ブログ筆者は Windows 11 PC自体を所持しておらず、その 11 化もしばらくはしようとは思っていないこともあり、動作確認用に中古の3万円以内の Windows 11 ノートPCを購入、そちらと Windows 10 機に Community 2026 をインストール、2017 年版からの変更点等の確認をしながらの解説用準備に、少し手間取っていた。

 

Community 2026 は Windows 10/11 で動作可能で、当ブログ筆者としては Windows 10 を中心に Windows NT 4.0 や 2000 時代のクラシックレイアウトをいつも設定していることで、だからこれからここで貼り付けていくことになる Windows 画面が最近の Windows レイアウトらしくないことに、そこに困惑がないよう( Windows 11 での動作確認もしているが当ブログ筆者は Windows 10 を主要にしていることも )、断っておく。

 

※ ただし今回のインストールの様子については、主に Windows 11 で説明していく。

 

ダウンロード先の URL

 

  Visual Studio Community | 最新の無料バージョンをダウンロードする 

 

を一応貼っておくが、Microsoft 公式は URL がよく変更され、ダウンロード関連も一新されることも多いため、検索で Microsoft Visual Studio Community と入力するのも手になる。

 

2025年11月現在では先の URL で

 

 

 

 

このページからダウンロードが可能で、このページのスクロール下部に進み、

 

 

 

 

 

左の Community の 無料ダウンロード をクリックすると

 

 

 

 

このようなページが表示され、Microsoft Visual Studio Community のインストーラーの自動ダウンロードが行われる。

 

Windows 11 の Edge の初期設定だと、右上に出てくるダウンロードファイルの様子の表示がすぐに消えてしまうようだが、見失った場合は

 

 

 

 

Edge の右上の設定メニュー [...] の所の ダウンロード という項目を押せば表示されるようになるが、Egde での自動ダウンロードの場所は

 

 

 

 

エクスプローラーを開いた際の例の ダウンロード の場所にあるため、ここからのインストーラー実行でもよい。

 

このインストーラーを進めると、

 


 

 

このようなインストール設定画面が出てくるが、当ブログが必要としているのは、この中の1個だけになる。

 

 

 

 

左の項目群の中央あたりにある C++によるディスクトップ開発 のこの項目のみチェックを入れ( 他の項目は後からでも追加可能 )、他はヘタに触らずに右下の

 

 

 

 

 選択対象を )全部ダウンロードしてからインストールする に合わせて、インストールボタンを押す。( 全部ダウンロードしてから を忘れて押してしまっても説明上ではそれほど支障は無し 

 

一般ネット環境であれば大体20~25分くらいで完了する。

 

ここでは設定は特に変更せずの、標準の C ドライブへのインストールを推奨しているということで、まずインストール容量は 13.75 GB 必要であることと、インストール後も C ドライブは少なくとも 10 GB や 20 GB ほどの空き容量は、余裕をもって確保しておきたい。

 

インストールが完了すると、ウィンドウズキーと連動しているアプリ一覧の方に登録されるため

 

 

 

 

紫の帯のようなアイコンのある Visual Studio をクリックし、起動する。

 

インストールして間もない頃は、最初のこの

 

 

 

 

タイトル画面から次が表示されるまでに20秒近く待たされるかも知れないが、何回か起動しているとその内、それほど待たされずに次が表示されるようになる。
 

 

 

 

マイクロソフトアカウントのログインがされていない状態だと、この画面が出てくるため、アカウントが無い場合はここでアカウント作成をして、Mircosoft アカウントでログインする必要がある。

 

ログインすると

 

 

 

 

 GitHub なるものが出てくるが、これは当ブログでは関与しないため 後で で次に進む。

 

次に、どういったプロジェクト形式で新規作成するか、または作成済みのプロジェクトを読み込むか等の画面になり、

 

 

 

 

ここで右側の 新しいプロジェクトの作成 を選択するが、インストール直後時は下記画面が先に出るかも知れない。

 

 

 

 

こちらの画面が出た場合は、2箇所の赤丸の × を押して連絡事項画面を消し、上部メニュー群の ファイル > 新規作成 > プロジェクト/ソリューション の項目をクリックすると、上記のいう

 

 

 

 

こちらの画面になるためここの

 

 

 

 

この[ Windows デスクトップ アプリケーション ]の項目が、当ブログの主体になる。

 

※ Windows デスクトップ ウィザードと似ているため間違えないよう注意

 

他は、説明することがあるとすればその2つ下の[ ダイナミック リンク ライブラリ (DLL) ]の、主にこの2つしか当ブログでは触れない。

 

[ Windows デスクトップ アプリケーション ]を選択して右下の [ 次へ(N) ] に進むと

 

 

 

 

どんなプロジェクト名で開始するかの画面になる。

 

初期設定だと、2つ目の項目の 場所(L) のフォルダの位置が、Windows 特有の仕様であるユーザーフォルダが自動的に指定されているが、ユーザーフォルダは仮想名を混在させている上に変に階層が深かったりで場所が解りにくい。

 

そのため当ブログ筆者の場合は Microsoft Visual Studio を使う際は C:\FilesVC\ というフォルダを作って、そこでファイルを管理するように決めている。

 

アプリケーションを作成していく上で、例えばテキストファイルやビットマップファイルなどを読み書きする仕様を作ることも多いため、自分にとってフォルダ管理をしやすい場所に作っておくことを勧める。

 

Community 2017 版では、新規作成のたびにユーザーフォルダを最優先に選択する頑固な仕様になっていたが、やはり不評だったのか今回 Community 2026 版では最後に選択されたフォルダ履歴優先に改善されている。

 

1つ目の項目のプロジェクト名を入力すると、ソリューション名も自動的に同名になり、基本的にはこれは同じにしておいた方が良いとは思うが、Microsoft Visual Studio は昔から、そのプロジェクト名でいったんプロジェクト構成を作ってしまうと、作った後にプロジェクト名を変更しようとすると大変なのは 2026 版も大して変わっていないようである。

 

このプロジェクト名がそのまま exe 名になる仕様のため、その名称を変更したくなった際に、exe ができた後にその exe をリネームすればいいという考えもあるが、やはりプロジェクト名を直したい所になる。

 

途中でもしプロジェクト名を変更したくなった場合、既に作ってしまったプロジェクト名を直接変更しようとするよりも、変更したいプロジェクト名を新規作成していったん Visual Studio を終了し、旧プロジェクト内の cpp や hファイルを差し替えた方がたぶん早い。

 

話を進め、ここでは試しに WinProgTest というプロジェクト名にして、右下の [ 作成(C) ]で進める。

 

 

 

 

すると見本のプロジェクトが自動生成される。

 

右側の GitHub の機能はここでは触れないため、右上赤丸の x を押しておく。

 

右側は

 

 

 

 

下の ソリューションエクスプローラー のタブを選択し、ソースファイル、ヘッダーファイル、リソースファイル項目の各 ▷ をそれぞれクリックすると、中のファイルがこのようにツリー表示される。

 

プロジェクト名を WinProgTest にした場合、WinProgTest.cpp ファイルがメイン部分になる。

 

cpp や h などのソースファイルをダブルクリックすると、左側にソースコードの表示・編集の状態になる。

 

この右側の ソリューションエクスプローラー は急に表示されなくなる場合もよくあるため、その時は

 

 

 

 

上部メニュー群の ウインドウ(W) の中の ウィンドウレイアウトのリセット をクリックすると恐らく表示されるようになる。

 

当ブログ筆者は Community 2017 を使っていた時に背景色を変更していたのが、それがどうもアカウントログイン情報によって Community 2026 でも反映される仕様になっていたらしく、そのため初期状態の人とはここが違っている。

 

色やテキスト関連の設定については

 

 

 

 

上部メニュー群の ツール(T) の中の オプション(O) をクリックで

 

 

 

 

編集画面側に、このようなオプションタブが表示されるため、ここの 環境 > の 詳細設定 の フォントおよび色 をクリックすると

 

 

 

 

この画面が表示、ここの背景色の赤丸の カスタム をクリックすると背景色を変更できる。

 

統合前時代( 95/98 系と NT4.0/2000 系が統合される Windows XPより前のそれら時代という意味 )の旧 Visual Studio では、ソースコードの自動色分けは、Cステート( if や for や true / false などC生粋の予約語群 )と一部の定義名のみで対象が少なく、当時の背景色の基本は白で、それはそれで文字的には見やすかった。

 

しかし近年の Visual Studio では各定義の種別ごとの自動色分けを積極的にするようになって、使用される文字色を増やしたことで背景色が白だと見にくくなってしまうことから、背景色の基本は黒にするという MS-DOS 時代のような方針に改めたようである。

 

この記事を書いている時点で49の当ブログ筆者は、メガネは普段は使っていないが老眼は進んでいて、背景色が黒が基本になったことで目を痛めそうだったため、背景色だけ

 

 

 

赤 20:緑 60:青 20 という暗い緑に変更して使っている。( 変更してみると解るが、少しでも明るいと色付き文字がかなり見にくくなってしまう 

 

一応、上部メニュー群の ツール(T) 内の テーマ(T) の所で、旧 Visual Studio に近い仕様色の、全体を明るくする全体的な変更もできるようになっているが、混乱を避けるためにここでは触れないことにする。

 

上記オプション画面の方に、フォントの種類とフォントサイズも変更できるようになっているが、このフォントサイズには少し注意が必要になる。

 

開発における exe 生成面での支障がある訳ではない表記上の問題だが、フォントサイズは3の倍数にしておかないと、つまりフォントサイズが9や12などでないと、記号が使われた際のソースコードの表記がなぜかズレるという20年以上の小欠陥は 2026 版でもそのままのようである。

 

3の倍数でないフォント 11 の場合

半角と全角の文字数が合っていても途中からズレ始める。

 

3の倍数であるフォント 12 なら

半角と全角の文字数があっていれば、このようにズレずに表示される。

 

うろ覚えだったが、フォントサイズが3の倍数でないと途中でズレ始めるという20年以上放置され続けてきた Visual Studio のこの小欠陥を今一度 2017 版と 2026 版とで確認してみた所、サイズ12以降なら13や14でもズレは起きないらしいこと、また12未満で3の倍数でなくてもズレないものもあり、2017 版も 2026 版も結論として、8と11だけズレることが判明した。

 

つまり 2026 版でもフォントサイズに関しては8と11だけは設定しない方がよいと推奨しておく。

 

プログラム側の設定の話に戻り、あとは、バッヂビルドの設定だけしておく。

 

まず上部メニュー群の方の

 

 

 

 

赤線の部分だが、これはデバッグモードの設定だが、Community 2017 版だとここの初期状態は 64 Bit 設定になっていなかったが 2026 版は最初から 64 Bit 設定になっているため、ここはこのままで問題無し。

 

次にバッヂビルドの設定だが

 

 

 

 

上部メニュー群の ビルド(B) の中の バッヂビルド(T) をクリックすると

 

 

 

 

exe 作成画面が表示されるため、画面にある、Release x64 Release | x64 の項目のチェックボックスに、チェックを入れて右下 閉じる を押す。

 

exe ファイルを作る場合は、この状態でここで ビルド(B) を押すと、コンパイルエラーが無ければ exe が作成、または新たに exe が更新される。( exe については順述 

 

この画面を閉じ、見本のソースコードのまま( 間違えて何か書き込んでしまったら Ctrl + Z で戻す )、Ctrl + Shift + B ( 上部メニュー群の ビルド(B)の中の ソリューションのビルド(B) )を押すとコンパイルが開始され、ソースコードに間違いはないかを確認できる。

 


 

 

間違いがない場合、つまり exe ファイルが作れる状態の場合、下部の出力タブで、ビルド:成功 1、失敗 0、最新の状態 0、スキップ 0 といった表示がされる。

 

コンパイルエラーがないこのような状態で、F5 キー( 上部メニュー群 デバッグ(D) の中の デバッグの開始 )を押すと、デバッグモードで動作確認ができる。

 

 

 

 

見本をそのまま F5 で実行すると、ファイル(F) と ヘルプ(H) のメニュー群および、ファイル(F)内の 終了する(X) と ヘルプ(H)内の バージョン情報(A) の項目のみの、それだけのウインドウが表示される。

 

ヘルプ(H)バージョン情報(A)をクリックすると

 

 

これが表示されるだけの、他は何もない見本ウインドウ動作の確認ができる。

 

メインウインドウ右上の X を押すか メニュー群 ファイル(F) 内の 終了する(X) を押すとデバッグモードの終了となるが、

 

 

 

 

メニュー群側にある 赤い停止ボタン か、または メニュー群の デバッグ(D) 内の デバッグの中止(E) で、動作をいつでも終了できる。

 

ソースコードの左側の縦枠をクリックで、

 

 

 

ブレークポイントの設定/削除、これを設定した状態で F5 実行した時にそこに到達すると

 

 

 

 

デバッグモードでの現在のブレークポイント中の状態になり、どの変数の中がどうなっているのか、変数名を範囲選択セルして Shift + F9( 範囲選択セル上で右クリックポップメニューで クイックウォッチ ) で中を確認、この操作画面で中身を実験的に変更したりウォッチ一覧に追加などもできる。

 

ブレークポイントから F10 を押せば次の工程へ、対象 include 内であれば F11 を押せばその手続き内( 関数内。プロシージャ内 )の追跡が、F5 なら次のブレークポイントまで続行となる。

 

F5 によるデバッグモードのブレークポイント中の時に、ソースコード画面のどこでもいいから右クリックポップメニューを表示して

 

 

 

 

逆アセンブリへ移動(T) をクリックすると

 

 

 

 

機械語モード( アセンブラモード。asm )も搭載されていて、ここもデバッグモード機能として F10 キーを押しながらCPUレジスタ内の中の確認もできるようになっている。

 

当ブログ筆者も機械語界の事情に大して詳しい訳でもない( 傾向が確認できる箇所も少しあるが、Windows の都合のマクロ埋め込み設計のことなど大して把握できていない )中でも、機械語に少し触れるかも知れないが、それが解らなければ先に進められないような話ではなく、動作構造上の余談としての説明をしようと思っている。

 

上述したバッヂビルド画面の方で exe を作成すると

 

 

 

 

プロジェクト名の x64 の Release のフォルダに、作られた exe ファイルが入っている。

 

見本のように特に外部ファイルを参照することもない場合は、その exe ファイル単体でどのフォルダに置いてあっても動作できる。

 

 

 

 

プロジェクトファイルは

 

 

 

 

プロジェクト名フォルダの直下の slnx になる。

 

Community 2026 をインストールしても、この拡張子によるアプリ起動登録はされておらず、これをダブルクリックするとどのアプリケーションで開くかの画面になるが、以後 Visual Studio で開く設定をしてしまって問題ない。

 

今回の最後に、Community 2026 の上部メニュー群の ヘルプ(H) 内の Microsoft Visual Studio について(A) をクリックすると

 

 

 

 

 

後ろに Community と書かれていて、無料版であることが確認できる。

 

今回は、インストールの様子と、Visual C/C++ としてのざっとの動作の様子ということで、ここまでとする。

 

Microsoft Visual Studio には多くの項目群の機能が搭載されているが、当ブログ筆者はこれら全体の3割も把握しておらず、使ったことがない機能ばかりのため、だから以後も当ブログ説明では解る範囲でしか触れない。

 

次の章では、当ブログ筆者としてのCの書式規律や、Microsoft の仕様とCとの境界、C自体の中級的なおさらいなどに入りたい。

 

なお当ブログ説明の進行の仕方として、今回のこの[ Windows デスクトップ アプリケーション ]の、この見本を出発点としているため、以後もその説明はしていくが、今回の状況の理解は大事になる。

 

これを基点に、オブジェクト指向強要のMFC仕様( マイクロソフト独自のマクロ複合の画面構成やリソースなどの仕様。 Microsoft Found Class と rc ファイル )はできるだけ使わない方針について、つまりそうした方がむしろ Windows の仕様を理解する近道という、どのような見渡し方をしていくと良いのかといった判別的な概要を、以後も他の Microsoft の補助機能を絡めて順番に説明していきたい。