前の記事のつづきです。
BSテレ東の番組で
脳科学者 中野信子さんが
空気を読むことに
触れています。
印象に残った内容を記録します。
ちなみに
中野さんご自身は
「私は空気が読めません」と
言われています![]()
空気を読む「空気」とは?
空気とは
自分の気持ちより
集団の意志を
優先させる圧力のこと。
早く帰りたいけど
場をシラケさせたくないから
言い出せなくて
飲み会の二軒目につきあってしまう。
よくあることだけど
これは悪いことでしょうか?
いいえ。
同調圧力にあわせることは
生きのびるための大事な能力。
柔軟に合わせることで
会社で干されずにすむし、
衝突をさけ無難にやりすごせる。
ただし、危険な論理が
日本社会でまかり通っています。
なんでしょうか?
空気読まない人を叩く
危険な風潮というのは
「空気を読まない人を
叩いてもいい」
という論理です。
自分の意志で判断し、
自分で責任を負う自由な人が
登場すると
「こいつは
私たちのルールを破った奴」
という
不快×恐怖×羨みの感情が起こり
「秩序を乱すヤツは
バッシング(攻撃)しても良い。
なぜなら、これは正当な防衛だ。
私は正義の味方だから
制裁を加えているだけ」
そんな風に自分を正当化し、
いじめ、排斥をしてしまう。
では、
SNSで叩いたり
イジメる人の脳の中で
いったい何が起きているの?
叩く人の脳のなか
攻撃する人の脳は
セロトニントランスポーターが少ない。
セトロニン
=幸福ホルモン
(イライラを抑え、安心する幸せ物質)
トランスポーター
=運び屋
私たちの頭の中では
しあわせホルモンを回収し、
リサイクルする回収業者がいます。
トランスポーターです。
これが多いと楽観的。
少ないと悲観的。
日本人は世界のなかで
最も少ない民族です。
「あの人にどう見られるかしら?」
町内、親類縁者、職場、学校で
人の目を気にしてビクビクしやすい。
だから、
自由な人をみると
イライラする。
もしも、
自分が他人を叩きそうになったら
「あ、今、私は
トランスポーターが減ってるんだな」
己を省みて、
頭を冷やすことが大事。
中野信子さんが提案するのは
「空気を読まされる側から
別の空気を作り出す側へ
バージョンアップしませんか?」
水をさすのではなく、
ぬるま湯をさしましょう
場に緊張感が走ったとき、
白熱した議論になったとき、
やんわりと別の考え方を提案する。
そんな大人を目指したいものですね。


