人気漫才コンビで有名な
博多大吉さんの本をご紹介します。
生理で死ぬ人おらんやろ?
毎月あるんだから慣れてるんじゃない?
生理痛で死ぬ人なんて聞かないよ?
しんどそうにするのは大袈裟で
かまってアピールなんじゃないの?
特別扱いなんてしてやらんぞ。
なぜ男性はそう思うのでしょうか?
答えは…
自分が痛くないから
男性の誤解
血が出る=生理
勘違いしている男性が多い。
2週間前から出血しない生理スタート。
幸せホルモン(セロトニン)が減る。
しあわせを感じにくくなり
落ち込んだり、涙もろくなったり
イライラのコントロールができず
身近な人に八つ当たりしやすい。
胃のむかつき、便秘、下痢
頭痛、脱力感、眠気、イライラ、
腰痛、食欲不振…
かと思えば
逆にハイテンションになることもある。
買い物したり食欲旺盛になったり、
意欲がでていろんなことに挑戦する。
女性たちは、家族に気づかれないように
平気なフリをする。
母親・姉妹・妻・娘
上司・部下・友達・恋人は
黙って耐えているけど、
本当にしんどいときは顔にでる。
生理前の不快症状につづき、
本番がやってくる。
子宮内膜を剥がし外へ出すために
ギューギュー子宮を握りつぶす。
それが痛みの原因。
子宮はストレスに影響されるため、
ストレスが強いと
生理痛もひどくなる。
ランドセル背負いながら
ランドセルを背負っている頃から
毎月症状がでて、鬱陶しい。
生涯で450回、
病気と同じ苦しさを経験する。
男子の場合、
精子がつくられるけど
痛くない。
女子だけが痛い。
スポーツ、温泉旅行
テスト、受験…
そのときに生理なら、男子より不利。
本来の実力が発揮しづらい。
集中しようと思っても
眠気とだるさ、
腰の痛みがやってくる。
レジャーや旅行も
生理のためにキャンセルすることもある。
たとえお腹が痛くても、
夫の世話、子供の世話、PTAや自治会、
仕事と家事、介護…
他の人が代わりにやってくれない。
痛み止めを飲みながら
気力と体力をふりしぼってやっていく。
娘のホルモン治療
今、娘はPMDDが強めです。
PMDDとは、女性ホルモン起因のうつ病。
病気の症状のひとつ「死にたい」
口にするようになりました。
絶望的で憂鬱、好きな趣味をしても
気が晴れないことがあると、
やけを起こしそうになるそうです。
仕事のストレスが強いと
(昇進など良いこともストレス)
治療薬や小さな工夫を重ねても
焼け石に水。
コントロール不能の
気分変調障害なので
自分で自分に嫌気がさすそうです。
やりがいのある仕事なのに
吐き気や貧血のせいで、まっすぐ立てない。
自制心の強い勝気な娘であっても
ホルモンの波に勝てず涙を流します。
彼女が治療をはじめて1年。
ずっとそばでみていますが、
ほんとうに難しい病気だなぁ~と思いますねぇ。