娘が心療内科クリニックで受けた心理検査。
自宅で記入する宿題がでました。
文章完成法テスト(SCT)です。
主治医
「心理検査によって、
過去の出来事が
フラッシュバックして
涙を流される方もおられます。
お嬢さんは・・・」
娘
「私はかまいません
泣いてもフラッシュバックしても
受けたいです」
主治医
「わかりました。手配しましょう」
文章完成法テスト(SCT)
60問ありました。
刺激文につづいて
パッと思いついたことを書きます。
例えば
- もし私の母が_____
- 今までは_______
- 大部分の時間を____
- どうしても私は____
- 年をとった時_____
- 家の人は私を____
- 調子のよい時______
- 私はよく人から______
- 私が努力しているのは_______
- 私を不安にするのは_____
結婚、金、死、顔、頭脳、恋愛、失敗・・・
文頭についた言葉が
誘発するのは、考え方の傾向。
家族や自分についてどう見ているか、
コンプレックス、不安、トラウマ、
人生観、恋愛観、死生観、固定観念など。
私が心をひかれるのは
たのしそうな人。
自分のことをたのしませるのがうまい人。
自分がたのしんでいる(充実している)から
心が安定している人。
そういう人になりたい。
もう一度やり直せるなら
と思ったことはあまりない。大学をやめたのも病気になったのも何かを失ったというより得たものの方が大きい。
おかげで成長できた。
男
は男らしく、女は女らしくって
なんだろうと、
多様性についてのテレビ番組を見ながら考えることが増えた。
いろいろな価値観や物の見方を吸収したい。
娘は
考えや言いたいことが多すぎて
二行にまとめるのが難しかったとか。
まとまりにくかった問題には〇をつけています。
私の野心
ってなんだろう?みんなに認められたい?
有名になりたい?
それより趣味を充実させて、
毎日1つでもたのしいことがあって、
そういう生活を大事にできる自分でいたい。
妻
にはなりたくない。
「パートナー」とか「家族」以前に
誰かの「味方」でいたい。
私の父
は「こうあるべき」「こうしたほうがいい」
「誰かが望んでいるから」と
正しさや他人を優先しすぎる。
そのせいで自分の気持ちが迷子になりやすい
私がきらいなのは
「ふつうはこうする」
「こんなのあたりまえ」と
自分や相手のがんばりをありのまま認めず、
一般化して大事にしないこと。
人々
のことが昔はもっと怖かった気がする。
今は交流するコミュニケーションの機会が増えたことで苦手意識が減ってきた。
彼女が〇をつけた文に共通すること、
それは何かしら?
娘の文章から伝わるのは
「価値観のちがう人と
折り合いをつけたい。
固定観念をとっぱらって
のびのび生きたい」
娘
「自分を隠さずさらけだした。
日頃から考えていることが書けて嬉しい。
丸裸にされたようでちょっと照れる
と、同時にスッキリしたわ
私って、こんな風に考えていたんだな。
自覚できる良いテストだと思う」
私がひそかに
好きなことは、
中島みゆきの曲を聴きながら、
ラーメン屋のカウンターでラーメンを食べて
映画の主人公になったような
気分に浸ること。
心理検査⑤バウムテストへ続きます。