ロールシャッハテストって
ご存知ですか?
スイスの精神科医ロールシャッハが作った検査。
曖昧なインクの染みをみて、
「何にみえるか?」
連想するモノが無意識の心理を
投影すると言われています。
私、知ってはいたけど、
まさか娘が受けることになるとは
思いませんでした
ロールシャッハ検査
10枚の絵を1枚ずつみていきます。
白黒から、色数が多くなっていきます。
(画像お借りしました)
モノクロのクラシック映画は好きだけど、
白黒のインク絵は不吉な感じがして
気持ち悪いなぁ・・・と思ったそうです
「何に見えますか?」
「その理由はなんですか?」
「角度をかえると、何にみえますか?」
「一部をみて、何に見えますか?」
「好きな絵、嫌いな絵を選んで
理由を教えてください」
1枚の絵を正面・横・逆にしながら
答えていきます。
心理士さんは、返答だけでなく、
娘が手にとった紙を回す順番も
克明に記録していきます。
1枚につき10個以上思いつくため
進むスピードがゆっくりになってしまい
心理士さん
「すみません
私の見込みが甘かったです
今日は、何時までいけそうですか」
娘
「何時まででも私は構いません
先生のお時間は大丈夫ですか?」
それを聞いた心理士さんの顔が、
ぱっと明るくなって
「時間だいじょうぶなんですね
良かった
では頑張りましょー」
メモ用紙を沢山かかえて
もどってこられました。
「お母さんのイメージはどれですか?」
「これです!
薄いペパーミントグリーン、サーモンピンクで
母が好きな色です。
羊のようなふわっとした印象です。
母の干支がひつじなので選びました」
「お父さんはどうですか?」
「う~ん、父のイメージはこの中にありません。
自分の主張が強くない人なので、
コントラストの強い絵は合いません。
くっきりはっきりした境界線で表せません。
しいていうなら、
楽器のような曲線のある絵でしょうか」
「ご自分に近い絵はありますか?」
「これです。
色数が一番多くて、私っぽい。
場所によってさまざまなモノに見えます。
趣味のコラージュや切り絵に使う
カラーバリエーションに似ています。」
所用時間は、
予定していた1時間を大幅に超え、
3時間に。
心理士さん
「おつかれさまでした
よく頑張りましたね
今日は宿題で書いてきてもらった
文章完成法テストを
一緒に考察する予定でした。
でも時間がないので持ち帰りますね。
○○さんのことがさらに解ると思うので
読むのが楽しみです」
優しくて意欲的な心理士さんに
びっくりするやら、嬉しいやら。
長丁場に根気強くつきあっていただき
ありがとうございました
心理検査④文章完成法テストに続く