担当の臨床心理士さんから尋ねられました。
「この検査で
どんなことが知りたいですか？」
娘
「昔から敏感気質（HSP）があり、
行事のたびに吐いてました。
大人になっても扁桃体が過活動です。
そういうことが検査に出るのかどうか知りたい。
就活前に自分の得意・苦手を把握して
面接シートの配慮事項に役立てたいです」
心理士さん
「そうですか。了解です。
あなたの場合、発達障害はなさそうですが、
生きづらさがどこからくるのか、
見つかるかもしれません。」
ここからテストの内容にふれます
検査を受ける人は読まないで下さい。
予習をすると間違った結果になり、
検査した意味がなくなります。
ぶっつけで受けると正確なデータがでます。
当日は、水筒にお茶を持参して、
休憩を３回ほどはさんだそうです。
WAIS（発達・知能 極複雑）
心理士さんと対面で行います。
１００以上の質問を口頭で答えます。
えっ、ペーパーテストじゃないの
暗算、暗記
歴史、国語
法律、常識
数字やアルファベットの順序を逆に言う、
数字と記号のミックス問題、
不完全な図を脳内で補う、
ストーリーボードをいれかえ物語を完成、
積木を使う空間認知
規則性を読み取る問題、などなど。
「江戸幕府を開いた人は？」
「グラハムベルが発明したものは？」
「日本三景をこたえてください」
歴史や常識問題から
「婚姻届けはなぜ必要ですか？」
「税金はなぜおさめるのですか？」
「バリアフリーとは何ですか？」
「歴史を学ぶ意味は何？」
「労働における青年保護法の意義は？」
社会、法律に関するもの、
「罰と称賛の共通点は？」
「友情と敵対の類似点は？」
観念的な問い、
「冬」「米」
など事象や物質の説明から
「下心」「辟易」「婉曲」「言語道断」
といった、感情や心理を表す
熟語・四字熟語の説明を求められます。
「もう少し詳しく説明してもらえますか？」
心理士さんから促されると、
頭の中のフォルダから語彙を総動員
丁寧＆簡潔に答えたそうです。
視力検査と同じように
クリアしていくと、
先へ先へ高度な質問へ進みます。
想像力を駆使する問題では、
イラストカードを入れ替えて物語を創作。
電車＆傘の話、サメの話、鬼の話、
コインランドリーの話など
監督が絵コンテをつないで
映画づくりをする感覚にも似て。
楽しかったと話していました
３時間、集中してバテバテに
でも、心理士さんから率直な感想を言われ
疲れが吹き飛んだそうです。
「○○さんがねばり強いので、
用意した問題をかなり先まで進みましたね。
私、心の中で応援してたんですよ。
頑張れ～！って（笑）」
心理士さんもお疲れだったと思います。
娘の様子を観察し、速記されるスキル。
プロの方って、
観察力・集中力・気力が凄いなぁ
③心理検査（ロールシャッハ）へ続く