少年連続誘拐事件が発生した町で
フィニーは父と妹の3人暮らし。
刑事が学校を訪れ9歳の妹を呼び出した。
「なぜ誘拐現場に残された
黒い風船を知っているんだね?
非公開の情報なのに」
母譲りの特殊能力を持つ妹は
少年が拉致される夢をみたのだ。
そんな娘に父は泣きそうな顔で
鞭を振り上げ、怒鳴る。
「お前が見たのはただの夢。
現実じゃない、分かったか?
お前たちは母親とは違う!
見えないものはみえないんだ」
しかし、野球少年、兄の親友に続き
兄までもさらわれた!
「神様!お兄ちゃんの居場所を教えて」
「フッテージ」の監督さんが再び
イーサン・ホークと子どもを使った
ホラーヒューマンドラマの秀作。
ダイヤル式黒電話が
良い仕事をしますよ![]()
物語を反映する映画
序盤で
親友ロビンが主人公へ投げる言葉↓
最高なのが悪魔のいけにえだ。
自分の身は自分で守れ
この台詞が伏線回収されます![]()
悪魔のいけにえのように囚われ
ブルース・リー風な特訓する流れが
ベストキッドをみている気分で胸アツ![]()
雨の中を黄色いレインコート姿で
兄のゆくえを追う妹。
まるで「IT それが見えたらおわり」
霊視を受け入れない親子関係は
「シックスセンス」
お風呂でみる夢「エルム街の悪夢」
キッズホラーの要素をいれつつ
成長・友情・兄妹の絆・親の心の変化を
ハートフルに描いた良い作品です![]()
感想
いじめられっ子のフィニーは
男気ある親友ロビンから
ことあるごとに守られていた。
が、そんな友が誘拐されてしまう。
ロビンに代わり、気の強い妹が
兄を救おうと駆けつける。
しかし、ついに兄までも行方不明に。
黒いバンが停まった。
扉には緑色の文字 アブラカタブラ。
謎の男は「マジシャンだ」と自己紹介し
道化師のように相手を油断させると
黒い風船の束で襲いかかる。
フィニーは愛用のロケットペンライトで
犯人の腕を傷つけるが…
不思議とグラバーは大目にみて
ソーダや食事を運ぶ。
「君を傷つけたりしないよ。
他の子は俺じゃない奴がやったんだ」
フィニーは監禁された地下室を観察する。
断線した黒電話、
高い位置にある格子の窓、
防音壁で声が届かない。
これまでの
犠牲者みんなが脱出できなかったんだ。
弱い俺なんかじゃ到底ムリだ。
そのとき黒電話のベルが鳴った。
「フィニー…エグイ球だぜ。しびれた」
野球の試合で対戦したばかりのブルースだ。
「俺は間に合わなかったけど、
お前はやるんだ。生き延びろ。
タイルの下の柔らかい土を掘れ!」
再び電話が鳴る。
今度は新聞配達少年ビリーだ。
「階段の上には行くな。
奴の罠だ。
ベルトを手に君を待ってる」
犠牲になった少年たちが
受話器をバトン代わりにして
アドバイスをしてくる。
彼らの失敗体験と知恵が
フィニーの賢さと行動力を
引き出していくのです。
70年代のスマホやPCがない時代に
手を変え、品を変え、
何度もあきらめず脱出に挑戦するフィニー。
5人の体験が余さず活かされ
昇華する脚本にしびれますよ![]()
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兄の居場所を突き止めようとする。
観客は彼女の幻視で
死者のメッセージを見ることになります。
実はこの兄妹の母親に第六感があり
アンテナの感度が良すぎたために
死者の姿を見て、声を聴きすぎて
自死しています。
残された父親は
愛する子供たちが
母親と同じ道に歩むことを恐れ
子どもの能力を封印しようと
厳しくしていたのでした。
そんな父親がどう変わるのかも、
見どころのひとつです。
そして、
イーサン・ホーク演じる犯人。
かなり魅力的なキャラクターです![]()
挑発に乗らないフィニーを
「君は特別だ」と一目置く。
眠るフィニーを眺める姿は
孤独がにじみでていて
黒電話の音を怖がる姿からは
繊細だとわかります。
自分自身が虐げられた過去があり、
その体験を葬りたくて、
支配する側へと変貌したと匂わせます。
角の生えた悪魔の仮面が素敵。
マスクにはいろんな種類があり、
顔の上半分だけ、下半分だけ
怒った顔、笑った顔など表情豊か。
仮面がむしりとられたら
彼がどんな反応をしめすのか?
そしてフィニーは
犠牲者の無念をはらせるか?
親友ロビンがフィニーを励ます。
「君ならできる。
君は相手の攻撃を読むのがうまい。
そして何度でも立ち上がる戦士だ。
ここから君はひとり。仇を討て」




















































