「こうなることを
願っていたんでしょう⁈」
誘拐された父が殺された。
娘マーガレットは葬式で後妻を平手打ち!
皆のひんしゅくを買うなか、
刑事コロンボが声をかける。
「私は君の味方だよ」
刑事コロンボ 死者の身代金
リチャード・アーヴィング監督
1971年
ピーター・フォーク
リー・グラント
パトリシア・マティック
子どもの頃から
両親と一緒に楽しんだ
刑事コロンボシリーズ。
とくに母は心理劇が大好物。
裁判劇の丁々発止のやりとりや
刑事と犯人の頭脳戦など
暴力以外のバトルが大好き。
私もです![]()
今年もBS放送が始まりました。
「殺人処方箋」だけでなく
「死者の身代金」も
TV映画だったんですね!!
なるほどスケールが大きく
こだわりの演出が面白い!
車のライトと瞳が重なりキラーン☆
心理戦の面白さ
毎回変わる
豪華ゲストと個性的な演出。
今作はリー・グラントが犯人です。
私は「オーメン2」の印象が強いです。
頭脳明晰で凄腕の女弁護士で
緑色(欲望色)にまみれた
オフィスでコロンボに疑われ、
ほのめかされても、
トリックに気づかれても
屁とも思わない精神力。
コロンボは手強い相手を
観察し
性格にあわせた罠で
責め落とす。
食らいついたら離れません。
「スッポンみたいと言われるんですよ」
「そういえば顔が似てるかもね」
犯人はパイロットの免許を持ち、
アクロバット飛行で
コロンボをいたぶります。
とくに終盤繰り広げられる
地味な義理娘と、
美人の継母の闘いがみどころ。
「白い肌の異常な夜」で生徒を演じた
パトリシア・マティックが被害者の娘役。
彼女がTVを見るシーンでは
ビリー・ワイルダー監督
「深夜の告白」が映ります。
悪女役バーバラ・スタンウィックが美しい。
夫を殺害した後妻が継娘に恨まれる
犯罪映画です。
自分と同じ状況の映画をみるなんて
こーゆーセンスに萌えます![]()
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互いの心をさぐる義理母娘。
感想
「もし、ワタシが誘拐されて
脅迫電話をうけとった家内が
『あなたご無事?』
って訊いてくれなかったら
別れます」
と、コロンボ。
コロンボは電話応対をする夫人を疑う。
旦那さんを心配してるフリか?
妻ひとりで自家用機を運転し、
空中から身代金を落とすよう指示される。
身代金の入ったバッグは
中身がカラッポの状態で現場に残された。
なぜ金を入れ替えたのか?
なぜバッグごと奪わなかったのか?
バッグは2つあったんじゃないか?
しかし、証拠がない。
身代金はどこへ?
それだけじゃない。
夫の車のシートが前へ出すぎている。
背の低い女性が運転したのでは?
コロンボの読みどおり、
女弁護士レスリーは
遺産と身代金と未亡人の地位を
手にいれる計画を淡々と実行。
ところが完全犯罪に立ちはだかる
先妻の娘。
反抗的な態度で居座る目障りな子。
やがて、マーガレットは
レスリーが犯行に使った手口をなぞる。
録音テープ
切り抜きの脅迫文
そして銃
心理的に追い詰められながらも
「世の中は力のある者が勝つのよ」
強気の態度を崩さないレスリー。
マーガレットも負けちゃいない。
私にも分け前をくれとほのめかす。
取引か。
な~んだ。
私と同じ穴のむじなね。
結局、アンタも金でしょ。
それなら…話は早い![]()
さっさと要求額を渡して追っ払おう。
しかし、レスリーは知らなかった。
人間には
いくら金を積まれても
売り渡せないものがある
ってことを。
「あなたは、
自分の欲の深さに負けたんだ」
きっぱり言い放つコロンボに胸きゅん。
そして、
30万ドルを前に
グレープジュース代
3ドル50セントを払えない
コロンボにもきゅんきゅんします![]()
ウェイトレスが不思議そうな顔をする
ラストが粋です![]()
侮った相手に足元すくわれる
展開というのは、スカッとしますね![]()
コロンボシリーズは他にも↓

















































