ジェームズボンドを襲う
神出鬼没の殺人鬼ジョーズ
だけどどんくさくてうっかり屋さん。
怪力でパラシュートレバーを引き抜くし、
リオのカーニバルの浮かれ騒ぎに
巻き込まれるし、
ボートのハンドルもぬけてしまう。
憎めない魅力あふれる悪役です♡
 

 

 
007 ムーンレイカー
ルイス・ギルバート
1979年
ロジャー・ムーア
ロイス・チャイルズ
リチャード・キール

映画のパロディからパロディへ。

ネタの暴走がとまらない!
未知との遭遇、スターウォーズ、荒野の七人、
2001年宇宙の旅、旅情、カサブランカ、
フランケンシュタイン、ドラキュラ、ナイアガラ
いろんな映画のテイスト音楽セリフ
面白おかしく取り入れた大胆さ!
 
 

テーマ曲を歌うのはシャリー・バッシー
私が中学生の頃、
はじめて父に買ってもらったサントラ盤。
パワフルな歌唱力、異国のムードたっぷりの楽曲、
華やかなビッグバンドに心躍らせ、
父娘でリズムにのりながら
聴き入ったあの頃が懐かしい。


今回、活躍する武器は

赤い矢青い矢を仕込んだブレスレット。

「ここぞ!」って時に
使いこなすボンドさん。
彼はどんなに高価な乗り物でも
惜しげもなく使い捨てする思い切りのよさ!
もったいない根性の私には無理な芸当です笑

 

 

  感想

 

鋼鉄の歯を持つ巨漢のジョーズが
ニコニコしながら、迫ってくる!
 
空中、カーニバル、ロープウェイ、ボート、
どこまでも追っかけてくる殺人マシーン。

 


だけど、何度も007を取り逃がす爆  笑

仕留めそこなう、
彼のあわてっぷり!!
面白おかしくてハマっちゃう(≧▽≦)



お気に入りの場面は、

ジョーズの恋の芽生え💘

ボンドと美女が
ロープウェイからターザンチェーン!

ジップラインで逃げろ!逃げろ!

猛スピードで追いかけるジョーズ!
暴走した客車は止まらないΣ(゚д゚lll)
 
大きな歯車の下敷きに!

 

ジョーズをけてくれたのは・・・
おさげ髪に眼鏡、豊満な胸を持つ
心は子供の女性。
 
彼をみても怖がるどころか、
にっこり微笑んでいる。
誰もが恐れるジョーズの容姿、
友だちもいない、恋人もいない怪人が
唯一手をつなぐことができる女の子。
この設定って
フランケンシュタインと少女じゃん(*^_^*)
ここでシベリウス交響曲第2番
高らかに流れちゃう。
もぉ~このベタすぎる演出が最高に好き
思わず笑ってしまいます。
クライマックスでは
ジョーズの魅力ましまし!

宇宙ステーションで恐るべき陰謀を暴くボンドさん。

ムーンレイカーの役割はノアの箱舟だった。
完璧な肉体の男女ペアが乗せられ、
地球外へ運ばれるという作戦。

一旦、地球上の人類を毒ガスでリセットして、
子孫を地球に戻すという恐るべき計画。

ボンドさんが
悪の親玉ドラックスに問いかけます。
 
「お前が支配者となる王国では、
完璧な肉体から
少しでもける者は、
抹殺されるんだろう?
 
「ああ、そのとおりだ」
 
上司の返事をきいたジョーズの顔が曇る。

まさかボスが優生学をめざしていたとは!!
愛しのドリーを切ない目で見つめる
(自分と彼女は、いずれ消される運命・・・)

気持ちが揺れる。


 
ドラックスがジョーズに命令する。

「なにをしている!

早くボンドを始末しろ!」 

 

ここで

無敵の殺人鬼
コロッと心変わり(ノ)’∀`(ヾ)
 
そう、愛は地球を救う!
世界平和のために
一肌脱いじゃうよ(^▽^)

テーマ曲ムーンレイカーの歌詞は、
彼らのことを謳っているように
聞こえるから不思議✨
 

「僕たちの愛に乾杯!」