「死んだら天国で神様が守ってくれる」
じじは言う。
だけど、スーパーマンだって
インディージョーンズだって作り物だよ?
神様も人間の作り話だったら?
もし、いなかったら
誰がじじを守ってくれるの?
ボクは神様を探し出すことにきめた。
「翼のない天使」
ロージー・オドネル
シュリア・スタイルズ
「シックスセンス」のシャマラン監督初作品。
死、悲しみ、苦しみをどう捉えるのか、
人はいかにしてその事に向き合っていくのか、
透き通るような純粋な瞳で
世の中を見つめる少年、
周囲の人々が見守る姿が温かく
心癒されます(*^^*)
感想
皆、人生で何かを探している。
少年の探し物は、神様。
神様に逢って聞きたいんだ。
天国のおじいちゃんは元気?
って。
少年の様子を心配して、
教会の礼拝で祖父と孫が並んで座っている。
神父さんが告げる。
「病気の人から順番に
聖体(パン)を授けます」
少年は、行列の中に知人の姿を発見。
「あの人、病気だったんだね?じいじ。」
しかし、
隣にいるはずのおじいちゃんがいない。
おじいちゃんは、いつの間にか列に並んでいた。
もどってきたおじいちゃんは、震える手で十字架を握りしめていた。
言い知れぬ不安で胸がつまる。話しかけることができない。
亡くなったおじいちゃんは天国でどうしているのか?
特別任務として、枢機卿に急接近!
神様と話す方法を教えてくれるかもしれない。
奇跡が起こるって信じたい。
少年の様子を心配して、
忙しいはずの両親は
「寂しいのはわかるけど、
そろそろ前に進まなくちゃ」
と、お母さん。
さりげなく励ます。
「讃美歌を高らかに歌ってみましょう。
きっと天に届きますよ」