タバコの箱にドクロマークをつける法案が、
上院議員から出された。
煙草業界の危機だ!
イメージアップ戦略に駆け回る広報部長。
しかし過激派によって誘拐され、
二度と喫煙できない身体に。
法案は可決されてしまうのか?
公聴会の期日が迫る。
ああいえば、
こういうヽ(^。^)ノ
呆れるほどしゃべりが上手い男。
肺がん患者も、保険屋も丸め込まれる。
9割がおかしいし間違っている。
なのに残り1割で「う~ん、ごもっとも」
というブラックユーモア。
オープニングクレジットがクールなんです。
煙草の銘柄デザインが次々と。
愛煙家もそうでない人も楽しめる
感想
吸うか?吸わないか?
人からダメだって言われたから、決めるのか?
政府が、先生が、親が言うからそうするのか?
あれダメ、これダメ・・・
「パパの仕事が見たい。
見学させて」
息子が車に乗り込んできた。
ハンドルを握るパパは、
浮かない顔でため息をつく。
なぜなら、今回の出張先は
肺がんになったかつての
「マルボロマン」の農場。
賄賂を渡すというお仕事なのだ。
息子の目にうつったパパの姿は…
ロビイストとして
有無を言わせず突っ走るプロの仕事ぶり。
「たましいは売らんぞ」
煙草の市民権を復活させるため、
カッコよく煙草をふかすシーンを撮ろう。
ブラピとキャサリン・ゼダ・ジョーンズに
吸わせるなら2500万ドル。
ブラッド・ピットには輪っかの煙で
クールにキメてもらおう♪
映画の題名を、新商品につけるのもいいぜ。
奔走する彼に殺害予告が!
誘拐そして入院。
新聞のネタにされ、
でも、息子はきっぱり告げる。
「僕には、
常識的でモラルを守る新しいお父さんがいる。
だけど、僕にとって父親はパパだけだ。
人に嫌われるのが
パパの仕事でしょ?
情報操作の王様でしょ?
情報操作の王様でしょ?
だったら闘って!」
パパは、
チーズアップルパイの上に立つ星条旗をみて、
ひらめいた!
映画「スミス都へ行く」の
ジェームズ・スチュワートを目指し、
公聴会へ出席する。
さぁ、
ロビイストにとって、
最も大切な能力は
転んでもただじゃ起きない彼に、
一度も喫煙シーンがでてきません(^_-)
2019年9月の記事を再掲載