釣り人は若い女性の裸死体を撮った。
女は死人のメイクを施した姿を撮られた。
同じ店で現像した写真を間違えて受け取った2人。
女は死人のメイクを施した姿を撮られた。
同じ店で現像した写真を間違えて受け取った2人。
怪訝そうに相手を見る。
どちらも女が“殺されて”いるのだ。
犯罪の匂いを嗅ぎ取った両者は、互いの車のナンバーを必死に暗記する。
しかしそれも、ピクニックや地震や男たちの浮気や子どものことで、
どちらも女が“殺されて”いるのだ。
犯罪の匂いを嗅ぎ取った両者は、互いの車のナンバーを必死に暗記する。
しかしそれも、ピクニックや地震や男たちの浮気や子どものことで、
すぐに記憶から流れていく。
(画像お借りしました)
母娘で1つの作品をみて、ほとんど同じ感想を持った「マーティ」。
それに対して、今作は少し違う印象をうけた作品です。
私は、夫婦の暮らしを肯定的に楽しみ、
娘は、人間社会の皮肉を楽しみました。
【娘の感想】
どこのだれが自殺をしても、
世界は動きを止めない。
そして私たちも、たった3時間前に観たはずの
殺虫剤を散布するヘリコプターの映像を、
すでに忘れかけている・・・
結婚して子どもが生まれることも、その生活も、
当たり前じゃないのに当たり前になってしまう。
そもそも生きていることだって
全然当たり前じゃないのに、
亡くなった方々のことを、復興までの道のりを、
絶対に忘れないでおこうと心に決める。
けれど、土砂を洗い流し瓦を新調し、
避難所や仮設住宅が空になれば、
人間が生まれ持った能力、
慣れること・忘れることの愚かさを、
皮肉だよねって突っ撥ねて笑っている映画「ショート・カッツ」
娘の感想でした。