2人の若きマジシャン
アンジャーとボーデン。
水中脱出術の事故によって、
妻を亡くしたアンジャー。
ボーデンに原因があるのでは?
怒りと憎しみに震える。
さらに、彼に妻子がいることを知る。
仲睦まじい光景を目にし、
復讐心と闘争心が湧き上がる。
 

 

 
プレステージ
クリストファー・ノーラン監督
2007年
ヒュー・ジャックマン
クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
スカーレット・ヨハンソン

「バイス」を見た娘が

「クリスチャン・ベールの化けかたが凄かった」
と話していたのですが、
今作も、彼の演技が素晴らしく驚きました。
 
そして、
ヒュー・ジャックマンはセクシー
クラシカルな衣装の着こなしが
美しい俳優さんですねぇ。
 
マイケル・ケインが出てくるだけで、
「騙しに一枚噛んでいるのかな?」と
ミスリードさせられる私(苦笑)
 
ノーラン監督は奇術師ですね(^_-)
まさかSF科学ファンタジー
になっているとは・・・斬新!
映画タイトルのプレステージとは
偉業のこと。
 
誰も成し遂げられない
摩訶不思議な騙しのテクニック。
 
タネも仕掛けもありませんよ。
観客の代表に確認させる。
扉をひらくとマジシャンが消える。
観客は、次の展開を期待する。
別の扉からマジシャンが再登場する。
観客は、目の前の偉業に拍手する。
 
最初から最後までドキドキハラハラ、
映画自体が奇術です。

 

 

感想 

”本気で愛してくれる日と

そうでない日がある。
彼のは2つに分かれている
そう妻は言う。
ウソの日と本気の日。
「本気の日を大切にしたい」という妻。
偽りの人生でも満足する男たち。
しかし女たちは違った。。
お芝居はやめて、私の前では正直に。
秘密をもたないで。
 
しかし、
プレステージに執着するボーデンは
日常の生活、家族を巻き込んでも、
生き方を見直すことなどできない。
そして、ライバルも同じ。
悪魔に魂を売っても、
偉業にとらわれていく。
観客の驚く顔がみたい
拍手喝采をあびて世間の注目を集めたい。
徐々に
亡くした妻たちを思い出すことが
減ってきた。
男たちは互いの尻をおいかけぐるぐる回る。
ライバルより上へ、
ライバルより幸せに。
どんなに成功したって、
向こうの方が幸せだ。
 
あいつのトリックを見破り、
不幸に突き落としてやる。
 
そうすればったことになる。
アンジャーは
アシスタントの女をスパイとして送り込む。
信用できるか?できないか?
距離が近くなる2人。
 
偉業をなしとげるには手を汚さずに得られない。
どちらの方が
その身を削ったのか。
アンジャーは、たくさんの自分を消していく。
ついには・・・
ボーデンは、薬指と小指を失い妻を失い、
その上、娘まで失ってしまうのか・・・
監獄の檻越しに、2人の自分が見つめ合う。
それぞれの人生を取り戻すために。
 
大量にコピーされたシルクハットと黒猫。
しかし、愛をコピーすることはできない。
 
ドラマティックなマジックの世界を
お楽しみください。