つぎはぎだらけの凧は空高く、灰色の雲に吸い込まれた。
と思った次の瞬間、雲がさーっと開け、青空とともにやってきたのは・・・
「メリー・ポピンズリターンズ」ロブ・マーシャル監督

エミリー・ブラント ベン・ウィショー (画像お借りしました)
公開初日に鑑賞した娘のレビューです。

MGMの世界が広がるように、つぎつぎと現れる往年のミュージカル映画の名シーン。
そう「ザッツ・エンターテインメント」みたい!

頭の中でたくさんの映画が駆け巡る、楽しすぎるひととき!

 

天井で踊る「恋愛準決勝戦」のアステアさんや
軽やかにステッキをさばく姿が目の前にいるようで、もう嬉しくてうれしくてラブラブラブラブ
1シーンごとに涙がこぼれ落ちました。


【娘の感想】
過去よりも、永遠を目指して

「ピーターパン」から「ピノキオ」「不思議の国のアリス」まで、
かつてのディズニー映画が大集合!


わたしたちに想像することの楽しさを語りかけ、
見かけに惑わされる恐ろしさを諭してくれます。

けれど
今までのディズニー映画と決定的にちがうところがある。

大人、とくにお年寄りは豊富な知恵と経験を活かし、
迷っている若者を正しく導く。
そういう立ち位置が、まるで当たり前のように思われてきました。

未来は若者に託す。
そのとき知恵者たちの生活には、
彼ら自身の人生への諦めのようなものが漂っていたんです。

私たち皆が子ども時代を経験するように、
必ずおじいちゃんおばあちゃんになる。

わたしだったら、
年を重ねても将来の可能性を信じて自由に生きていたい。

メリーポピンズの従姉・トプシー(メリルストリープ)は嘆いていた。
「水曜日には、わたしの世界はひっくり返るの!
めちゃくちゃだわ、頭がこんがらがっちゃう!
水曜日なんてだいきらい!
それじゃあ、あなたも逆さまになってみたら?

視点を変えて物事をみること。
そしてそれを素直に受け入れる柔軟さがトプシーの世界を明るく彩ります。


世界は変えられないけれど、
自分のこころのありかたは変えることができる。
その気があればいくつになっても

船の形をした屋根から、時報に合わせて大砲を発射するおじいちゃん
「わしもまだまだいける!」
デスクの上でタップダンスを披露する銀行の頭取
 
そして、童心を忘れかけていたお父さんも、
 
犬の散歩をするおばちゃん
風船を手に空に舞い上がるラストシーン。

「こどもたちも、もう小さな大人ね」というセリフがあるけれど
大人だっていつまでも大きなこどもでいい。
娘の感想でした。

桜が散るなか、去っていったメリー・ポピンズ。
手作りの消しゴムはんこは、をつかいました。 シネマコラージュ