私たちの出会いは運命よ。
あなたの幸せは私と一緒に暮らすことなのよ。
手に入らない心をひたすら求める女の執念。
男には一夜の遊び、女には運命の出会いだった。
このキャッチフレーズで有名な1本ですね。
80年代のなつかしいスリラー映画。
初めてみたときは、ただただ怖くて・・・。
ストーカーによるサイコホラーの印象が強かったなぁ。
ところが、再鑑賞してみると、心理描写とカメラワークが私好み(*^∀^*)
ドン・シーゲル監督の「恐怖のメロディ」ですねぇ。
「恐怖のメロディ」では、ラジオDJに迫るイブリンの狂気がすさまじく、
「危険な情事」では、弁護士一家を脅かすアレックスの執着に圧倒されます。
【感想】
必死になればなるほど、離れていく男心。
パーティで目があった。
仕事で再会し、雨の中を相合傘。
一杯やって「秘密を守れる?」
「もう帰らなきゃ」
男はそろそろ現実に戻りたい。
「僕には妻がいる」と宣言して、一夜を共にしたんだから
「大人の火遊び」と割り切ってくれるはず。
女には、そんな男の理屈は通用しない。
緊張でヒリヒリする男。こうなってみると、穏やかな家庭の良さが身にしみる。
心底かわいいなぁ~という想いが顔に浮かびます。
「こっちへおいで。」
手招きして抱きしめる。愛しい・・・。
このぬくもりを誰にも奪われたくない。
娘が欲しがっていた白いうさぎを囲んで幸せそうな白い服の家族。
その様子を窓の外からじっと見つめる黒い服の女。
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※2018年12月の記事を再UPしました