わたしにとって特別な一冊フラニーとズーイ(ゾーイ)
この本を好きな主人公だなんて、共感しないわけがない!
今作の公開を心待ちにしていました。
(画像お借りしました)
映画「マイ・インターン」の製作陣による青春人間ドラマ。
トロント国政映画祭で評価された1本です。
リストという名の暴露療法を疑ってかかるところ、
だけど結局なにくそ精神でやってみるところ。
自分を納得させるために都合のいい言い訳をでっち上げるところ。
嘘や矛盾・筋の通らないことが大嫌いなところ。
だけどそれでこそ人間だということが痛いほど分かっているところ。
セラピストの先生がキャリーに提案した6つの課題。
「ペットを飼う」
「ペットを飼う」
「子どもの頃好きだったことをする」
といった比較的 難易度の低いものから、
「1番お気に入りの本を読む」
「誰かと大晦日を過ごす」
すなわち亡き母からのプレゼント「フラニーとズーイ」の初版本を
キャリーはとても大切にしていました。
しかしある出来事をきっかけに、
彼女はこの本から遠ざかってしまうんですね。
課題を達成するため、キャリーは辛い記憶と対峙します。
けれど、思いがけず
この「フラニーとズーイ」は新たな出会いを運んできてくれるのです。
ロンドンから駆け付けたお父さんに怒りをぶつけるシーン。
怒ったキャリーは足早にその場を去りますが、
セラピストの先生とお父さんは「随分よくなったな」と顔を見合わせる。
この言葉から、この一年間キャリーがどれだけふさぎ込んでいたか、
どれだけの変化があったのか、よく分かります。
怒る元気をなくすほどだった娘が、パワーを取り戻した。
だからこそお父さんの喜びがひしひしと伝わるんですよね。
「招かれざる客」の俳優の名前を金魚につける場面。
本を積み上げて電飾を巻き付け、クリスマスツリーにする場面。
アンデルセンの像の前でお父さんと話す場面。
アンデルセンの像の前でお父さんと話す場面。
カサヴェテス監督の「グロリア」みたいに、“グロリア”と偽名を名乗る場面。
そしてベランダから花火を見上げる場面。
どの場面も、たまらなく愛おしい。








