待ってちゃダメよ。自分で捕まえるの。
宝石泥棒から足を洗ったジョンだが、自分と同じ手口の模倣犯が現れる。
ジョンは真犯人さがしに乗り出すため、南仏へ。 そこで魅力的な女性にめぐりあうが・・・。
警察に追われつつ、結婚という人生の選択からも逃げるジョン。
はたして彼の運命は?!
「泥棒成金」 アルフレッド・ヒッチコック監督 1955年
ケーリー・グラント グレース・ケリー ジェシー・ロイス・ランディス
(画像お借りしました)
※2018年6月の記事を再編集しました。
男性になった気分で、美女からの誘惑を満喫
イーデス・ヘッドの衣装を最高のモデルが魅せてくれるので
【感想】
謎解きや犯罪サスペンス要素はちょっぴりです。
恋のやりとりを楽しむ物語。
恋のやりとりを楽しむ物語。
「断崖」「北北西に進路をとれ」「鳥」「めまい」を
連想させるシーンが散りばめられているのでファンには楽しい作品。
「ハンサムね。買ってあげましょうか?」
グレース・ケリー演じる令嬢がターゲットを見つめる。
ぐっと近づき、肩に腕をまわし、そっと口づけを。
泥棒容疑の濡れ衣を晴らしたいジョン。
向かったリゾート地で、異なるタイプの2人から言い寄られることに。
フランスの女性 ダニエルが売り込みます。
女性同士の静かな戦いに、どぎまぎするジョン。
ダニエル
「綺麗なヒトだと思ったけど・・・
近くでみると、年ね」
敵意丸出しのダニエルのストレートな言葉。
余裕しゃくしゃくのフランシスが、一瞬むっ!とする表情に
フランシス「・・・あら、子供ね」
ダニエル「浅瀬で話しましょうか?」
火花がバチバチッ散ります。
昼の火花も激しかったけれど
夜の花火はさらに情熱的です。
彼女が言ってるのは、ダイヤモンドのことじゃありませんよ。
魅力的な申し出だけど
ジョンは一歩がなかなかでませんねぇ(´∀`)
「蒼白く輝くこの石に触れてみて。
さぁ、手に届くところにあるのに、我慢してるの?降参したら?」
さぁ、手に届くところにあるのに、我慢してるの?降参したら?」
たたみかけてくる積極的な彼女。
「私はイミテーションじゃないわ」
夜空に花火が威勢よく打ちあがります!
王道の演出!ヒッチコック監督、楽しそう。
乙女心を捧げた美女は男心を回収しようと奮闘しますが
彼女の言葉を軽くかわし、ジョークで受け流す男。
宝石を捕まえるより難しいこと。
それは人生のパートナーを自分でみつけること。
年貢の納め時を決める瞬間って
男性にとってスリリングなのでしょうね('-^*)/
小粋な台詞、言葉遊びのエンターティメントをお楽しみくださいね(^_-)