「ボク、悪い人とだけ闘うよ」
少年に祖父がたずねる。
「外見だけで善い人、悪い人と判断できるのか?心の中まで見えるのか?」
異文化交流と銃社会を考える異色サスペンス。「刑事ジョン・ブック/目撃者」
ピーター・ウィアー監督 1985年 113分 アメリカ
ハリソン・フォード ケリー・マクギリス ルーカス・ハース
謎解きやアクションというより社会派ドラマとして味わい深いです。
(画像お借りしました)
【あらすじ】
母子で伯母の家へいくため村を出て列車に乗る。
生まれて初めて村の外へ出た少年。
ところが!!!
彼が街のトイレで目にした光景、それは・・・殺人だった。
【感想】
冒頭シーンから引き込まれますねぇо(ж>▽<)y
少年がトイレの個室で用をたしていると、物音が。
扉の隙間から少年の瞳がのぞく。
犯人が個室の扉を一つずつ開けていく・・・
近づいてきた!見つかる!どうしよう!
小さな鼓動が聞こえてくるような息詰まるスリル!
犯人の面通しをさせられ、前科ファイルをみせられます。
この中にはいない。
そして少年の視線がとまる。
彼が無言で指さしたもの、それは・・・
2人が目と目で会話しますね。
(この人かい?) (うん・・・)
男の子の人差し指を静かに包む、ジョンの大きな手。
父と子のようなワンカット。
ジョンの表情がきりりと引き締まる。
さぁ、ここから
一気に社会派ドラマに転じてビックリ(ノ゚ο゚)ノおおっ
私、この作品でアーミッシュという存在を知りました。
アーミッシュの人々は、文明社会と距離をおく暮らしをしています。
電話もない、TVもない、車もない、先進医療もない、
そして銃のない生活です。
便利なものを持ちません。
突然、村でへやってきた刑事ジョン。
「変な服をきている」
と、偏見と好奇の眼差しで見られます。
アーミッシュの人が観光客から
興味本位の目でみられるのと同じ立場に。
ジョンは、この村ではマイノリティです。
少数が偏見をうけるのは都会でも村でも同じ。
このあたりの描き方(‐^▽^‐)
一番心に残ったのは、少年とお祖父さんの会話。
「銃というものは、人の命を奪うためにあるものだ。
人の命を奪っちゃいけない。
それを許されているのは神様だけだ。」
「ぼく、悪い人だけとたたかうよ」
「悪い人かどうか、外見でわかるのかい?
心の中まで見えるのか?
銃でたたかわなくても、他に方法があるはずだよ。」
ミニマリストとかシンプルライフという言葉があるけれど、
銃を断舎利できる時代がきたらなぁ・・・と思える場面。
観光客にからかわれる村人。
刑事がとった行動とは。
そして、村へやってくる犯人たち。
思いもよらない方法で、立ち向かうのだった。
ドキドキハラハラあり、恋愛あり、社会問題あり、
ちょっと珍しいタイプのサスペンスの名作映画です。
※2018年5月の記事を再編集しました。









