ラスト5分で
「あっ、ヤラレタ!」
操られていたのは観客の私だった
と気づくサイコホラー映画。
 

カードマジシャンのコーキーは

あがり症で本番では実力が出ない。

無関心な客や嘲笑を前に、

彼の押しつぶされそう。

大汗かいて必死。

しかし、腹話術の人形ファッツ

相棒にしてからというもの
客のをつかみ、

息の合った名コンビとして大成功。

大きな仕事をする前に
マネージャーから健康診断の話が出る。
が、断固拒否し消息不明になる。
彼が身を隠した場所は、初恋の女性の宿。
そこへマネージャーが居所をつきとめ、
やってくる。

さらに、ペギーの旦那も出張から帰ってくる。

そして、人形ファッツの暴走が加速していく。

 

 

 
マジック
リチャード・アッテンボロー監督
1978年
アンソニー・ホプキンス

「100人の映画通が選んだ

本当に面白い映画」

この本に掲載されていた1本。

 

ホラー×悲哀のダブルづかい。

 

怖いような切ないような

アンソニー・ホプキンス

リアルな演技力が素晴らしいです。

「羊たちの沈黙」レクター博士が、

今作では腹話術マジシャン役。

初恋の女性を演じるのはアン・マーグレット。

彼女が何とも言えない

不気味な違和感

醸し出しています。

 

 

  感想

予想がつきそうで

予想に反する演出!!
 
アンソニーホプキンスがプレッシャーで
人格解離していく演技\(゜□゜)/

巧みな腹話術の素晴らしさ!

いっこく堂さんも真っ青なほど、

人形ファッツが生きてるヽ((◎д◎ ))ゝ


双子コーデのコーキーと

人形ファッツのコンビ。
髪型、チェックのシャツ、

セーターがキモ可愛い(///∇//)

うつろな瞳のコーキーと対照的に

陽気で活き活きとした表情の人形ファッツ。

ファッツはコーキーの本音を代弁する

もう1人の彼自身です。

 
物語の転換となるシーンに

ドキドキハラハラしました。
読心術に挑戦するコーキーが

トランプの札をずらしながら、

カードとをさぐります。

失敗すると激高する彼は

カードを当てようと必死。

 
恐ろしい形相で、イライラする姿…
緊張感が高まります。
ペギーに危害が及ぶんじゃないかしら?
大丈夫?!

 

まるでヒッチコックの『サイコ』みたい!
モーテルでマリオンとノーマンが対峙して
母親の話をするときの緊迫したやりとりに似てる(;°皿°)


さらにスリリングな場面がつづきます。
コーキーの居所をつきとめ、

押しかけてきたマネージャー。


彼と人形の会話を偶然聞いてしまう。


「良い医者にみてもらえよ。

紹介するぞ」

マネージャーのストレートな一言に、

人形の眼がギョロっと動く。

マネージャーが提案する。
5分間テストに合格すれば
病院に通報しない。
 
だけど、
もし不合格なら従ってもらうからな。
 

「たった5分だって?

おやすいご用さ」

 

初めは余裕のコーキー。

 

しかし!!

 

次第にイライラしてくる。

 
「今、何時?」

 

時間をたずねはじめる。

 

30秒たった

1分たった

 
ついに・・・!!!!

ペギーの夫と

湖の上でボート2人きり。

釣り糸になんだか重い物がかかったぞ⁈

何がひっかかったの?

まさか・・・?

次第に人形の命令通り
動き始めるコーキー。

「このままじゃ、いけない」

思い悩み苦しむ姿を

アンソニー・ホプキンスが見事に演じています。

果たしてあやつっているのは

コーキーファッツか?

それとも・・・?

 

木彫りのハート(心臓)

頭上に放り投げるラストシーン。

 

ハッ、

そういうことか!

 

黒幕はお前かー!

 

怖っ。

 

「またとないチャンスが

やってきたぜっ(o^-')b」

 
二重人格のサイコサスペンスと
思い込んでいたけど
 
本当に怖いのは、
病人を食い物にするモンスター。
 
ぞっとする結末にやられました( ̄□ ̄;)!!
 
※2018年4月の記事を再UP