舌下減感作療法などは、実用化まで2年程度かかるらしいけど・・・普通の減感作ならいつでも治療可能。
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時事通信
花粉、昨シーズンの10倍も=環境省
環境省は27日、今春のスギとヒノキの花粉飛散量予測(第2報)を公表した。昨年末の第1報と同様に、昨夏の猛暑の影響などで、飛散量は昨シーズンに比べ、全国的に多くなると予想。特に東海地方や近畿地方では10倍以上になるところもある見込みだ。同省は早めの花粉症予防対策を呼び掛けている。
スギ花粉の飛散開始時期は、関東から西では例年の2月上旬から中旬にかけてよりもやや遅く、東北、北陸地方ではほぼ例年並みの2月下旬から3月中旬となる見通し。また、最も花粉飛散量が多くなるのは関東以西では3月上旬から中旬、東北では4月上旬と見込まれている。(2011/01/27-20:43)
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補足。
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goo
花粉症対策 舌下減感作療法に期待
東京都の臨床研究で約7割の患者に有効性を確認
減感作療法は唯一の根治療法、手軽さで注目される舌下からの浸透法、今季の飛散量は少ないが油断は禁物
【監修】
大久保 公裕先生
日本医科大学耳鼻咽喉科准教授
花粉症を根本的に治す減感作療法だが、従来型は根気が必要
花粉症の人には憂うつなシーズンになりました。気象情報会社の発表では、昨年夏の日照時間が全国的に少なかったことから、北海道以外のエリアでは今シーズンのスギ花粉の飛散量は昨シーズンの半分以下と予想しています。ただし、飛散開始の時期は早まり、東京など一部の地域では早くも花粉飛散が確認されています。
ところで、花粉症の治療法の一つに「減感作(げんかんさ)療法」という方法があります。「免疫療法」の一種で、今のところ花粉症を根本的に治す唯一の治療法とされています。どのような方法かというと、アレルギーを起こす花粉の抽出液(エキス)を少しずつ患者さんの体内に注射し、花粉に対する“慣れ”を体内につくってしまおうというもの。
ただしこれには、エキスの濃度を少しずつ上げながら長い期間をかけて体を慣らしていかなければなりません。週1回の通院から始め、通院間隔を少しずつ空けながら続けていけば、早い人だと3カ月ほどで効果が現れ始めます。患者さんの8割程度に有効といわれていますが、基本的には2年以上治療を継続しなければならず、その間通院を続ける根気が必要です。また、注射という痛みを伴う方法ということもあるのでしょうか、あまり普及していないといわれています。
新しい方法は、エキスをパンにしみ込ませて舌下に2分置くだけ
この減感作療法でいま、新しい方法が注目されています。エキスを注射するのではなく、舌の下の粘膜から体内に浸透させようという発想で、「舌下(ぜっか)減感作療法」と呼ばれます。小さく切ったパンのかけらに花粉の甘いエキスを数滴しみ込ませて舌下に置き、2分間そのまま保ちます。舌下から浸透させる理由は、あごの下の左右(耳たぶの下方)にあってアレルギー反応と深いかかわりのあるリンパ節にエキスが届きやすいからです。
この方法でも、エキスの濃度を少しずつ上げていきます。1日1回から始めて徐々に間隔を広げていき、最終的に2週間に1回の投与とし、2年間続けます。従来の減感作療法だと注射を受けるために毎回通院しなければなりませんが、舌下減感作療法なら自宅でもできるため通院は1カ月に1回ですみます。
従来の減感作療法に代わるものとして、東京都は「東京都臨床医学総合研究所」と「日本医科大学」に委託して有効性確認の臨床研究を行ってきました。その結果、患者さんの身体的負担が少なく、有効率は従来の方法に近い約7割ということが確かめられました。まだ健康保険の適用にはなっていませんが、苦痛の少ない手軽な減感作療法として普及の期待が高まっています。
今のところ治療の中心は薬物療法
花粉症の治療法はこのほかに、「抗原回避・除去」「薬物療法」「手術療法」があります。抗原回避・除去は文字どおり、花粉にできるだけ触れないようにすること。花粉の飛散時期にはなるべく外出を控えるとか、外出時には花粉のつきにくい素材の上着や花粉カット機能のあるマスク、ゴーグルなどを着用する、室内では空気清浄機を使い、洗たく物も室内に干す――などの工夫をします。
従来型の減感作療法が必ずしも普及しているとはいえない現在、花粉症治療の中心は薬物療法です。それに使われるのは内服薬、点鼻薬、点眼薬など。新しい薬の開発も進んでおり、患者さんの症状に合わせて薬を選びます。症状を大きく分けると、くしゃみ・鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、全身症状などで、それぞれに対応する薬があり、しかも眠気の副作用のない薬、1日1回飲めばよい薬、水なしで飲める薬などが登場しています。
鼻づまりの症状のひどい例には手術療法があります。鼻の粘膜を、レーザー光線で焼くレーザー手術など、比較的簡単にできる方法が普及していますが、再発する場合もみられます。
今シーズンのスギ花粉の飛散量は少なくなりそうだとの予測ですが、それでも症状を引き起こすにはおそらく十分な量が飛んでくるでしょう。また、スギ花粉の飛散量が多かった昨シーズンに、スギ花粉をたくさん吸い込んで抗体が陽性になってしまった人は、少ない飛散量であっても今年から発症するかもしれません。
普段の生活では、十分な睡眠や規則正しい食生活を守り、節酒・禁煙を心がけるなどして正常な免疫機能を保つことと、鼻の粘膜を荒らしてしまうかぜをひかないように注意することが大切です。
(編集・制作 (株)法研)
【監修】
大久保 公裕先生
日本医科大学耳鼻咽喉科准教授
1984年日本医科大学卒業。1988年同大大学院卒業。1989年より米国国立衛生研究所NIHアレルギー疾患部門へ留学し、1991年帰国。1993 年日本医科大学耳鼻咽喉科講師、医局長を経て、2000年より現職。現在厚生労働省「花粉症研究班」主任研究員。日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定指導医。日本アレルギー学会理事、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会幹事、臨床アレルギー研究会幹事などを務める。著書に『気になる花粉症』(集英社)、『的確な花粉症の治療のために』(協和企画)、『ササッとわかる最新「花粉症」治療法』(講談社)など。

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時事通信
花粉、昨シーズンの10倍も=環境省
環境省は27日、今春のスギとヒノキの花粉飛散量予測(第2報)を公表した。昨年末の第1報と同様に、昨夏の猛暑の影響などで、飛散量は昨シーズンに比べ、全国的に多くなると予想。特に東海地方や近畿地方では10倍以上になるところもある見込みだ。同省は早めの花粉症予防対策を呼び掛けている。
スギ花粉の飛散開始時期は、関東から西では例年の2月上旬から中旬にかけてよりもやや遅く、東北、北陸地方ではほぼ例年並みの2月下旬から3月中旬となる見通し。また、最も花粉飛散量が多くなるのは関東以西では3月上旬から中旬、東北では4月上旬と見込まれている。(2011/01/27-20:43)
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補足。
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花粉症対策 舌下減感作療法に期待
東京都の臨床研究で約7割の患者に有効性を確認
減感作療法は唯一の根治療法、手軽さで注目される舌下からの浸透法、今季の飛散量は少ないが油断は禁物
【監修】
大久保 公裕先生
日本医科大学耳鼻咽喉科准教授
花粉症を根本的に治す減感作療法だが、従来型は根気が必要
花粉症の人には憂うつなシーズンになりました。気象情報会社の発表では、昨年夏の日照時間が全国的に少なかったことから、北海道以外のエリアでは今シーズンのスギ花粉の飛散量は昨シーズンの半分以下と予想しています。ただし、飛散開始の時期は早まり、東京など一部の地域では早くも花粉飛散が確認されています。
ところで、花粉症の治療法の一つに「減感作(げんかんさ)療法」という方法があります。「免疫療法」の一種で、今のところ花粉症を根本的に治す唯一の治療法とされています。どのような方法かというと、アレルギーを起こす花粉の抽出液(エキス)を少しずつ患者さんの体内に注射し、花粉に対する“慣れ”を体内につくってしまおうというもの。
ただしこれには、エキスの濃度を少しずつ上げながら長い期間をかけて体を慣らしていかなければなりません。週1回の通院から始め、通院間隔を少しずつ空けながら続けていけば、早い人だと3カ月ほどで効果が現れ始めます。患者さんの8割程度に有効といわれていますが、基本的には2年以上治療を継続しなければならず、その間通院を続ける根気が必要です。また、注射という痛みを伴う方法ということもあるのでしょうか、あまり普及していないといわれています。
新しい方法は、エキスをパンにしみ込ませて舌下に2分置くだけ
この減感作療法でいま、新しい方法が注目されています。エキスを注射するのではなく、舌の下の粘膜から体内に浸透させようという発想で、「舌下(ぜっか)減感作療法」と呼ばれます。小さく切ったパンのかけらに花粉の甘いエキスを数滴しみ込ませて舌下に置き、2分間そのまま保ちます。舌下から浸透させる理由は、あごの下の左右(耳たぶの下方)にあってアレルギー反応と深いかかわりのあるリンパ節にエキスが届きやすいからです。
この方法でも、エキスの濃度を少しずつ上げていきます。1日1回から始めて徐々に間隔を広げていき、最終的に2週間に1回の投与とし、2年間続けます。従来の減感作療法だと注射を受けるために毎回通院しなければなりませんが、舌下減感作療法なら自宅でもできるため通院は1カ月に1回ですみます。
従来の減感作療法に代わるものとして、東京都は「東京都臨床医学総合研究所」と「日本医科大学」に委託して有効性確認の臨床研究を行ってきました。その結果、患者さんの身体的負担が少なく、有効率は従来の方法に近い約7割ということが確かめられました。まだ健康保険の適用にはなっていませんが、苦痛の少ない手軽な減感作療法として普及の期待が高まっています。
今のところ治療の中心は薬物療法
花粉症の治療法はこのほかに、「抗原回避・除去」「薬物療法」「手術療法」があります。抗原回避・除去は文字どおり、花粉にできるだけ触れないようにすること。花粉の飛散時期にはなるべく外出を控えるとか、外出時には花粉のつきにくい素材の上着や花粉カット機能のあるマスク、ゴーグルなどを着用する、室内では空気清浄機を使い、洗たく物も室内に干す――などの工夫をします。
従来型の減感作療法が必ずしも普及しているとはいえない現在、花粉症治療の中心は薬物療法です。それに使われるのは内服薬、点鼻薬、点眼薬など。新しい薬の開発も進んでおり、患者さんの症状に合わせて薬を選びます。症状を大きく分けると、くしゃみ・鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、全身症状などで、それぞれに対応する薬があり、しかも眠気の副作用のない薬、1日1回飲めばよい薬、水なしで飲める薬などが登場しています。
鼻づまりの症状のひどい例には手術療法があります。鼻の粘膜を、レーザー光線で焼くレーザー手術など、比較的簡単にできる方法が普及していますが、再発する場合もみられます。
今シーズンのスギ花粉の飛散量は少なくなりそうだとの予測ですが、それでも症状を引き起こすにはおそらく十分な量が飛んでくるでしょう。また、スギ花粉の飛散量が多かった昨シーズンに、スギ花粉をたくさん吸い込んで抗体が陽性になってしまった人は、少ない飛散量であっても今年から発症するかもしれません。
普段の生活では、十分な睡眠や規則正しい食生活を守り、節酒・禁煙を心がけるなどして正常な免疫機能を保つことと、鼻の粘膜を荒らしてしまうかぜをひかないように注意することが大切です。
(編集・制作 (株)法研)
【監修】
大久保 公裕先生
日本医科大学耳鼻咽喉科准教授
1984年日本医科大学卒業。1988年同大大学院卒業。1989年より米国国立衛生研究所NIHアレルギー疾患部門へ留学し、1991年帰国。1993 年日本医科大学耳鼻咽喉科講師、医局長を経て、2000年より現職。現在厚生労働省「花粉症研究班」主任研究員。日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定指導医。日本アレルギー学会理事、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会幹事、臨床アレルギー研究会幹事などを務める。著書に『気になる花粉症』(集英社)、『的確な花粉症の治療のために』(協和企画)、『ササッとわかる最新「花粉症」治療法』(講談社)など。
