今日はおじいちゃんの命日。
お別れしてからもう10年がたつよ。
あの時まだ中学生だったあたしは、体力づくりの時間に先生から呼ばれたんだ。縄跳びのあとのストレッチをしていた時だったな。
先生から話を聞いたとき、「あぁ…」って言ったこと。2階にある体育館から、1階の自分の教室まで行く階段のツヤとか、その時先生が着ていたスーツの色とか、そんなささいな事ばかり覚えている。
雪がしずかにしずかに積もっていく夕方。
じいちゃんは本当に眠っているみたいだった。

1つだけ悔やんでいることは、あの年のお正月にじいちゃんに会いに行かなかったこと。
お年玉を、直接もらえなかったこと。

待っていた人を、ずうっと待ちぼうけさせてしまった。


もう一緒にポテトチップスは食べられないんだなぁ…なんて、いまさら思う。

生きているということ。

歩ける足があって、話せる口があって、痛める心がある。

だったらやっぱり、あなたに会いたい。
あなたとあなたとあなたに、会いに行きたい。

伝えたいことをまっすぐに伝えたい。

きっと永遠のテーマだ。