アイドルが演じるミュージカルというネガティブなレッテルを剥がしてくる、最高にエモーショナルで素晴らしい作品に出逢うことができました。
今もまだ興奮と感動が収まらない。




皆さん こんにちはヲタるです。


今回は前回の続き


乃木坂46五期生版ミュージカルセーラームーン Team Star観戦

感動の後編を綴ります。


前回は、主演の菅原咲月ちゃんにフォーカスしたので、今回は他の乃木坂メンバー、そして共演者についても触れさせて下さい。



では、スタート!!





❶セーラーマーキュリー 

中西 アルノ

安定感抜群の歌唱と肝を抑えた演技力はピカイチ!


マーキュリーが似合い過ぎていたアルノ🩵


ショートカット 水色などまさに彼女の為に用意された役と言っても過言ではない🫶


IQ300の天才、普段から落ち着いている真面目な性格というキャラ設定のマーキュリーを演じる事に、かなり苦労しているのが彼女のブログを読んでいて痛いほど伝わってきた。


しかし


アルノ


そんな事は心配しなくても大丈夫!!


あなたの歌唱力と演技力は素晴らしい!



よく声が通るし、現地観覧して思ったのは

とにかく落ち着いているという印象でした。


テレビ番組のスター誕生とspicy sessionでかなり鍛えられているせいなのか、本人がブログで吐露しているような感じは見受けられませんでした。


本人は辛いと言っているけれど、それを観客に全く見せないというのは本物のプロになってきた証!


マーキュリーは、セーラームーンと違って喜怒哀楽が激しい役柄ではなく、どちらかというと淡々としている。


しかし、そんな中にも随所にアルノの演技力が発揮された場面がありました。



例えば、マーキュリーに変身する前の水野亜美ちゃんとして初めて舞台に登場してきたシーン。

月野うさぎ(咲月)に声を掛けられた時の挙動不審な演技は完全にスタ誕で培われた賜物だったし、その後ソロパートで歌う場面では、余裕すら感じる雰囲気で歌い上げており、貫禄といっても良いくらい自信に満ち溢れているのがこちらまで伝わってきました。


また、セーラームーンやジュピター(なおなお)ヴィーナス(さくたん)がどちらかというと陽キャなのに対して、マーキュリーは陰キャで真面目というのもなんだか普段の彼女と少し似通っており、それも相まって中西アルノ🟰水野亜美🟰セーラーマーキュリーというイメージがとてもしっくりきていた気がします🩵


要所要所で見せる、マーキュリーの仲間想いなシーンなんかもアルノと被るところがあって、胸がジーンとなりました🥺


夜公演のアンコールラストシーンでは、となりにいたジュピター(なおなお)と二人でハートを作ってファンサービスしており、観覧席から歓声が沸き起こっていました!👏👏👏🩵💚


セーラーマーキュリー

水野亜美

中西アルノ


素敵な配役と演技でした🫶






❷セーラーマーズ

一ノ瀬 美空


ダンスのしなやかさとキレはダントツ💃

落ち着いた真面目な役も板にハマっていました🫶


いつものキュンキュンしたキャラと違って、今回は真面目でクールな役柄を演じたみーきゅん🫶


生で観覧して「この子、本当に華奢だなぁ」と、まず初めに思いました。


とにかく細くてスタイルが良い!


マーズの衣装が脚を多めに出すモノだったので、美空の美脚がより引き立てられている👏


しかし、その美脚に異変を感じたのも美空がマーズに変身してすぐ。


昼公演の席は前から五列目だったので、細かいところまで色々観ることが出来たのですが、美空の右膝には大きな包帯のような絆創膏のようなものがくっきりと🩹


肌と同じ色のものにしていたので、後ろの席からはきっと確認出来なかったかもしれませんが、この舞台が相当過酷なんだなという事を物語っています。


絆創膏は他のメンバーにも散見されたので「頑張ってますな💪」と益々応援したくなりました。




巫女の格好から始まる彼女の舞台は、シリアスな演技を求められる場面ですが、表情やちよっとした仕草など役に入りきっている様子が窺えました。


セリフを発する時の声も、普段より少しトーンを抑えた語り口で火野レイを演じきっており、冒頭でも

話した通りセーラーマーズに変身した後のダンスは無駄のない指先まで気を遣ったエレガントな踊りを披露!


乃木坂でのパフォーマンスでも思っていましたが、キャラとか参加ユニット曲が可愛いブリブリアイドル曲が多いので、あまり認識されていないように思われますが、彼女のダンスはめっちゃ上手いです💃


力強いというより、優しさもありつつもエレガントな踊り方が出来る。


是非、一度彼女のダンスに注目してみて欲しい!!



そして


これもあまり認知されていないのですが


彼女


めちゃくちゃ歌が上手くなってるんです!!!


スタ誕効果なのか、元々持っている音感レベルが花開いたのか、いずれにしても初期の頃と比べると格段に上手くなっていて、今回のソロパフォーマンスでも輝いていました!


可愛くて 

頭脳明晰で

あざとキャラがいけて 

スタイルが良くて 

ダンスが踊れて 

そこに歌までも長所に加わったら


一ノ瀬美空の進化が止まらない🫶


夜公演のアンコールラストで、今回のマーズカラーである赤色のペンライトを持ったお客様に対して一人ひとり丁寧に指を刺して手を振っていたのが、彼女が人気メンバーたる所以でしょう!



最後まで手を抜かない完璧アイドルみーきゅん

これからも期待大です😄







❸セーラージュピター

冨里 奈央


はっきり言います!


今回、一番度肝を抜かれたのが彼女。

役に成りきってる感が最も強かったと感じました!!


何せ


筆者は彼女が最初出てきた時、暫く彼女だと気づかなかったくらいでしたから。



今回、喧嘩っ早いけど情に熱くて乙女心も待ち合わせているというとても難しい役に挑戦しているなおなお🐻


演技の迫力が素晴らし過ぎて普段とのギャップが一番強いメンバーでした!


声のトーンを下げた台詞回し、不良という役をそのスタイルの良さを活かしてより大きく見せる迫真の動作、そして苦手なはずの歌唱も堂々と歌い上げており、緑の戦士が舞台上で一際輝いていました!



ネタバレになるので詳細は伏せますが、咲月が抱き抱えられるシーンで、筆者は「いくら小柄な咲月といえどもあんなに軽々と持ち上げるなんて、流石元宝塚男役スターの役者さん達だなぁ!」と関心しておりました。



それがまさか



なおなおだったなんて🫢


閉館後、SNSを色々観ていたらやはりなおなおと咲月の評判がすこぶる高かったけれど、1000%納得です👏👏👏



短気だけど根は優しい、木野まことを完璧に自分のモノへと昇華させていた彼女、これは業界界隈から役者のオファーが来ても全く不思議ではないです!


彼女の新たな魅力を知れて、とっても嬉しかったし将来が楽しみになりました!


なおなおは、今回乃木坂46としてはアンダーメンバーだけれど、この演技が出来るならまだ乃木坂を知らない人達が彼女のファンになる可能性大!!!


舞台度胸も満点だしスタイルもお顔も完璧!


個人的に胸を打たれたシーンは、前回のブログで書いたように、筆者が昼夜泣いてしまった場面で咲月が本気で涙しているのを、昼公演ではなおなおが咲月の頭を撫でて優しい眼差しで見守っていたところ。


彼女の優しい一面が出た素敵なシーンを拝む事が出来て感情が動きました🥺


また、アルノの章でも書きましたが、夜公演アルコールラストでは、アルノと一緒に大きなハートを作ってファンサービスしているのも微笑ましくてほっこりした気持ちにさせてくれました。


セーラージュピター

冨里 奈央


彼女の未来は相当明るい🔆






❹セーラーヴィーナス

川崎 桜


とんでもなく美しく可愛いビジュアルですね😍😍


途中からは準主役のような役割を演じたヴィーナスことさくたんさん🌸🥤✌️


一説によると、今回の配役で池田瑛紗ちゃんとさくたんがヴィーナス役を演じる理由が、二人とも他のメンバーより遅れて乃木坂の活動を始めたことを、役どころとして途中から舞台に登場するヴィーナスにオマージュしたとも言われています。


それが本当なら相当にエモい演出🫶🫶




そんな、さくたんが演じたヴィーナスですが


こちらも衝撃が走るくらい素晴らしいパフォーマンスでした!!!


声がよく通るし存在感がバグっていた!


主演の咲月以外で、個人的に存在感という意味では彼女が一番だった気がします。

特に第二部では登場回数が増し、ストーリーの重要な役どころを任され見事に演じていたのを観て感動しました!!


普段の彼女からは想像がつかないほど、声も動作も大きくて、苦手なはずの歌も他のメンバーと遜色ないレベルで見事に歌い上げていました。


彼女は、そもそも学業と両立していたり、子供の頃からずっとフィギュアを続けていたりとコツコツ努力出来る芯の強いタイプ。


今回も、歌だったり声を張ることだったりと苦手なはずの分野に立ち向かい、ここまで素晴らしいパフォーマンスが出来たというのは相当な努力が必要だったことでしょう。


頭が下がりますね。


何より、彼女はいつもキラキラな笑顔でファンの前に出てくる。そこが堪らなく推せます(咲月の次に好きなメンバー🫶)


そんな素晴らしいパフォーマンスだった彼女ですが、一度だけ大きな試練を迎えることに。


夜公演での終盤、それまで全員完璧だった(もしかしたらミスがあったかもしれないですが、筆者にはわかりませんでした)パフォーマンス。



さくたん、セリフを噛みかける


ここまで来て、万が一セリフを噛んでしまうのは辛いしかわいそう( ;  ; )


そう思って筆者も、そして会場全体も一瞬張り詰めた空気になりました。


しかし


そこは持ち前のガッツと努力の成果を発揮してしっかりと乗り越えたことで彼女の表情も和らぎ、ちょうど彼女を囲んでいた他のメンバーも安堵の表情を浮かべていたのが微笑ましかったです。


微笑ましいといえば、なおなおの章でも書きましたが咲月が涙を流しながら熱演していたシーン(筆者が泣いたシーン)で、夜公演ではさくたんが咲月の頭を撫でて微笑んでいたのが、ちゃんとお姉さんしてて素敵な一コマでした。


普段はどちらかというと咲月の方がしっかりしているように見えますが、実年齢は咲月より年上で人の気持ちもわかるさくたん。


可愛い妹を愛でるような眼差しを咲月に向けていて、演技のワンシーンとはいえ、グループ、チームとしての絆が見れた印象的な光景でした。



愛野美奈子 そしてセーラーヴィーナスを見事に演じ切ったさくたん、今日はあなたがいつもファンに向けて発している言葉をそのままお返しします。


あなたは偉いですよ👏👏🌸🌸



❺クイーン・セレニティ

奥田 いろは


今回はVTR出演となったいろは。


しかし、彼女もまた相当輝いていた。


V出演なのにこの存在感と滑らかな演技は、流石ロミオ&ジュリエットの主演に抜擢されただけはある。

貫禄のパフォーマンスでした!


ロミジュリとスケジュールが被ってしまったこともあって、今回は会場生出演の機会はなかったものの、セーラームーンの母親役としてVTR出演となったいろは。


画面越しでの演技でしたが、セリフの抑揚感や間合い、我が子や家来を見つめる包み込むような眼差し、首が長くて聖母のようなビジュアルに息を呑む方が多かったのではないでしょうか。


筆者は、その魅力に昼公演で引き込まれてしまい、夜公演が始まる前に彼女と咲月のアクスタを購入!


特に、愛娘であるセーラームーンに語りかけるような演技は、本当の母親のようで、その娘役がプライベートでも仲の良い咲月というのがまたエモさを増長していました。


元々子役経験もあるので、他のメンバーよりも演技に関して秀でている彼女。

いつか、彼女の素晴らしい演技を生で観覧してみたいものです🫶



大物女優になる予感がぷんぷん漂うクイーン・セレニティ演じたいろは。

今後益々彼女から目が離せませんね!





❻脇を固めた素晴らしいキャストさん達と一糸乱れぬ動きでセットを変えていたスタッフさん達


このブログの最後に、乃木坂メンバー以外の方々にも触れてペンを置きたいと思います。


観覧していて特に印象的だった演者さん、シチュエーションをピックアップ!




1 タキシード仮面がカッコ良すぎる


今回、タキシード仮面および地場衛役を演じた元宝塚男役のトップスター、天寿光希さん


あまりにもイケメン過ぎた最高のジェントルマンでした。


咲月演じるセーラームーン(月野うさぎ)との純愛シーンや愛する人を守る為に自分を犠牲にするという痺れるシーンも、迫力と繊細さが入り混じった貫禄の演技で熱演されていました。


ハッキリ言ってレベチです。


乃木メンバーは、彼女のような一線級の俳優さんと共演する事で演技力や表現力が飛躍するでしょうし、沢山のアドバイスを貰って舞台の道でも羽ばたいていって欲しいです🕊️


最高の師匠 天寿光希さん




2 陰と陽の表現力が凄まじかったダーク・キングダム四天王



クンツァイト 飛龍つかささん

宝塚男役スター出身 数々の舞台で活躍し、今回2.5次元舞台へ初出演


ゾイサルト 明音亜弥さん

我らが北海道出身! 男装アイドルグループ「風男塾」香月大弥として活躍後、俳優として活躍中


ネフライト 留依まきせさん

宝塚劇団首席入団 退団後も個人としてミュージカル等で活躍中


ジュダイト 大原万由子さん

宝塚劇団での新人公演にて、メインの役どころで出演。その他CMなどでも活躍中


めちゃくちゃカッコ良いですが、四人とも女性です。


今作の大きな特徴として、キャストが全員女性ということが挙げられる。


女性ならではのきめ細やかな演技や仕草、男性役でも何処か柔らかさや温かさがあって、観る者が心地良い気分になれる。


素晴らしいの一言です!


さすが全員、現役バリバリの役者さんで男役も多く経験されただけあって、生で観覧すると本物の男性と見間違えてしまうくらい、立ち姿や歌声にオーラを従えています。


個人的には、四天王とセーラー戦士(マーキュリー マーズ ジュピター ヴィーナス)がダンスペアとなって恋に焦がれるようなシーンが凄く好きで、四天王とセーラー戦士達がそれぞれのキャラを活かした男女の絡みを魅せてくれたのが最高でした!


ここはめちゃくちゃ見どころです!




乃木メンバー達も彼女達と深く接することで、演技のみならず普段の生活をも知れて、プロとしての心構えを胸に刻むことが出来るのではないでしょうか。




3 その他演者さんや裏方スタッフさんの迅速かつ正確な動き


感動したのが、メンバー達が女の子からセーラー戦士へと変身する際、黒い幕でメンバーを覆うのですが、その幕の動きが一切乱れずとても素早かった事。


昼公演は、角度的に斜めから舞台を観る感じだったので、影になっている人の動きがリアルにわかり、生観覧の醍醐味を味わえ、二度得した気分に😊


幕がメンバーを覆ってから変身するまでの時間、おおよそ5秒ほど。


早着替えが慣れているメンバーも凄いし、それを実現させるスタッフさんや演者さん達の息の合った動きに感銘を受けました。



月野うさぎのクラスメイトで宝石屋さんの娘、明るく元気な大阪なる役

上杉柚菜さん


月野うさぎのクラスメイトで、秀才だけど臆病で頼りないという何処か憎めない海野ぐりお役

中野美優さん



月と地球を滅ぼし、最愛のタキシード仮面を自分のものにしようと企むクイン・ベリル役

松原凛子さん


黒猫ルナ役の松本美里さんと若狭博子さんなど、脇を固まる役者さんも個性的で素晴らしい方々ばかり。

皆さん、舞台の第一線で活躍されている方ばかりで、声の通りや張り、ダンスのキレ、表情の作り方など間近で観るとその凄さがこれでもかというくらい伝わってきました!


こんな素晴らしい方々が出演する舞台を二度も観覧出来た筆者は幸せですし、彼女達と共演出来た五期生達はもっと幸せでしょうね🫶



願わくばもう一度、いや何度でも観たい


そう思わせてくれた作品


円盤化が楽しみです💽💃







今回は以上となります。


お時間があれば、是非前編と後編合わせて読んでいただけると、より臨場感を伝える事が出来るので良かったら覗いてみて下さい。


最後にもう一度


乃木坂46版ミュージカル

美少女戦士セーラームーン


出逢わせてくれて本当に有難うございました!


来週はまた違うテーマでブログを書きます。


最後までお読みいただき本当に有難うございました!