好きなことを仕事にしなくちゃと

学生の頃から思ってきた。

 

私の長年続けてきた編集・ライターの仕事内容は

いまではけっこう多岐にわたる。

 

その中には好きな仕事もあるし、

少々苦手な仕事もある。

 

フリーランスで仕事をしているのに

 

苦手な仕事も引き受けている自分を

カッコ悪いな・・・と

私はついこの間まで思っていた。

早く、好きな仕事だけ引き受けて

楽しく仕事に没頭できる身分に

なりたいものだな〜! と憧れていたのだ。

 

――でもなかなかそうはなれずに

悶々とすることもあった。

 

ところが、

 

この「好きなことをしなくてはいけない」という

私の思い込みを

 

フラクタル心理学の先生が

去年バッサリ斬ってくれた。

 

目のまえに来た仕事を、

これは好き! これは苦手!と

選り好みしていると

自分の視野の能力も狭まる。

 

来た仕事は「へい! 喜んで」と

快く引き受けてがんばってみるべきと。

 

私は「・・・それはそうだけど、、、正論すぎるのでは?」

と最初は抵抗を覚えた。

 

だってそんなになんでも

引き受けていたら

不本意な仕事が増えちゃうかもしれない。

 

世間には

自分らしくない仕事は

断ったほうが、

もっと自分にぴったりのいい仕事がくる、

 

という説もあるではないか・・・?

 

 

だけど、実際、数年前に

本当に仕事を断りまくって、

仕事が激減して

後悔したことが私にはあった(汗)

 

 

 

・・・そんなことを思い出していると

先生がたたみかける。

 

「来た仕事は、自分の無意識が自分のために

用意してくれた仕事だから、

 

つべこべ言わずにやってみましょう。

 

それはきっと

未来の自分につながっていくと信じて

「へい、喜んで〜!」と目の前の仕事を

素直に全力でやりましょう」

 

 

 

 

ーーわたしは100%は納得してないものの

 

「へい、喜んで」を実践してみた。

 

 

すると、今までこなかったような

新しいジャンルのしごとが

早速やってきた。

 

最初は「絶対無理」と思ったけど

「へい、喜んで」と覚悟を決めて引き受けた。

 

それは科学技術の発明に関する記事を

わかりやすく書く仕事で、

 

私はニガテな物理や化学の参考書を読んで

勉強しなければ、書けなかった。

 

いつもの何倍も時間がかかって

コスパからいうと

とても条件の悪い仕事だった。

 

だけど

つべこべ言わずにやり遂げてみたら

 

新しい分野の勉強になったし、

視野が広がったし

何より深い達成感が得られたし

 

お客さまにも大好評だった。

 

この経験から私は

 

 

「これはニガテな仕事だけど

お金のためだからしょうがなくやる」

 

という後ろ向きなスタンスを捨てて

 

「自分の能力をあげるためにやる」

 

という前向きなスタンスで

取り組めば

 

好きな仕事が増える!とわかった。

 

 

そんなわけで

「へい、喜んで」はフラクタル心理学で教わった中でも

もっとも役立っているフレーズの1つだ。