今日はいつもの宇宙理論から離れて、コミュニケーショントレーナーの視点からのお話
我が子の一人が来週卒業式を迎えます。中学3年生なのです。
彼は今朝いつもより早く起きてきて、テキパキと朝の支度をすすめていました。ふとリビングの片隅を見ると、いつも通り時間割も昨夜のうちに済ませてあって、カバンを持って出掛けるばかりになっています。
起き出してきた時間は、起きれるといいなと自分でいつも思っている理想の時間で、いつもはなかなかその時間に起きれていなかったのですが、昨夜から「起きるぞ!」と気合いを入れていただけあって、やっと理想の時間に起きてこられました🎵
それでも何故か結局出掛ける時間はいつもと同じになっていて、本人は「あと20分早く起きれれば、ゆっくりする時間も取れるし、もう少し早く家を出れるんだけどね💧」なんて言いながら出掛けて行きました。
朝のドタバタのない、静かな朝の時間になったなぁと思います そして卒業を間近に控え、それなりに成長したなぁと感慨深いに気持ちになりました。
さてさて、
この状況、たぶん読んでいてすごーく普通のことだと思ったんじゃないでしょうか
ところが、私からしたらぜんぜんそうじゃないんです❗
といいますのも、彼は小学生の頃から遅刻魔で、通学班と一緒に通学したことなんて数えるほどしかありませんでした💧
だから、時間割を前日にやっておくといい、なんて話は遅刻しないために当然親として何度も話しましたし、遅刻についても何度も説明したり、説得を試みましたが、まったく変わりませんでした💧
コミュニケーショントレーナーをしている私が、この状況から導きだしたことは、
時間についての価値観が私とは違う
から、
この件について何を言っても彼は変わらない、ということでした。
彼が遅刻しても私は困らない
彼が通学班の集合時間に遅れても私は困らない
だから、私がこの件で彼に意見しても、彼の心に響かないわけです。
こういった、自分が困ってもいないことで、口うるさく言うと関係を壊すだけなので、
価値観が違う
という認識をした段階で言うのをやめました。
そして、
いつか自分が困ったときに、価値観を変える時が来るだろう
と、信じてそれを待つことにしたのです
そして彼が中学生になり、通学班ではなく各自が通学するようになると、今度は学校の門に先生が立ちます。そこで先生に怒られることが彼にとってはとても不快なことだと感じたらしく、怒られない時間には行こうとするようになりました。
ほかには、友達がまったく歩いていない時間に登校するのはつまらない、という理由。
もうひとつは、ギリギリになるのは構わないけど、本当に遅刻するのはカッコ悪い❗と思うようになった、などなど、自分にとって影響のあることや考え方の変化が要因となり、彼は徐々に行動を変えていったのです。
遅れそうなら登校中に走る。
なるべく遅れる要因を減らすために、遂には前日に持ち物準備までするように変わりました
こうやって、自分で考えて自分で行動を変えていくのを横で見守っていると、親としてとても嬉しい気持ちになります あぁちゃんと成長してるなぁって
コミュニケーションについて私が学んでいなかったら、きっと小学生の時に、
・前夜の支度を口うるさく言い
・早く寝るようにせかし
・朝は親が起こし
・早く朝ご飯を食べるように何度も言い
・けなしたし、叱ったり、怒鳴ったりして送り出す
ことをしてたと思うんです💦
(っか、昔の私はこうでした(>_<)💧)
しかもこれらを毎日言わなくちゃいけなくなります💦
言う親のほうもうんざりですし
言われる側の子どもだってもっとうんざりです
しかも、内容的には日常の些細なことなんですが、こういう毎日の小うるさい事から徐々に親子関係が悪くなっていくんですね💧💧💧
思春期になると、何を言ってもうるさい親とは話したくなくなります。すぐに常識や社会通念を持ち出して説得したりするような親は、面倒くさい存在でしかないんですね💦
思春期になるまでの親の対応の度合いによって、思春期に深刻な関係になったりしてしまうのです。
まだ子どもが小さいからと、なんでも親の意見や考えを押し付けるのも考えものです💧 子どもが小さい時からこそ、対応を適切にしていく必要があるんですね。
「適切に」とは、
「一個人として尊重した対応」
ということです。
一番分かりやすい物差しは、
「同じ事を大人に言えるか?」
という視点でみてみるといいと思います
例えば、自分の友達に
「旅行の支度は前日にしておいてよね。当日遅れられたりしたら迷惑だから」
なぁんて言いませんよね❗笑っ
でも自分の子どもに言っちゃうのは何故
何故なのか考えてみると、自分が子どもをどんな存在として扱っているかがみえてくるかもしれませんね
大人に言えないことは子どもにも言わない、と決めると、子どもとの関係が変わります🎵
子どもにも自分が尊重されていることが伝わるからです。尊重されていると感じる大人に対しては、信頼感が湧きます。信頼関係のできた親にはいろんな話をしようと思うものです。思春期の相談だってしてくるかもしれません。
今朝、ふと、支度の済んだカバンを見てとても安心した気持ちを私が抱いたので、子育てのお話としようと思い立ち、久しぶりに子育て論を書いてみました🎵
ちなみに、過去遅刻魔の息子殿は、今は遅刻はしていないとはいえ、兄弟の中では一番遅い時間に出掛けておりまする笑っ
それでも私がイライラしなくなったのは、私が価値観を変えたからですよ
ではまた
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました
みなさまが幸せいっぱいで過ごされますように・・・・☆
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ピースフル・コミュニケーション代表
・カウンセラー
・セラピスト
・コミュニケーション・トレーナー
・宇宙理論実践家