いい人であろうと頑張ったり、
自分をいい人に見せようとしている人程、
心の内に醜い感情や、ネガテイブな思いを抱えていたりすることが多いものです。
それはどうしてかといえば、
本当に心の内側から湧く温かさを持っている人であるならば、
自分をよく見せようと努力をしなくても、
自然の振舞いの中で周囲の人たちが
その人の温かさを感じとれるからです。
一方自分をいい人に見せたい人は、
そうでない部分を人に見られまいと
必死に自分を取り繕うところが出てきたりするので、
家に帰って一人になると、
どっと疲れを感じることが多くなるかもしれません。
そしてそれがストレスになって、
段々人と会うことが億劫になったり、しんどくなったりしていくようになります。
それゆえもしも
人に対してついつい取り繕うことの多い自分がいることに気付いたら、
取り繕い続けることにエネルギーを注ぐのを一旦お休みして、
自分の心の内側にある
ありのままの感情や、思いを観察していくことから始めたいものです。
そこでもしも、
その感情や思いの中に、
人を恨んでいたり、羨んでいたり、
悲しみに暮れていたり、
怒りに満ちたものが存在していたら、
それは今までのどんな体験から生じたのだろうか?と、
自分自身に問いかけつつ、
心の奥の自分が語る声を、丁寧に聞いていくようにするのです。
そうしていくことで心が次第に解放され、
醜い感情や思いが浄化されていくようになります。
これを一人ですることが難しい場合は、
信頼できる誰かに話を聞いてもらうサポートをしてもらいましょう。