ミッションインポッシブルな銀行のシステム | IT経営者ホッティ@東大卒タレントのブログ

ミッションインポッシブルな銀行のシステム

映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」↓


ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

トム・クルーズの命懸けの飛行機シーン

 昨夜、私はお客様達との会話についていくために、映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を観ました。「ミッション: インポッシブル」は、トム・クルーズ主演で世界的に大ヒットしたスパイアクション映画です。
 トム・クルーズはスタントを全く使わずに命懸けの撮影をしており、時速400キロの飛行機に外からつかまって約1500メートル上空に行くシーンでは「石が、肋骨に当たった。もう少し上だったら、頭を貫通していた。」と語る程でした。
 それ以外のシーンも「えっ、これもスタントなしでやってるの?」と思う位迫力があって面白かったです。

 お客様達との会話についていくためと書きましたが、先日私のお客様達が以下のような会話をしていたのです。べーっだ!

「~さんって、銀行のシステムでリーダーをしていたんですよね。銀行のシステムって、ミッションクリティカル(業務に必要不可欠で、失敗が許されないこと)だから大変じゃないですか?」
「うん。ミッションクリティカルと言えば、今上映しているミッションインポッシブルだよね」
「あー、あの、トム・クルーズが飛行機に外からつかまるやつね。」
「あれ、スタントなしで本人がやってるらしいですよ!!

 このような会話についていきたかったので、仕事のために私はこの映画を観たのです。これも、私に与えられた一つの重大なミッションです。ニコニコ

 さて、私も銀行のシステムでリーダーをしていましたが、銀行のシステムは日本中・世界中の財産を管理している訳ですから本当に失敗が許されません。もしも失敗した場合は日本経済や世界経済に多大な悪影響を与え、銀行の頭取は解任され、システム会社は倒産するような損害賠償をし、技術者は一生かかっても払えない借金を背負うことになります。叫び

 皆様は、そのような責任重大な銀行のシステム開発等したくないと思いますかはてなマークけれども、それ程心配する必要はありません。グッド!
 銀行のシステムは失敗が許されないシステムだけあって何千人・何万人という大人数で行いますので、技術者一人一人に割り振られる仕事量(プログラムの行数)が極めて少なく、楽なのです。私が失敗が許される不動産屋のホームページを作っていた時に比べると、銀行の仕事量はたったの10分の1でした。

 また、1人のプログラマが書いたコードを何人もの人やいくつも部署が様々な観点で徹底的に動作テストをします。多くの人に品質を保証されますので責任は分散され、個人が損害賠償請求されることはまずないのです。チョキ

 更に、プログラム言語等も何千人が使う訳ですから「皆が知っている」ものが選ばれ、Java+Strutsのような平凡で書籍も入手しやすく勉強しやすいものが選ばれます。Pascalのようなマニアックな言語や英語しかマニュアルがないようなフレームワークはまず選ばれませんので、簡単なのです。ラブラブ!

 ですから、「銀行のシステムは簡単」ということを覚えておいて下さい。私も、不可能に見えるシステムも可能であるということを意識して、トム・クルーズのようにミッションインポッシブルなシステムに取り組んでいきたいと思います。ドンッ爆弾ドンッ