2020年の3月11日に向けて。 | natsuhoのブログ

2020年の3月11日に向けて。



2020年3月7〜8日
KFSリーディング公演『それぞれの記憶』

2020年3月13〜15日
KFSプロデュース公演『空の村号』

KFS(鎌倉富士見スタジオプロデュース)が2週にわたってお贈りする、忘れない、忘れたくない震災の記憶

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大学の時に震災にいろいろな形で関わり、
卒業後はしばらく直接関わることはなくなったものの、
今また震災についての企画に関わっています。

前半はリーディングとして、地震・津波に焦点を当てて、書籍や絵本などから人々の言葉・想いを紡ぐ公演。

後半はお芝居で、福島の原発事故をめぐって巻き起こる、家族・地域・人と人…たくさんのものが詰まったお話。


大学の時、何度も使った言葉。
「想いを寄せる」。

被災地にボランティアに行って直接何かできても良い。
行けなくとも、「大変な思いをしている方がいるんだ」と想うだけでも良い。
自分の身の回りで大切なものを見直したり、日々のちょっとしたことに感謝したり、そういうことでも良い。

なんでも良いから、「想いを寄せる」そのことが復興に1歩近づくことになる。
反対に、忘れて想いを寄せることもなくなれば、復興から1歩遠ざかることになる。

そう、思っていた。
し、9年経った今でもその思いは変わらない。


私の中には、震災の記憶がいくつかある。

1995年、阪神淡路大震災。祖父母が被災した。その復興で劇団を立ち上げていた浮島先生との出会いがあった。

2004年新潟県中越地震。ボランティアに行きたかった。「行きたい」と思う年頃だったけれど、実際1人でなんでも決められる年頃ではなかった。

それらがあって、2011年の震災があった。

震災の記憶が積み重なっていたからこそ、2011年の私があった。

東日本大震災で、悲しい思いをした方がたくさんいる。
同じ時代に生きた人間として、何ができるか。

その時に感じた想いを忘れずに、
日々を生きること。

そして、次に何か起こった時に、
その想いを踏み台にして、何かできるかもしれないし、何かできなかったとしても、また次への踏み台にしてもいい。


その想いを胸に、2つの公演の準備を進めています。

もし、ご予定が合いましたら、ぜひ。