今回は少し趣向を変えまして、「自分というものを作り出しているのは何か?」ということ
言い換えれば”D.N.A.”について少しお話してみたいと思います。
このところの記事でお分かりの通り、私babeはいわゆる鉄道キチガイ、「鉄キチ」であります。
電車というのは皆さん誰もが、大なり小なり身近にあったものだと思います。
誰もの身近にあったものなのに、なぜハマる人とそうでない人に分かれてしまうのでしょうか?
私のD.N.A.に、静か~に語りかけ、耳を澄ませてみます。
そうすると・・・
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今からウン十年前、私が3歳の頃
ストーブに置かれて、「シュンシュン」と沸騰しているヤカンがありました。
そのすぐ隣に低い踏み台が置いてあり、私はそこに上がろうと一生懸命になっていました。
そして…バランスを崩し、ストーブ方向に倒れこんだ私は…
「熱いよぉ~、熱いよぉ~~~」
泣き叫ぶ3歳の私。
倒れこんだ私の左足にストーブの上に置いてあったヤカンが落ちてきて、熱湯をかぶってしまったのです。
家中が大騒ぎになりました。
もちろん、すぐに地元の病院に連れて行かれましたが…
まだ3歳の肌です。再生能力にも乏しいのは当たり前で、状況は好転せず
むしろ悪化が進んでいき、ついには腐りはじめるといった状態に。
「このまま行くと、切断も覚悟して下さい。」
そう非情な宣告を受けた両親。そして、痛みが引かない足に泣き喚く私。。。
「あの町に行けば、ヤケドの名医がいる。」
人づてでそんな話しを聞いた両親は、
藁にもすがる気持ちだったのでしょう、その名医を尋ねることにしたのです。
ローカル単線のJR気動車に揺られて片道3時間、往復6時間の道のり。
まだ若かった母は、毎日5時過ぎに始発に乗って約2ヶ月間、私を背負いながら病院通いを続けてくれました。
その甲斐あって今、私には無事左足がついている・・・
そのことには感謝の気持ちでいっぱいです。
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きっと…
私が「鉄キチ」になったのは…
形はどうあれ、幼い頃に母の背中に背負われて2ヶ月もの間感じ続けた
気動車の香り、振動、風景、そして母の温もり…
それがD.N.A.に組み込まれ、導いてくれたのではないのかな?と思った次第です。
いかがでしょうか?
今、あなたが好きなこと、熱中していること、ハマっていること。
それがなぜなのか、お分かりになりますでしょうか??
それを今日は、そっと自分のD.N.A.に語りかけてみてはいかがでしょうか?
新たな発見があるかもしれません・・・
文責:babe



の日ですね。



