大野さんにとってレコーディングとは、
全身全霊をかけて取り組んでいるものであり、
精魂込めて宝物を生み出す行為だろう。
あの美しい歌声を聴けば、
どんなに尊い仕事かわかる。
2014年9月18日VSプラスワンゲスト織田信成さん
クリフクライム。
大野さんと織田さんがクライマー。
大野さん「一人目僕ですよ。」
つまり2面。
メンバー「ってことは?昨日は?」
収録前日が休みの人は2面やれよというやり取りがこの頃流行っていた。
大野「いやいや、昨日ちゃんと仕事したんですよね。」
大野「レコーディングしたんですよ。」
スタジオのお客さん「おお~!!」
メンバー「まあでも、体使ってないしね。」
大野さんのレコーディングって、
夢のような価値ある仕事だよね。
あの美声で、あの芸術性だよ。
お客さんは価値がわかってた。
「おおー(喜)!」って盛り上がったもん。
それに、歌こそ身体使うよ。
その素晴らしい歌唱のため、楽器である身体のコンディションをストイックに整え、
全身を使って、心血注いで歌うものでしょ。
でも大野さんはもう慣れたもんで、
正論なんて言わずにおもしろくする。
大野「いやいや、動いてますよ。」
大野「ここにマイクありますよね、でイントロで準備してます。」
激しくリズムをとる大野さん。
マットとともに揺れる織田さん。
大野「…シャッ!」
ロックンローラーのようにかっこつけて前に出てくる大野さん。
動きがシャープでかっこいい!
ゲストのみなさんも「キャー(喜)」ってなってる。
なるよね。
大盛り上がり。
それにしても、
大野さんはすごい精神力だね。
クライムスタート。
一段とキレのある動きで登っていく大野さん。
短パンから出ている膝下がずっと芸術的。
一つ目のグリップを一瞬で抜き取る達人技。
腕力でグッと上がってボタンに届くかっこよさ。
降りるとき、一瞬わざと落下しながら次のグリップに移動する、まさに離れ技。
二つ目のグリップがカーブしてきて、
背面どころか、背面の逆サイドに行こうとも、
鮮やかにノールックでつかむ大野さん。
完全に達人。
あまりにもすごい。
無駄のない動きで頂上を制覇し、
無駄のない動きで降りる。
もう別格クライムだよ。