このときの「言葉より大切なもの」大好き。
大野智さんのダンスが神々しいの。
いつも以上に舞い上がるようで。
2014年7月12日「THE MUSIC DAY 音楽の力」(ミニコンサートin福島)
わずかな前奏での歌い出しは大野さんのソロ。
絶品。
「切り取ったメロディ 胸に秘めた 忘れないように
言葉より大切なもの ここにはあるから」
スモークの中から、
超美声で歌いながら大野さんが歩み出てくる。
ここで涙あふれちゃう女性が映る。気持ちわかる。
大野智さんの歌は、清らかでうまくて泣ける。
お客さんの喜んでいる顔はこちらまでうれしい。
イントロ。
人外の軽やかさで美しく踊る大野さん。
ホップしたときの右足の浮き上がりがエアリー。
わりとアップだから、
本当にふわっと白い靴があらわれる感じ。
そしてきれいなターン。
軽やかに速く回って、力まずにピタッと止まる。
この、ホップしてターンが何度もあって、
いつもきれいでハッピー。
「どんな歌を歌うんだろう」
大野さんの白い靴が、滑らかに踊る。
軽やかな足の踏みかえ。
ウェーブしながらのその場ウォーク。
上半身の際立つウェーブも、
下半身のスライドウォークも見事な完成度。
これを同時に表現する驚き。
「透きとおったメロディー」の「と」で、
パッと腕を掲げ、脚を閉じるのが、音楽にジャストで気持ちがいい。
切れ味とリズム感の能。
間奏で、
ジャンプの連続で弾むおおのさんがアップになっても、
表情も身体も本当に余裕でかっこいい。
この余裕が粋であり美しい。
そして大野さんは、翼を広げるみたいな動きがいつも優雅。
美しき羽。
アウトロ。
大好きな振りがまた観られる。
下手から大野さんがフレームインしてきて、
歩く流れでふわっと舞い上がって、
滞空で世界一美しい形をつくりながら、
右足が自ら高く跳ね上がってくる。
その右足は絶妙なクロスにセットされ、
瞬間にターン。
踏み切ったことを感じさせずにジャンプするのが、
大野智さんのダンスの質の高さ。
そんなことが可能だなんて知らなかった。
大野智さんならではの高み。