15年黙って尽くしたのなら、
もういいよね、思ってること言っても。
2014年5月15日VS「ももいろクローバーZ」チーム。
メンバー「じゃ、しおりんさん、気合の一言を。」
しおりん恒例、黄色い声の挑戦状。
しおりん「いいか、お前らー!
私たちが先に倒れるか、お前らが先に倒れるか、国立アイドル勝負だー!」
やり返せとばかりに、大野さんが前に出される。
メンバー「言ってやれ!」
すぐにモードに入る大野さん。
覚悟を決めるのが早い。
そしてクオリティが高い。
大野「いいか、お前らー!」
負けじと黄色い声。
これだけ高い声を張っても、やっぱりきれい。
さすが大野智。
大野「お前らが負けるかー、うちらが負けるかー、どっちかわかんないよー、まだー。」
声は張り合うけど内容はおだやか。
さすが大野智。
このしおりんと大野さんの応酬は、最終ゲーム前にもう一回あった。
大野さんの美声が聞けて得したな。
ジャングルビンゴ前トーク。
玉井さんからの質問。
玉井「同じ5人組じゃないですか。メンバーん中でいろいろあると思うんですけど、
できるだけ長く、なかよくやっていくコツって何ですか?」
たいへんだよね、なかよくやるって。
一旦話はそれるが、天の声が引き戻す。
天の声「では大野くん、ももクロ5人に、リーダーとして一言、アドバイスを。」
難しい質問なのに間髪入れず答える大野さん。
大野「まあ、自分の思ったことを言わないってことですよね。」
そりゃそうか。
5人もいて、みんな言いたい放題じゃ「長くなかよく」は難しいよね。
大野「シャットアウトする。」
大野さんは、言いたいことを飲み込む役割だったのだろう。
あるいは、背中で見せるとか、言葉以外の方法で導いてきたのかもしれない。
この時点で15年続いた。立派なもんだ。
そして大野さんは、この15年あたりで新たな段階に入ったのかもしれない。
なぜなら、
数年後のトークでは、メンバーがこう言っていた。
グループ内多数決により自分の意見が通らないとわかった段階でも、
大野さんはいつも必ず自分の意見を言うと。
うん、もう意見言ってもいいさ。
そりゃ、いいさ。