「夏疾風 (高校生コラボver.) 」
「5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019」より
イントロ。
速い動きでも常にすくっと立っている大野智さんの頭。
ターンしてしゃがんで右手で地面を触る振付。
そのときの大野さんの左手に感動。
身体や動き全体が一番美しく見える位置に置いてある。
背中側の腰。
それも優雅な形で。
肘も背中側に引き寄せている。
全体も素晴らしいし、細部も素晴らしい。
まさに、全てに隈なく焦点があたっているような大野智さんのダンス。
「今 吹き抜ける夏疾風」
動きが多い振付の中でも、
しっかり広めに開いた足の間隔とか、
肘から腕を引き上げたり、足を引き付けたりする滑らかさが際立つ。
「見上げる夢に手を伸ばして」
速い動きでも優雅に見える大野さんの動き。
どんなに細かくても速くても、
美しく見える最高の軌道を探し当てて踊っていると感じる。
野球でも、
守備の名手の動きは洗練されていて華麗だ。
本当のファインプレーは、
ファインプレーだと気付かないぐらいただただ美しい。
一歩目が早いから余裕で打球が処理できる。
大野さんのダンスは、
甲子園大会を盛り上げるにふさわしい鍛え抜かれたダンス。
落ちサビ前の間奏。
大野さんの四肢の美しさには、いつ見てもため息が出る。
優雅極まりない。
それを支えているのは凛とした身体のまん中。
開いた両腕を引き寄せる一瞬のアップ。
胸と腹の清々しさ。