大野智さんのダンスはすごい。
唯一無二だ。
その上、
エンターテイメントにかかわる
総合的な才能に満ち溢れ輝いている。
「つなぐ」
「5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019」より
メッセージ性の強い曲名。
大野智さん主演映画「忍びの国」主題歌。
大野さんによる振付。
MVのどの曲でもそうだが、
大野さんは曲調にそぐわない顔はしない。
総合的な芸術として表現してくれる。
曲へのリスペクトが心地よい。
イントロ。
大野さんが一人、印を結ぶ。
強い逆光が大野さんの顔を隠し、より謎めく。
大野さんの影から一瞬で全員現れる忍術のような振付。
かっこいい。
「心配ならいらないよ」
後ろ向きに歩くだけでなぜこんなにかっこいいのか。
「Don’t wanna let you go」
腕と頭のにょろにょろがすごい。シュールでシャープ。
間奏のソロショット。
大野さんの背中がかっこいい。
強い意志や人生の重みが滲み出る。
「本当の優しさと強さ求めていきつくまで」
大野さんの手から炎のオーラが放たれるような映像効果。
似合う。
常々、大野さんの手からは力が放たれていると感じる。
目に見えない本物も放たれているかもしれない。
そして顔がいい。
いろんな意味でいい。
「約束はLove」
ターンが速くて、誰?ってなる大野さん。
手の軌道がきれいで、煙幕が見事に顔にかかる。
スローのわずかな煙の隙間から大野さんだと確認する。
リアル忍び。
静止で見ると、ターンの足元がまさに大野さんの形。
あんなに腕を伸ばして回っているのに、
美しい全身のバランス。
後列で激し目にリズムを刻み、近づいたり離れたりする動きが好き。
あえて前列で歌う人の陰に隠す振付。
そして本当にぬるっと隙間から出てきて、
大野さんがカメラの向こうを挑発するように歌う。
静かに歌っているのにすごい迫力。
カメラ間近で指をにょろにょろさせながら、
ゆっくり背を向ける。
すごい緩急とストーリー性。
「Oh,I don’t wanna let you go」
そして圧倒的な美声。
煙幕の蹴り上げが芸術。
上半身があれだけ美しく起きていて、
あんなに高く後方へ跳ね上がる脚。
美しき最強忍者。