金属性の光沢に身を包んだ大野さんが舞う。
インナーには生々しく肉体にフィットした白。
大野智さんのクールで妖艶なダンス。
心に残るかっこよさ。
紅白歌合戦(2012・12・31)
「Face down」
前曲から早着替えして登場。
早着替え後の衣装は大抵薄着でいい。
上着を羽織っているけど、タイトなT素材のインナーは動きがよくわかる。
金属色のボトムスも、クールなこの曲にぴったり。
イントロ。
センターでスマートにターン。
回転のポジションに入る右脚の動きが速くて見えない。すごい。
準備は早く、回転は優雅。
全身の隙の無さと、頭の角度がかっこいい。
そしてしなやかな右腕の動きにいざなわれるようにもう一回転。
高く翻る上着の裾。
美しく捻りを戻していく白Tの胴体がまぶしい。
いつものイントロと違う振付。
「止めてよ」
ターンの始まり。
すっと上に伸びる身体、引き上げられた脚の優雅さ、
股関節と、腹、胸、頭の絶妙な位置関係。
ターンの中盤。
後ろ姿も本当に美しくて、
クールな肩から背中のライン。
ターンの終わりには次の動きの始まりが完成されている。
「Countdown Countdawn」
両腕が沸き上がるように現れつつ身体が躍動。
「素顔見せないまま」
腕の動きと顔の動きのリンクに魅せられる。
美しい顔と美しい手の駆け引き。
「Bye Bye Bye」
肩の激しさとリズム感。
上半身の回旋が大きくて軌道がきれい。
強い上半身。
上半身の反りと胸の張りが見事。弓。
回旋の流れからかっこよく右膝を開いて、
戻す流れで床に滑り込む。
かっこいい!
両手を着いたら、両足が浮いて、
右脚の下をくぐって左脚が滑り込む。
この左脚が伸びていてきれい!反ってる。
動きに無駄がなく正確だからシャープ。
美しいゲッダンの脚を保ったまま、ふっと腰が浮く強靭な筋力。
「Hey!」
フロアダンスでクールな右脚の蹴り。
蹴っている間、支える左脚がきれいに伸びたまま浮いているのが驚異的。
手と、足首より下だけで床に接して支えている。
脚を開いて腰を浮かし戻し、床上で上半身を旋回。
身体のすみずみまでラインがきれいな大野さんのダンスは芸術。
「it’s like a supernova」
身体自体が美しい。しかも絶妙に傾きビートを刻む。
左にスライドしていくときの、手の軽やかな動きと頭の残し方。
クール。
「闇を」
頭をグルッとするのシャープ。かっこいい。
「Hey!」
手脚を開く優雅さと顔の向きが大好き。
品格がすごい。
「癒えぬ傷跡に」
両腕を広げればイーグルのよう。
身体をしなやかに移動するウェイブ。
美しさもここまでくると迫力だ。