超絶技巧であり挑戦

SFであり神秘

空間も時も  どこかとつながっているような

ここにしかないダンス

 

 

 

私が好きなダンスを紹介しています。今日は、

「暁」

 

「ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism」disc1より

 

 

 

前奏が入って、

マスクマジックの面と白い和装を捨てると

黒い衣装の大野さん。

 

 

 

しなやかで力強い振り。

龍だ。

 

 

 

随所に明らかな龍のイメージがあらわれる。

 

 

 

ターン。

腕の軌道が大きく力強い。

 

 

 

「ふと見上げ おぼろ月浮かんだ 夜に」

歩いて行く顔のアップだけですごい威厳。

すでに無敵。

 

 

 

「時代」の発音がたまらなく好き。

 

 

 

「時を超えて 運んでゆく あなたの元へ」

このフレーズの終わりから細かい動きの連続。

まるで時空が歪んでいるよう。

 

 

 

さすが大野さんの振付とあって、

世界観とストーリーが迫りくる。

 

 

 

しかも、

このパフォーマンスを歌いながらするというのは

超人。

 

 

 

「離れてく 千切れ雲 追いかけて さざ波」

花鳥風月を思わせる美しい舞。

 

 

 

全体のラインと

手の表現力がすごい。

 

 

 

「もう 来ぬ人を 待つような 想いで

 過ぎてゆく あてもなき夜」

 

 

 

音と動きの合わせ方が粋。好き。

 

 

 

「輝いて」

今度は両手でつくられた窓を見上げる大野さんの美しい顔が見える。

 

 

 

アウトロ。

大野さんの身体があらわす美しい龍が舞い昇る。

見える。

 

 

 

そしてまた歪む時空。

 

 

 

大野さんの足の裏が解放され、

身体の随所を細かく震わせる神秘的なダンス。

複雑な連動。

人間離れした細かい振動。

特に最後の右手。

 

 

 

時空の旅。

場面によって質感や手触りさえ違って感じる

大野さんの多彩な表現。