どれだけ魂をこめれば

どれだけ時間を費やせば

これほどまで美しさが極まるのだろう

 

 

 

私が好きなダンスを紹介しています。今日は、

「マスカレード」

 

「ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism」disc1より

 

 

 

大野さんの振付。

歌謡曲への尊敬の念。

 

 

 

イントロ。

ポケットに手を入れて俯くスタイルが

寸分たがわぬ完璧さ。

 

 

 

その姿勢のまま、左へ一回転。右へ一回転。

足を踏みかえることもなく回転し一瞬で静止する。

ジャケットの長い裾だけが美しく舞う。

 

 

 

ドラマチックな旋律に合わせて、

ドラマチックなポーズを美しく魅せる。

 

 

 

大野さんがこだわりぬいたであろう角度で、

時が止まったように静止する。

 

 

 

(ハットはかわいいのに)

形の一つ一つが大人の美しさ。

動きの全てに大人の余裕。

 

 

 

「誘う様に」

大野さんの声の艶がすごい。

ずっときらきらしてる。

 

 

 

間奏で、

ハットに手をかけるタイミング、角度があまりに完璧。

そして後ろに投げる。

大野さんの動きには隅々まで意味があるとわかる。

 

 

 

華麗なターンの後、

膝を美しく引き締めながら

両手の甲を真上に掲げる。

引き締めていた膝と顔を右へ。両手の甲を左へ。

この一連の動きがおそろしく美しい。

 

 

 

位置関係が絶妙。

すごいダンス。

 

 

 

畳みかけるように美しすぎる背中を見せつけながら

威厳ある闘牛士のようにジャケットの裾を払う。

 

 

 

これだけのことを

大人のクールさで行うのが

大野さんの粋でたまらないところ。

 

 

 

「ラストダンス」

大野さんの艶声が広がる。

 

 

 

「誰にもジャマできない」

軽快な足の踏みかえ。

 

 

 

「もう 綺麗な涙をそっと閉じ込めるよ」

大野さんの美声と美貌にもう震えるしかない。

 

 

 

この世の全てのダンスを大野さんで見てみたい欲望にかられる。