私は大野さんのダンスが好きです。誰が振り付けたものでも。

 

大野さん自身が振り付けた、大野智ソロ曲のダンスは、

 

極上のエンターテイメントであり表現

芸術であり自分への挑戦。

 

私の好きなダンスについて紹介しています。今日は

 

「Song for me」

「ARASHI SUMMER TOUR 2007 FINAL Time―コトバノチカラ―」disc1より

 

大野さんのソロ曲。大野さん振付。

 

芸術性が強く ドラマチック。

映像のつくり方も凝っていて 体の一部分だけをクローズアップしたり 映像を重ねたり。

 

全体的に 「まぼろし」を感じさせる 演出と振付。

 

ほの暗いステージ。

ダークでメタリックな衣装が ライトに浮かび上がる。

かげろうのように 僅かに揺れている 大野さんのダンス。

 

緊張感のあるイントロの音楽と 多用される鐘の音が

「転世薫風」の舞台(大野智主演)を彷彿とさせる。

 

大野智のシルエットの輪郭を光が走り

揺らぎながら あらわれる 大野智の姿。

 

「言葉をこえて・・・」

パーツの動きが際立つ 大野さんのダンス

 

「だろうか」

凛々しく美しい顔

 

「光集めては ひとり 一人瞳閉じた」

予測できない動きの連続に 息をのむ。

スピードを複雑に変えていく振付が 時空のゆらぎを感じさせる。

 

「今もまだ鳴ってる」

唇のアップ。

何も語らぬ美しい唇が 何かを物語っている。

 

「そして一人で・・・」あたりの痛みをともなうような表情の美しさ。

随所に散りばめられた 痛みを秘めたような美しい表情。

 

「会いたい」の強い歌声が心にささります。

一瞬迸る激情。

「欲しい」の後、下を向いた状態から目を開けた 強い表情。

 

間奏は 怒涛のダンス。

時空のゆがみの中 戦っているような。

間奏終わりの 華麗なターンのダブル。翻るジャケット。

 

「曖昧なことばかりが 夜明けの迷路さまよいながら」

揺れる影のようなJr.の方々のダンスが この曲の世界観を一層濃くする。

 

「夢がさめてしまっても 忘れないよ」

大野さんの魂の叫びに飲み込まれる。何て切ない顔をするのだろう。

 

そしてまた・・・静かに揺らぎながら 闇に消える大野さん・・・

 

美しい幻を見た。