MAKIHARA OF A DOWN | 10,000Days

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今から約二年前に妻の付き添いで"槇原敬之"(マッキー)のライブに行った事は当ブログでも記事にしましたが、それ以降、ミュージックステーションやFNS歌謡祭といった音楽番組にマッキーが出演した際は、妻と一緒にそれを鑑賞する等、マッキーは音楽の趣味が合わない僕ら夫婦にとっての"橋渡し的存在"でありました。("橋渡し的存在"と言えば"スピッツ"もそうなのですが、あちらは滅多にTVに出ませんから..)


勿論、妻と出会う以前(それこそ学生時代)からマッキーの音楽は身近に感じていましたし、全盛期は"ヒット曲製造機"と言っても過言ではない程の活躍振りでしたから、僕に限らずマッキーのファンではない人でもそれなりにマッキーの曲を口ずさむ事は出来ていたでしょう。

1999年の一度目の逮捕を乗り越え、2003年に国民的アイドルグループ"SMAP"に提供した名曲『世界に一つだけの花』の大ヒットをきっかけに再びミュージックシーンの最前線に返り咲いたマッキーは"前科持ち"(しかも薬物..)という足枷がありながらもセカンドブレイクを果たした稀な存在だと思います。

昨今はマトリが本気を出した影響か、次から次へと大物俳優やミュージシャンが薬物関連で摘発されていますが、初犯から何事も無く20年の歳月が流れたマッキーに関しては「もう大丈夫だろう..」と信じきっていた部分もありましたので、今回の二度目の逮捕の一報には僕も驚きました。

現在は当然と言えば当然と言うべきか、ワイドショーでも槍玉に挙げられ、薬物使用を疑われるような奇行エピソードや悪意溢れる編集映像の数々を紹介されてしまっているマッキーですが、個人的に印象深かったのは"槇原敬之の裏の顔"と題して紹介されたレコーディング時でのエピソードです。

TV等で見せる温厚なイメージと違い、レコーディングでのマッキーは、作業に行き詰まると激昴して机をひっくり返したりコーヒーの入った紙コップをスタッフに投げつける暴挙に出る等、その感情の起伏の激しさ(そして、その感情の起伏の激しさは薬物使用のせいだと言いたげだ..)から、実は非常にコミュニケーションをとる事が難しい人だったそうです。

ワイドショー的にはこのエピソードを紹介する事で世間のマッキーに対するイメージを更に悪くしたい意図があったのかも知れませんが、マッキーがレコーディング時に人が変わった様に激昴する理由も、あくまでも"音楽に対する妥協無き姿勢"故のものであったわけですし、寧ろ僕なんかは「こんなんでCDが出せるか!」と怒鳴りながら机をひっくり返すマッキーの姿を想像し、不謹慎ながらも「巨人の星みたいでカッコイイじゃん!」と思ってしまいましたよ。(いや、勿論机をひっくり返したりコーヒーを投げつけたりする行為は褒められたものではないのですけどね..)


それにしても、日本国内ではこれだけ大麻や薬物が騒がれているのに、海外では大麻や薬物が合法の国や地域があったりするのはどうにも解せないですね。

例えば海外では自分達のアルバムをファンにアピールする際も「ハッパ吸いながら聴く事をお勧めするぜ!」なんて事を平気で言ったりするミュージシャンもいたりして「いくらお国柄や法律の違いがあるとは言え、大麻や薬物に対する日本とのこの意識の差は何なのだ..」と複雑な気持ちになってしまいます。

まぁ、何にせよ、マッキーは薬物が違法な我が国日本で二度目の逮捕をされてしまった訳で、個人的にはまたいつかTVで歌うマッキーの姿を妻と一緒に拝める日が来る事を祈ってはいるのですが、流石にもう無理かもな...

それでは、今回はマッキー関連の記事でしたのでマッキーの曲をお送りしようと思いましたが、ここはひとつ自粛致しまして、代わりにハッパ吸いながらアルバム聴く事を勧めてくるボストン出身のカオティックハードコアバンド"CAVE IN"(ケイヴ·イン)の楽曲をご紹介します。

ジャンルがハードコアですので、ハードコアがちょっと苦手(ポスト·ハードコアとかならイケるんですけどね..)な僕は彼らの音楽を敬遠していたのですが、2003年リリースの4thアルバム『ANTENNA』だけは何故かその他の作品とは全く毛色の異なるオルタナティブな作風(しかもカッコイイ..)でしたので、このアルバムだけは好きでしたね。