山本KID徳郁 | 10,000Days

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さくらももこさんの訃報は確かにショックでした。


しかし、格闘技ブーム全盛期をこよなく愛した僕は、さくらももこさんの訃報と同日に格闘家の山本KID徳郁選手が自身のインスタグラムで発表した"癌告白"が衝撃的過ぎて、その他の大きなニュース(さくらももこさんの訃報など)はしっかりと心に入って来ない状態でした。



現在は自分でもびっくりするくらい格闘技界に対する関心を失っている僕ですが、格闘技ブーム全盛期(90年代後半~2005年くらいまでかな?)はK-1PRIDEなどを中心に、国内外問わず、予選トーナメント、決勝トーナメント、ワンマッチ、隅から隅まで1試合も欠かさず(多分ね…)観ていましたし、格闘技通信も毎月欠かさず購入して無名のファイターもチェックしていました。


そして、格闘技を観ているだけでは飽きたらず、自分でも極真空手を習いに行ったりしましたが、まぁ、こちらは長続きしませんでしたね(笑)


好きな格闘家は沢山いすぎて絞りきれませんが、パッと思い浮かぶのは魔裟斗ミルコ・クロコップ、そして山本KID徳郁選手辺りですね。


このように、時代を限定されはしますが、僕の格闘技に対する思い入れは非常に強く、そして僕が格闘技にのめり込んでいた時代を彩っていた格闘家達は今でも僕にとって特別な存在なのです。


ただ、正直なところ、タトゥーだらけになって以降のKIDさんに関しては「それは流石にやり過ぎだろう…」と引いてしまい、若干敬遠していたのもまた事実です(苦笑)






そんな"KID離れ"が著しかった僕にとっては、総合格闘家でありながら、自身にとってはアウェイの舞台である立ち技ルールのK-1 MAXで快進撃を続けていた頃(2003年~2005年くらいまでかな‥)のKIDさんが至高でしたね。


特に金髪坊主に日焼けした肌というDQN全開の風貌で登場したK-1 MAXのデビュー戦は色んな意味で衝撃的でした。


見た目ばかり強そうな所謂"見かけ倒し"のファイターというのはK-1のリングでもよく見受けられるのですが、当時のKIDさんは見掛けだけではない"只者じゃない感"がテレビ越しでもビンビン伝わって来たんですよね。


対戦相手の村浜武洋選手もK-1 MAXの日本勢では実力者の筈なのですが、山本KID徳郁戦に至っては、異様とも言えるKIDさんの雰囲気に呑まれてしまっている印象で、ほぼ成す術無く敗れ去ってしまいます。


はっきし言って、この頃のKIDさんは"格好いい"と言うより"恐い"です。


魔裟斗さんには無い「対戦相手を殺しちゃうんじゃないか?」と思えるような"危なさ"がありましたね。






そんな、危ないくらい強かったガチムチのKIDさんが脳裏に焼き付いている僕だけに、その頃の姿など見る影もないくらい痩せてしまったKIDさんを見るのは辛かったですね。


未だに全盛期の頃の魔裟斗さんやKIDさんの姿を引き摺っている僕にとっては、あれから10年以上が経過した現在でも変わる事無く全盛期の魔裟斗さんとKIDさんが"格好いい男"の理想像です(まぁ、二人共に見た目はDQNですが…)


そんな憧れの男達の不幸なニュースは聞きたくないですからね…


KIDさんには持ち前の闘争本能と生命力で、病魔にも打ち勝ってほしいですね。