わたしは特におしゃれが好きなわけではありません。センスがいいわけでもないです。ファッション雑誌もほとんど読みません。美容院に行ったら真っ先に目を向けるのは「もんみや」のbrexのページ。総合情報系の雑誌の方が好きです。まあ、でもほとんど読みません。なので、若い女性の流行ってて持ってるバッグのブランドもわからないし、そもそもブランドがわからないし、ZARAにも行きません笑笑。

 

 人によっては周りについていくために頑張ってブランドを勉強し、わざわざ買いに行き、覚えたアイテムやワードを使いたがって羅列している人も多いでしょう。

流行っているコスメに関しても同じ、髪型だってそう。ほぼ興味がありません。わざわざこちらが興味ないって言ってるのに、いろいろ教えてくる人にはうんざりします。それでいてチグハグなメイクしてたら説得力ないじゃん。だがしかし、興味あることに関しては食いつきます。韓流大好きな友達がしつこく韓国コスメを持ってくるものだから(お礼のつもりらしい。ブレックスの試合に何回か連れて行ったりしたので。本当はほぼわたしのわがままに付き合ってもらっただけなんだけどね笑笑)、コスパが抜群じゃん。質も高い。パック、浸透力がハンパないって。今更かもしれませんが、国産は、の割に高いもんね。

 

 わたしは、わたしを振り回してくれる人が好きです。この友達はネガティブでしつこくて人の話は聞かず、自分が一番不幸だと思っているし、興味ないって言ってるのに、しつこく毎回毎回韓国コスメを持ってきました。「一回騙されたと思って使って」って、試供品やら、100こセット買ったから全種類1枚ずつあげるから使ってみてよってね。折れたカタチになったけど今では良かったと思っています。実際、彼女はわたしと違いオシャレが好きで、出かけるのも好きで、メイクとか可愛いもの、かっこいいもの、音楽フェスとか、UKロックとか大好きな人です。だから、そういった点では説得力があったというか、そういうところの信頼はありました。本筋から外れましたが、彼女は全く持って付き合いづらくわがままですが、でも捨てられない笑笑。まあまあ、わたしを振り回す困った友達です。

  

 わたしのブログを何回か読んでくれている方ならもう知ってるかもしれませんが、わたしも変えられない一本筋の通った哲学を持っています。普段は人に合わせることもあったり、ヘラヘラしてみたりすることもあります。怒られ慣れてるので、上司に怒られても、失敗して部下に笑われてもふにゃふにゃしていても、自分の自分が嫌いではないのです。きっと自信がある。だから何言われても平気なわけですね。ダメなものはダメなんだから間違ったのなら咎められる。それは上だろうが下だろうが関係ありません。

 

 わたしはおしゃれではありません。でも、着る服に迷いはありませんし、自分をダサいと思ったことはありません。髪型もそうです。女性らしく、ワンピースを着て、ロングヘアーの巻き髪が(マコさんは好みなのでしょうが笑)、男性ウケがいいことも知っていますがわたしが特にしたいスタイルではありませんし、わたしの個性ではありません。今までの彼氏の好みに合わせたことはありません。わたしのコンセプトがあるとするなら、「好きなものを好きなように着る」「服や髪型でいかに遊べるか」です。生き方も同じ。いかに自分の人生を生きられるか。結婚するときにこれを条件にして栃木に来ました。実際はそんなに勝手に行くものではないことも知っているし、家族を大事にしていないように思っている方もいらっしゃるでしょうが、わたしの子供たちはこの一風変わった母親を自慢に思っているようです。そもそも結婚自体しなくてもいいと思っていました。わたしの両親は結婚はただの選択肢の一つで、最高の選択肢だと思ってはいません。

 

 もし、おしゃれをしたいと思う人がいて、なんでオシャレになりたいのか考えて、人は可愛くなりたいしカッコよくなりたいし、なんでだろう。好きな人に好きになってほしいから。自分に自信を持ちたいから。視線を集めたいから、自分に目を向けてほしいから。いろいろあると思うけど、まずやることは、自分をしっかり持つこと。自分を知ること。人と比べることなく、個性を大事にできるようになること。揺るぎない自分のある人は目を引くだけの魅力があります。可愛いとかかっこいいとかだけではないんだけども。ある種、さまざまな見え方で目を引くこともあるけど、それは存在感というやつです。何を着てもどんな格好でも、また何を着たって恥ずかしくないし、様になるようになるし、むしろみんなが避けていたアイテムですらおしゃれアイテムになることもあります。

  

  (写真は比江島慎選手/ 宇都宮ブレックス No.6)

 

 このブログで、「それは個性」という回で比江島選手の魅力を語ったけれども、やっぱり個性なんです、人の魅力は。人自体の持つ魅力との合わせ技ですね。選ぶアイテムによってはより独特な味を引き出せると思います。

服は自由に選んで楽しんで着ることが一番大事だと思うし、今は選択肢が多い時代です。ただアイテムの活かし方はあると思っています。着方を間違うと、アイテムが台無しにあることがあります。モデルやマネキンが着用しているアイテムをそのまま着ても、またスタイル(この場合は肉体的な面で)が抜群に良くてモデル体型でも、まるでおしゃれにならない人もいます(なんでだろうと思うんです。身近にいるのですが)。何を着せてもしっくりこない。見た目の作りは悪くないはずなのに。

 

 おしゃれに関わらず、そのものの持つ意味やコンセプト、解釈を間違うと価値がとても下がります。洋服だけでなく、モノの持つ意味の解釈だけは間違わないように生きたいですね。