平成26年度 第7回農業実践スクール報告 2014/6/20,21

 

参加者 ◇稲作・畑作コース 田鎖さん、青山さん。

     EPSさん・9

     

6月20日(土)くもり。

EPSさんの第6回スクールは第3回目の田んぼの除草、大豆の播種、スッキーニの畝づくりと播種、小松菜、サンチュ等最後の収穫と片付け、実践スクールは「亀の尾」、「ササシグレ」の新調したエンジン付き田車除草機での除草と21日は午前中雨の為育苗ハウス内の整理と午後はトマトの整枝、誘引を行いました。充実した2日間でした。青山氏は水曜日まで滞在して茄子の定植、「亀の尾の」の田車除草、スイカの定植、ブロッコリーネットの張替え等行い25日昼過ぎ名古屋に帰りました。ご苦労様でした。


10:15 11:00 別荘畑に播種機「ごんべえ」で大豆播種。


・同時に二粒播種できます。手播きでは考えられない速さです。


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・支え合いながらの播種。まっすぐ播種するのは難しいなあ。条間は播種後管理機で除草できる幅60㎝は空けます。


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・何とか播種できました。


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11151200 「亀の尾」の田車除草。


・エンジン付き田車で除草。


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・だんだん慣れてきました。


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・手除草も試みました。手除草の結果が楽しみ。


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12001300 昼食 ワイン豚のとんかつ、味噌汁、サラダ。


13001530 三角畑でズッキーニの畝づくりと播種


・鍬を使っての畝づくり。


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・マルチも張ることが出来ました。ああ腰にくるなあ。



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マルチ畝に80∼90㎝ごとに播種しました。

16001645 塔が立ち始めた小松菜、サンチュ等収穫しました。

・小松菜の収穫と畝の整理。


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・サンチュの収穫、サンチュの茎はアスパラと同じ味、初めて知りました。


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13001700(田鎖さん・青山さん)

・エンジン付き田車除草機、威力抜群除草された水草が多量に浮いています。


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・給油中の青山氏。「ササシグレ」の除草。


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エンジン付き除草機の除草能力はカタログ上、1時間当たり16aですが田植えが上手に行え、正確に一定の条間間隔が保たれた条件下での話です。現実は条間が狭く、曲がっていたりするとそこは中断して田車機を持ち上げねばなりません。意外と時間がかかります。⒛aで3時間はかかります。かに初期作業の田植えを丁寧、正確に行うかがポイントです。



17:3018:30 入浴。

19:0020:00 「あめみや」さんにて夕食。

20:00~22:00 談笑後就寝。


 

22日(日) 小雨のち曇り。

6:30 起床。

7:408:10 朝食。


朝から雨で外での作業は断念、忙しさにかまけて4月に果菜類、稲苗の育苗後そのままに放置し雑草も大きくなった育苗ハウスの整理をすることにしました。

3人で午前中かかり整理がつきました。今年はハウス内に防草シートを張り巡らしたので昨年まで栽培していたトマトは栽培できません。資材倉庫として使うしかありません。午後は雨も上がりトマト世界一とステラミニトマトの整枝と誘引を行いました。その間にコガネモチの田んぼの田車除草も終えることが出来ました。

夕方にはお世話になっている丸の内の飲食店「にっぽんの…」の桂川店長が農場に来て頂きました。短時間の滞在でしたが田鎖さんの車に同乗できラッキーでした。


9:0012:00 育苗ハウスの除草と育苗資材の片づけ。


・整理がついた育苗ハウス内。


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12:0013:00 昼食。


13:0017:00 トマトの整枝と誘引。


17:30  レタス類、かぶ等収穫。


今回は実践スクールの写真少なく申し訳ありません。ご苦労様でした。



26年度 第5回農業実践スクール報告 2014/5/24,25

参加者 ◇稲作・畑作コース 田鎖さん、青山さん、矢野さん。

     稲作コース  25日 加藤君、自然栽培勉強会 高橋君、大塚さん。

     

5月24日(土)晴

午前中はEPSさんの参加者たちと「亀の尾」の手植えでの田植えを行いました。30㎝四方に株間、条間を開け道糸に沿って2本植え、途中5条のみ1本植を行いました。農場としても初めての手植えでした。どれほどの時間がかかるか予測が付かない状況でしたが12名で10:00過ぎから14:00前には終えることが出来ました。午後からの通常のスクールでは明日に予定している隣接する2反歩の田んぼの整地と育苗中の苗のアブラムシの除去を行いました。


EPSさん「亀の尾」手植えスタート。


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13:30 16:00  2反歩「亀の尾」機械植えの準備。

2回の荒起こしと代掻きの時に逆回転で隅に盛り上がる土を内側に移動させていたものの入水口付近と西側の一帯が高く整地を行いました。これも一度には無理で23年で修正が必要です。


・2反歩入水口付近の整地。


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16:30~17:30 育苗中の魁ピーマン、鷹の爪、ナス類のアブラムシ退治。

ナス科のピーマン類、ナス類は特にアブラムシが好み小さな新しい葉に所狭しと付いています。被害にあった葉は縮小して巻き上がり状態になり一目でわかります。被害が拡大しないうちに手でこすり一網打尽にします。粘着テープを使っても退治できるようです。


・魁ピーマンの退治。


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17:3018:30 入浴。

19:0020:00 「あめみや」にて夕食。

20:00~22:00 談笑後就寝。




5月25日(日) 晴れ。

6:30 起床。

7:508:20 朝食。

午前中は木村式自然栽培の稲作部会の自主勉強会との共催での2反歩の田んぼでの「亀の尾」の田植えと補植を行いました。高橋君と佐久から大塚さんが参加してくれました。午後は二手に分かれて田鎖さん、青山さん、加藤君とで補植の続き、もち米の「コガネモチ」の田植えと補植を八巻と矢野さんで行いました。


9:0012:00 2反歩「亀の尾」の機械植えと補植。

今年は2回の荒起こし(12月と4月中旬)と代掻き(田植え2週間前と3日前)を行い田んぼの状況は見た目でも昨年までとは大違い。散布した稲藁、切り株もトロトロ層の下に入ってしまったようです。それでも欠株が目立ち補植が必要でした。

・「亀の尾」補植中。


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昨年と比較にならないほど改善はされましたが欠株が多く発生する原因は何か、田植え機の苗を掻く装置の問題化、田んぼの状態が悪いのか、育苗トレーに播種する時の籾の散布状況にばらつきがあるのか、今年の場合は種籾の選別が甘く立ち枯れ病が発生したことも原因の一つの可能性がある。どうも種籾の選別と育苗トレーへの播種方法の改善が必要だ。種籾は秋の収穫時に実の多い、大きな粒の穂を選別して2.3ミリの篩にかけ塩水選も濃度を挙げて選別を厳しく行うことで改善を図ることにしよう。


12:3013:30 昼食。


13:3016:00 「亀の尾」の補植ともち米「コガネモチ」田植えと補植。

「ササシグレ」までの田植えは出来ませんでしたが6反の内の4反までの田植えと補植を終えることが出来ました。「コガネモチ」は補植も比較的少なく順調に田植えが完了しました。今回は種籾を新規購入した結果、自家採取した「亀の尾」、「ササシグレ」よりは苗自体の生育が極めてよく、同じ播種量にもかかわらずトレーに隙間なく詰まった状態で立ち枯れ病も発生しませんでした。このことが功を奏しているのでしょう。


・「コガネモチ」田植え完了。(1820トレー)


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16:0017:00 収穫。

収穫時期を迎えている葉物やみやまこかぶ等を土産代わりに収穫をしました。


ご苦労様でした。



平成26年度 第3回農業実践スクール報告 2014/4/19,20

参加者 ◇稲作・畑作コース 田鎖さん、青山さん、矢野さん、南雲さん。

     稲作コース 20日 加藤君、自然栽培仲間。

     

4月19日(土)晴。

前回から土曜日はイーピーエス㈱さんの2回目となる農業体験スクールと重なる形での実践スクールです。午後からは稲苗づくり、浸漬していた種籾の播種を行いました。昨年12月に田んぼから採取した土と米糠で発酵させた育苗土づくりから4か月、その育苗土を使い稲苗を育てるのです。いよいよ稲作も始まります。


13:30 16:00  種籾の播種、育苗トンネルの設置。

醗酵し乾燥した育苗土に川の水を適度に加え播種する床土づくりです。米糠を使い醗酵している為脂分があり吸水率が悪く事前に水気を含ませておくのです。おむすびを作るように育苗土を握って掌の上に乗せ振ると崩れる程度の含水率がベストです。野菜の育苗土も同じです。程よく作成した床土をトレーに一定の深さで詰めていきます。深さを一定にする定規が市販されています。


・稲苗用床土づくり。


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育苗用トレーに床土を充填した後床土の上に浸漬し、風呂で30度のお湯で芽出しした種籾を120g秤で計量して手で万遍なくばら播きます。この時の留意点は4辺の端に種籾の隙間が出ないことです。その為に隅から万遍無く播いていきます。


・隅から播くのがポイント。


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・きれいに万遍無く播かれています。


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播いたトレーに覆土を行います。この覆土も定規を使います。厚さは床土の約半分、播いた種籾が覆土に隠れる状態を保つよう慎重に行います。これで播種の完了です。この後は保温用の育苗トンネルの地面にはさ掛け用鉄パイプを敷きその上に播種済みトレーを並べていきます。


・慎重に覆土します。




・トンネルに並べていきます。




トンネルに並べた後十分に散水して透明ビニール、保温マットを掛けて育苗していきます。給水の際は如雨露の水滴が播種トレーの上でぼたぼた落ちないよう工夫が必要です。今回は床土の含水率も良く吸水率も良い状態でした。


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育苗トンネルの中は4月下旬晴れると45℃以上になります。日中はトンネルの一部を開け30度前後を保つように温度調節します。表面が乾いてきたら十分給水します。1週間ほどで芽が伸びてきます。


翌日のための育苗トンネルの増設を行いました。ハウスの北側で育苗トレー260枚が並びます。手前にササシグレ40枚、奥に亀の尾20枚を並べ育苗します。右側奥のトンネルにはEPSさん用亀の尾20枚を含めコガネモチ20枚、40枚を育苗します。合計100枚です。


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17:3018:30 入浴。

19:0020:00 「あめみや」さんにて夕食。

20:00~22:00 談笑後就寝。

今回は久しぶりに南雲さんが参加してくれました。現場が山梨の中央市ということで残りの受講も完了してくれそうです。近況等住まいなどについて語り合いました。


4月20日(日) 曇りのち小雨。

6:30 起床。

8:008:30 朝食。

午前中は木村式自然栽培の稲作部会の自主勉強会との共催で稲の種籾の播種講習会です。午後はレタス類の補植、じゃがいも4種、男爵、ホッカイコガネ、はるか、シャドークイーンの植え付けを行いました。今年は昨年の轍を踏まないよう小さいものはカットせず、出来るだけ丸ごとヘソを上に芽を下に植え付けました。


9:0012:00 種籾の播種。


前日と同じ内容なので写真中心の報告です。

前回のスクール46日に浸漬してから2週間、30度の風呂に二日間漬けて漸く芽が出ました。網袋を吊るし一晩水気を取り播種用種籾の完成です。



「育苗土の含水率調整」

・乾燥した醗酵育苗土に給水して十分に混ぜあわせます。


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「床づくり」

・育苗トレーに程よく水気を含ませた育苗土を床土とします。床土用(8㍉)、覆土用(4㍉)の定規を使います。


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「計量播種」

120g1トレーの種籾を万遍無く播種します。4隅から播くのがコツです。

 トレーの中心から播くと周辺がまばらになりがちです。田植え時に欠株の原因となります。播種した順に重ねて置き、播種完了後覆土していきます。


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「覆土」

播種後は覆土を行います。種籾を土に隠れた状態で慎重に行います。



・播種風景。(ササシグレ)


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・覆土したトレーは育苗トンネルに並べ十分に給水します。給水で種籾が表面に現れた個所は再度覆土を行います。表面が乾いてきたら給水をします。5月下旬までこの繰り返しで管理を行います。トンネルはビニールと保温マットで2重に覆います。日中は45度を超えますので一部開放して30度前後に調節します。芽が伸び始めると覆土を持ち上げてきます。乾いた状態ですと給水で床に落ちていきます。今日の自主研修はここまで無事終了しました。


・優しく散水。


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・表面に浮いた籾。手で再覆土します


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13:0015:00 レタスの補植。


レタス類の中で特に美味タスが害虫被害を受けました。今年の畑は違っても全般的な傾向でナス畑も約50%の被害を受けています。不織布を2重にした為温度が高くなり害虫の住処になった可能性があります。また別の原因としては古い不織布に卵が産み付けられていた可能性もあります。時期をずらせて栽培しようとしていたサンチュ、美味タスの苗があり穴埋めをいたしました。

・レタスの補植、


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15:3016:45 じゃがいも4種の植え付け。


今年のじゃがいもの植え付けは昨年と同じ1反畑で栽培することにしました。但し南斜面の畑で昨年は斜面に沿って南北に畝を作りましたが今年は長い東西に畝を作りました。男爵、シャドークイーン、はるか、ほっかいこがねの4種類を各20㎏、昨年の倍植え付けました。EPSさんの分も含まれています。

平均260株/2畝の植え付けとなりました。畝の取り方と種芋のカットの仕方、

ヘソを頭にした植え付け方とかなり昨年とは工夫を凝らした植え付けです。

さて7月の収穫はどれくらいになるでしょうか。


・どこをカットするか。


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・ほっかいこがねの植え付け。


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421日(月) 曇り小雨続く。


9:0012:00 昼食挟んで13:0018:00

トマト、大玉トマトの世界一、ミニトマトのステラトマトの鉢上げを二人で完了しました。316日に播種したトマトも35日目で鉢上げを迎えました。

徒長気味の世界一は鉢上げ段階で横植えにしました。根が増えることを願っています。


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18:0019:00 パノラマの湯へ。

19:0022:00 夕食、談笑。


422() 晴れのち曇り。


8:309:30 トマトの鉢上げの続き。


残っていたステラトマト、ボンデローザの鉢上げを行いました。

10:0012:00 じゃがいも4種の丸ごと植え付け。


・南アルプスを背景に植え付け穴を開ける青山さん。


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12:3013:30 オルゴール館訪問、ロックにて昼食。

13:3015:00 ハウス畑のレタス畝しずか、サンチュ畝の補植と不織布撤去。


今回はここでスクール修了。ご苦労様でした。