今年の夏、オーキド博士等の声を当てられている声優の石塚運昇さんがおなくなりになりました。


 僕はポケモンと一緒に人生を過ごしてきました。4歳くらいの時にお兄ちゃんに借りた緑バージョン、初めてのゲームだったんで齧り付くように遊びました。物心ついた時にクリスマスに買ってもらった銀バージョン。本当に楽しくて時間を忘れるくらいやり込みました。未だにカントー地方への一歩を踏み込んだ時の感動は忘れられません。ポケモンと一緒に、サトシと一緒に育ってきました。



 先日ふと部屋を掃除をしていたらポケモン映画のDVDが出てきて、久しく見ていなかった「セレビィ時を超えた時空」をなんとなくつけてみました。冒頭はオーキド博士のナレーションから始まり、そこにはポケモン達の世界が広がっています。その時仕事で疲れていたのもあったのか なんだか凄く感動して、ふとこのナレーションをもう新しいアニメで聞くことはできないんだなと実感が湧いてきました。オーキド博士の語りを聞くだけで夏休みにお小遣い握りしめて見に行ったあのワクワクが蘇ってきます。広がるポケモンの世界。エンディングの藤井フミヤさんの「明日天気にしておくれ」を聴きながら涙が止まりませんでした。




 この年になってくると、今まであたりまえにあったものが急になくなってしまう。そんな体験も少なくありません。でも1人の声優がいなくなってしまっただけでこんなに寂しいものなのかと。それほど僕にとってポケモンは身近にあるもので、あの声のオーキド博士がいないことがすごく不自然なことなんです。僕が物心つかないころからあって、今の子供達にも世代や場所を問わずに人気があり続けるポケットモンスター縮めてポケモン。上手く言えないけど、それがとっても素晴らしいものだなと改めて実感しました。


きみがいつかであう

みらいのこどもたちに

ことしのなつのものがたり

きかせてあげよう


ポケモンアニメエンディング ピカピカまっさいチュウより